ビジネスや学術などの様々なシーンで、WordファイルをPDFに変換する場面があります。
例えば、以下のような要望は多くの方がお持ちになっていることでしょう。
「書類を、どんな環境でも同じ状態で表示できるようにしたい」
「履歴書やレポートなどを、PDF形式で送付するように指示された」
「テキスト資料を、綺麗な見た目で印刷したい」
「Microsoft Wordがなくても、ファイルを開けるようにしたい」
WordをPDFに変換するツールには様々なものがありますが、特にオススメなのが、PDFの開発元であるアドビが提供する「Adobe Acrobat オンラインツール」。
無料で使えることに加えて、操作もカンタンなので、PCに慣れていない人にもピッタリです。
Acrobat オンラインツールはブラウザで動くので、新しくソフトをインストールする必要はありません。
ページを開くだけでPC（Windows・Mac）でもスマホ（Android・iOS）でもすぐに使用できます。
この記事では、「Adobe Acrobat オンラインツール」の使い方を、実際の画面の画像を載せながらわかりやすく解説します。
Acrobat オンラインツールは、Wordだけでなく、ExcelやPowerPointのファイルをPDFへ変換することもできます。
ビジネス・学術などシーンを問わず、書類に関する色々な場面で役に立ちますので、ぜひお試しください。
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無料のツールを使ってWordをPDFに変換する方法
本章では「Adobe Acrobat オンラインツール」を使って、WordをPDFに変換する方法を具体的に解説します。
冒頭でも触れましたが、「Adobe Acrobat オンラインツール」はPDFを開発したアドビが提供しているツールです。
そのため、PDF変換ツールとしての品質が高く、「他の方法でWordからPDFに変換しようとしたけれど、問題が発生した」という方でも安心してご利用いただけます。
また、ネット環境があれば無料ですぐに使えるので、「会社の規定で、アプリやソフトのインストールができない」という場合でも使えます。
変換手順は以下のとおり非常にシンプルです。
ファイルをドラッグ＆ドロップするだけのカンタン操作で、WordをPDFファイルに変換できます。
【手順1】Wordファイルをアップロードする
【手順2】PDFファイルをダウンロードする
【参考】PDFファイルをリンクで共有する
【手順1】Wordファイルをアップロードする
まず、Acrobat オンラインツールの「WordをPDFに変換」ページを開きます。
そのうえで、以下のいずれかの方法で、PDFに変換したいWordファイルをアップロードしてください。
1．グレーの破線で囲まれているエリアに、Wordファイルをドラッグ＆ドロップする
2．中央の「ファイルを選択」ボタンからWordファイルを選ぶ
【手順2】PDFファイルをダウンロードする
画面左上の「ダウンロード」ボタンからPDFを保存できます。
これだけで、ダウンロードは完了です。
保存したファイルは、以下をはじめとした様々な方法で開くことができます。
・ブラウザ（Google ChromeやMicrosoft Edge、Safariなど）
・Mac標準の「プレビュー」
・PDFソフト（Adobe Acrobat Reader）
【参考】PDFファイルをリンクで共有する
変換後のPDFファイルを他の人に見てもらいたい場合、実はダウンロードしてメールやチャットなどに添付する以外にも方法があります。
それが、リンクでの共有です。
リンクで共有すれば、送られた相手は、PDFをダウンロードしなくてもブラウザ上で内容を確認できます。
※ 必要であればダウンロードしてもらうことも可能です。
そのため、相手のストレージ容量を圧迫する心配がありません。
また、メール添付のファイルサイズ上限を気にしなくてよいことも大きなメリットです。
共有用のリンクを発行するには、「ダウンロード」の右側にあるリンクボタンをクリックします。
以上で共有リンクの発行は完了です。
そのまま、メールやチャットツールなどに貼り付けて、ファイルを共有しましょう。
さて、ここまで、WordファイルをPDFに変換する方法について解説してきました。
実は、Acrobat オンラインツールには、WordからPDFへの変換以外にも、ブラウザで使えるPDF関連機能が20種類以上あります。
次の章では、その中で特にオススメなものをご紹介します。
PDFに変換した後に使える便利な機能
WordをPDFに変換した後に、以下のようなお困りごとに直面することは珍しくありません。
「不要なページが含まれているので、削除したい」
「ファイルサイズが大き過ぎて、PDFファイルをメールに添付できなかった」
Acrobat オンラインツールには、このような場面にピッタリな以下の機能があります。
1．PDFのページを整理（抽出・削除など）
2．PDFを圧縮
これらの機能を使って、ページを整理したり、ファイルサイズを軽量化したりしてみてください。
以下でそれぞれの概要をご紹介します。
1．PDFのページを整理（抽出・削除など）
Acrobat オンラインツールの「PDFのページを抽出」や「PDFのページを削除」は、PDFファイルのページを整理する際に便利な機能です。
例えば、「PDFファイルの3ページ目だけを共有したい」「10から15ページ目は不要だからPDFから消したい」といった場合に、必要なページだけを抽出したり、削除したりすることができます。
2．PDFを圧縮
PDFのファイルサイズが大きいと、ストレージ容量を圧迫してしまったり、メールに添付できなかったりする可能性があります。
そのようなときは、「PDFを圧縮」機能で軽量化しましょう。
