無料でExcelをPDFに変換する方法（初心者向け・ソフト不要）

無料のツールを使ってExcelをPDFに変換する方法

「Adobe Acrobat オンラインツール」でExcelをPDFに変換する方法を、実際のツール画面の画像を載せながら解説していきます。

Acrobat オンラインツールは、PDFの開発元である「アドビ」が提供しています。
そのため、書式の維持をはじめとした様々な点で、PDF変換ツールとしての品質が高いです。
「他の方法では、見た目が変わってしまったり、エラーが出て変換できなかったりした」という方もぜひ試してみてください。

また、ブラウザで動くオンラインツールなので、ページを開くだけですぐに使えます。
会社のセキュリティルールの都合上、PCにソフトのインストールができない方も利用可能です。

では、実際に変換の手順を見ていきましょう。
難しい操作はまったく出てこないので、安心してお進みください。

【手順1】Excelファイルをアップロードする
【手順2】PDFファイルをダウンロードする
【参考】PDFファイルをリンクで共有する

※ Acrobat オンラインツールでの変換なら、Excelの元ファイルはPCに残るので、消えてしまう心配はありません。

PDFに変換した後に使える便利な機能

Acrobat オンラインツールの機能は、ExcelからPDFへの変換だけではありません。
PDFの整理やファイルサイズの軽量化といった、PDFの管理や共有に活用できる便利な機能がいくつもあります。

（また、後述するように、WordやPowerPointファイルからPDFへの変換や、PDFからOfficeファイルへの変換も可能です。）

本章では、その中でも特にExcelをPDFに変換したときに便利な機能を4つご紹介します。

1．PDFのトリミング
2．PDFのページを整理（抽出・削除など）
3．PDFを圧縮
4．PDFを保護

Acrobat オンラインツールの「PDFをトリミング」機能を使うと、ページ内の不要な部分を取り除いて、特定箇所のみをPDFに残すことができます。

例えば、「ページ内のデータのうち、この表だけをPDFにしたい」「周囲の余白を狭めたい」などの場面で非常に便利です。

Acrobat オンラインツールの「PDFをトリミング」機能を使う

Acrobat オンラインツールの「PDFのページを抽出」や「PDFのページを削除」の機能を使うと、文字どおり特定のページのみを抽出したり、削除したりすることができます。

元のExcelファイルが多数のデータを扱っている場合、変換後のPDFのページ数も多くなるでしょう。

その中の特定のページだけをPDFに残したり、逆にPDFから削除したりすることで、無駄なページがないファイルを用意できます。

Acrobat オンラインツールの「PDFのページを抽出」機能を使う
Acrobat オンラインツールの「PDFのページを削除」機能を使う

ExcelファイルをPDFに変換すると、ファイルサイズが大きくなる場合があります。サイズによってはメールに添付できないこともあるため、事前に圧縮しておくことがオススメです。

そのようなときに便利なのが、Acrobat オンラインツールの「PDFを圧縮」機能です。

PDFをアップロードするだけで、カンタンにファイルサイズを軽量化できます。

Acrobat オンラインツールの「PDFを圧縮」機能を使う

ExcelをPDFに変換する場合、元のファイルが機密性の高いものであることも少なくないでしょう。
そのようなときは、Acrobat オンラインツールの「PDFを保護」機能を使えば、PDFにパスワードをかけてファイルを保護できます。

パスワードを設定すると、Acrobat オンラインツールが自動的にその強度を「弱、中、強、最強」の4段階で判定してくれます。
これにより、誰でも安全なパスワードを作成することが可能です。

Acrobat オンラインツールの「PDFを保護」機能を使う

次の章では、Acrobat オンラインツールに関するQ&Aをご紹介します。
利用を迷われている方にはきっと参考になるので、ぜひ確認してみてください。

Windows以外に、Mac、スマホ、タブレットでもExcelをPDFに変換できますか

はい、変換できます。

Acrobat オンラインツールはブラウザ上で動きます。
そのため、WindowsのPCだけでなく、Mac・スマホ（iOS・Android）・タブレットなど、あらゆる環境で使用できます。

職場とプライベートとで複数のデバイスを使い分けている場合でも、同じ操作性でツールを利用できます。

無料でExcelをPDFに変換できますか

はい、無料で変換できます。

Acrobat オンラインツールなら、今回ご紹介したExcelからPDFへの変換に加えて、PDFに関する20以上の機能を無料で使用可能です。

ただし、無償版のAcrobat オンラインツールには使用回数の制限があります。

回数を気にせずに使いたい方は、有償の「Acrobat Standard」や「Acrobat Pro」、「Creative Cloud」のコンプリートプランがオススメです。
これらのプランなら、快適な操作性はそのままに、使用回数を気にすることなく利用できます。
PDF関連の業務が多い方は、ぜひ検討されてみてください。

安全にExcelをPDFに変換できますか

はい、安全に変換できます。

Acrobat オンラインツールは、アップロードされたファイルを暗号化するため、安全です。
ログインせずにAcrobat オンラインツールを利用した場合、アップロードしたファイルはサーバーから削除されるようになっています。
ログインした場合は、アップロードや変換したファイルは暗号化されたのち、Adobe クラウドストレージに自動で保存され、いつでも削除できます。
（セキュリティに関する取り組みについて詳しくは「アドビのセキュリティについて」もご確認ください）

ソフトのインストールをせずにExcelをPDFに変換できますか

はい、ソフトをインストールせずに変換できます。

Acrobat オンラインツールを使うための準備は、普段から利用されているGoogle ChromeやMicrosoft Edge、Safariなどでツールのページを開くことだけです。
PCやスマホに新しくソフト・アプリをインストールする必要はありません。
そのため、会社の規定で新しいソフトを端末にインストールできないという人にもオススメです。

WordやPowerPointをPDFに変換することはできますか

Acrobat オンラインツールなら、Excelに加えて、WordやPowerPointもPDFに変換できます。

また、PDFからExcel・Word・PowerPoint・JPGなどに変換することも可能です。

● Excel以外からPDFへの変換

・WordをPDFに変換
　・PPTをPDFに変換
　・JPGをPDFに変換

● PDFからの変換

・PDFをExcelに変換
　・PDFをWordに変換
　・PDFをPPTに変換
　・PDFをJPGに変換

また、有償の「Acrobat Standard」や「Acrobat Pro」、「Creative Cloud」のコンプリートプランを契約することで、快適な操作性はそのままに、使用回数を気にせず利用できます。

「Acrobat オンラインツールについて、詳しく知りたい」という方は、以下のガイド記事がオススメです。

はじめてのAdobe Acrobat オンラインツール完全ガイド（概略版）

PDFに関する様々なシーンで役に立つ「Adobe Acrobat オンラインツール」を、ぜひ試してみてください。

（編集：ウェブライダー）