この機能を使えば、PDFファイルをアップロードするだけで、カンタンにファイルサイズを小さくできます。
Acrobat オンラインツールの「PDFを圧縮」機能を使う
WordをPDFに変換した後に便利な機能のご紹介は以上です。
次の章では、Acrobat オンラインツールに関するQ&Aをご紹介します。
利用を迷われている方にはきっと参考になるので、ぜひ確認してみてください。
WordをPDFに変換するときのよくある疑問と回答
「Acrobat オンラインツールでWordをPDFに変換できることはわかったけれど、このまま使い始めて大丈夫かな」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
そこでこの章では、Acrobat オンラインツールに関する以下のような疑問についてお答えしていきます。
・Windows以外に、Mac、スマホ、タブレットでもWordをPDFに変換できますか
・無料でWordをPDFに変換できますか
・安全にWordをPDFに変換できますか
・ソフトのインストールをせずにWordをPDFに変換できますか
・ExcelやPowerPointをPDFに変換することはできますか
Acrobat オンラインツールが自分に向いているかを確認したい方は、気になる項目をチェックしてみてください。
Windows以外に、Mac、スマホ、タブレットでもWordをPDFに変換できますか
はい、変換できます。
Acrobat オンラインツールはブラウザ上で動きます。
そのため、WindowsのPCだけでなく、Mac・スマホ（iOS・Android）・タブレットなど、あらゆる環境で使用できます。
職場とプライベートとで複数のデバイスを使い分けている場合でも、同じ操作性でツールを利用できます。
変換したいファイルをわざわざ別のデバイスに転送しなくても、その場ですぐに変換できて便利です。
無料でWordをPDFに変換できますか
はい、無料で変換できます。
Acrobat オンラインツールなら、今回ご紹介したWordからPDFへの変換に加えて、PDFに関する20以上の機能を無料で使用可能です。
ただし、無償版のAcrobat オンラインツールには使用回数の制限があります。
回数を気にせずに使いたい方は、有償の「Acrobat Standard」や「Acrobat Pro」、「Creative Cloud」のコンプリートプランがオススメです。
これらのプランなら、快適な操作性はそのままに、使用回数を気にすることなく利用できます。
PDF関連の業務が多い方は、ぜひ検討されてみてください。
安全にWordをPDFに変換できますか
はい、安全に変換できます。
Acrobat オンラインツールは、アップロードされたファイルを暗号化するため、安全です。
ログインせずにAcrobat オンラインツールを利用した場合、アップロードしたファイルはサーバーから削除されるようになっています。
ログインした場合は、アップロードや変換したファイルは暗号化されたのち、Adobe クラウドストレージに自動で保存され、いつでも削除できます。
（セキュリティに関する取り組みについて詳しくは「アドビのセキュリティについて」もご確認ください）
ソフトのインストールをせずにWordをPDFに変換できますか
はい、ソフトをインストールせずに変換できます。
Acrobat オンラインツールを使うための準備は、普段から利用されているGoogle ChromeやMicrosoft Edge、Safariなどでツールのページを開くことだけです。
PCやスマホに新しくソフト・アプリをインストールする必要はありません。
そのため、会社の規定で新しいソフトを端末にインストールできないという人にもオススメです。
ExcelやPowerPointをPDFに変換することはできますか
Acrobat オンラインツールなら、Wordに加えて、ExcelやPowerPointもPDFに変換できます。
また、PDFからWord・Excel・PowerPoint・JPGなどに変換することも可能です。
● Word以外からPDFへの変換
● PDFからの変換
カンタンにWordをPDFに変換できる「Adobe Acrobat オンラインツール」
Acrobat オンラインツールは、今回ご紹介したWordからPDFへの変換をはじめとする、PDF関連の20以上の機能を無料で使えます。
また、有償の「Acrobat Standard」や「Acrobat Pro」、「Creative Cloud」のコンプリートプランを契約することで、回数を気にせずに使用することも可能です。
Acrobat オンラインツールについてもっと知りたい方は、以下の記事を参照してください。
はじめてのAdobe Acrobat オンラインツール完全ガイド（概略版）
「Adobe Acrobat オンラインツール」は、PDFにまつわる様々なニーズにお応えします。
この機会にぜひお試しください。
（編集：ウェブライダー）
https://milo.adobe.com/libs/img/mnemonics/svg/acrobat-pro-64.svg
ぜひAdobe Acrobatオンラインツールをお試しください
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以下の記事では、PDFに関するお役立ち情報をご紹介しています。Adobe Acrobat オンラインツールを使って、日々の業務を効率化する方法をご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
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