【無料】安全にPDFを圧縮する方法（オンラインツールで完結）
ビジネス文書から大学の論文まで、PDFファイルは幅広い場面で活用されています。
しかし、ファイルサイズが大きいと、ファイルを開くのに時間がかかったり、ストレージの保存容量を圧迫したりしてしまいます。
そんな時は、無料の「Adobe Acrobat オンラインツール」を使って、PDFファイルを圧縮しましょう。
たった2つの手順でカンタンにPDFファイルの圧縮が可能です。
Acrobat オンラインツールは、ソフトのダウンロードが不要で、インターネット環境があればページにアクセスするだけで使えます。
PCやスマホといったデバイスを問わず使えるので、気軽にお試しください。
無料でPDFを圧縮できる「Adobe Acrobat オンラインツール」とは
「Adobe Acrobat オンラインツール」は、PDFを開発したアドビが提供する無料のPDF編集ツールです。
以下の3つの特長があり、PDFの圧縮や変換といった編集作業をカンタンかつ安全に行えます。
1．ドラッグ＆ドロップで直感的に操作できる
2．ブラウザで使えるため、インターネット環境があれば、PCやスマホといったデバイスやWindowsやMacといったOSを問わず使用可能
3．アップロードしたデータは暗号化されるため、安全に使える
※セキュリティに関する取り組みについて詳しくは「アドビのセキュリティについて」もご確認ください。
Acrobat オンラインツールでPDFを圧縮する方法
Acrobat オンラインツールの「PDFファイルを圧縮」の機能を使えば、たった2つの手順でPDFファイルをカンタンに圧縮できます。
ここからはその手順を紹介します。
【手順1】圧縮したいファイルをアップロードする
まずは、「PDFファイルを圧縮」ページにアクセスしましょう。
圧縮したいPDFファイルを、ページの枠線内にドラッグ＆ドロップするか、「ファイルを選択」から選択します。
すると、ファイルが自動的にアップロードされ、【手順2】の画面に進みます。
【手順2】圧縮レベルを選択して圧縮する
圧縮レベルを「高」「中」「低」から選んでから、「圧縮」をクリックすると、圧縮されたPDFファイルがプレビューで表示されます。
ファイルの容量をなるべく小さくしたい場合は「高」を、画質を優先したい場合は「中」や「低」を選んでください。
プレビュー画面の左に表示される「ダウンロード」をクリックして、PDFファイルをダウンロードしましょう。
これだけでPDFファイルの圧縮は完了です。
PDFファイルを圧縮すると、ファイルの保管や共有がスムーズになります。
ここで、改めてPDFファイルを圧縮するメリットやデメリットを確認しておきましょう。
PDFを圧縮するメリットとデメリット
PDFファイルを圧縮すると業務効率化に役立つ一方で、ファイルの画質が粗くなる場合があります。
PDF圧縮のメリットとデメリットを、それぞれ詳しく見ていきましょう。
【メリット1】ストレージ容量を節約できる
一つひとつのPDFファイルのサイズが大きいと、ファイルを保存しているハードディスクや各種ツールのストレージの容量を圧迫します。
その結果、ハードディスクの買い増しや、大容量のデータを保存できる上位プランの契約が必要になることも。
保存する前にPDFファイルを圧縮しておけば、限られたストレージに、たくさんのファイルを保存できます。
【メリット2】メールに添付して送受信できる
容量の大きなPDFファイルは、メールに添付できないことがあります。
例えばGmailの場合、添付ファイルの上限サイズが25MBで、それよりも大きなサイズのファイルはメールに直接添付できません。
メールに添付できるファイルサイズの上限を超えてしまったPDFファイルは、圧縮して軽量化することで、添付できるようになります。
【メリット3】ファイルをスムーズに開けるようになる
ファイル容量が大きいと、ファイルをダウンロードしたり開いたりする際に時間がかかる場合があります。
そのようなときも、PDFファイルの圧縮が便利です。
ファイルを軽量化しておくと、自分だけでなく受け取った相手もスムーズにファイルをダウンロードしたり開いたりできるようになります。
【デメリット】画質が粗くなる場合がある
PDFファイルを圧縮すると、データの容量が小さくなるぶん、画像の解像度が下がり画質が粗くなる場合があります。
ファイルの用途によっては「圧縮度はある程度抑えて、画質のよさを優先したい」という場合もあるでしょう。
Acrobat オンラインツールを使うと、圧縮レベルを3段階から選べるので、ファイルの用途に応じて柔軟に圧縮度を調整できます。
例えば、よい画質のまま圧縮したい場合は「中」や「低」のレベルで圧縮するといったことが可能です。
ここまで、PDF圧縮のメリットとデメリットを説明しました。
PDFファイルを圧縮した後、メールやチャットでファイルを共有したり、PDFファイルに追記したりしたい場合もあるでしょう。
そのようなときにも、Acrobat オンラインツールは非常に便利です。
Acrobat オンラインツールには、ファイルをスムーズに共有する機能や、PDFファイルを編集できる機能が備わっているので、他の作業まで一気通貫でできます。
続いて、PDFファイルの圧縮とあわせて使うと便利な機能を紹介します。
PDFの圧縮機能とあわせて使うと便利な5つの機能
Acrobat オンラインツールでは、PDFに関する20以上の機能を提供しています。
ここでは「PDFファイルを圧縮」と一緒に使うと便利な機能を5つ紹介します。
どれもブラウザ上でカンタンに作業できるので、PDFを使うことが多い方はぜひお試しください。
- PDFファイルのページの削除
- PDFファイルの分割
- PDFファイルをURLで共有
- PDFへのパスワード設定
- 電子サインを依頼
1．PDFファイルのページの削除
Acrobat オンラインツールの「PDFファイルのページを削除」を使うと、PDFファイル内の一部のページを削除できます。
不要なページを削除することで、ファイルサイズを小さくできます。
PDF圧縮前に不要なページを削除したり、PDF圧縮後にさらにファイルサイズを小さくしたりする際に便利です。
2．PDFファイルの分割
Acrobat オンラインツールの「PDFファイルを分割」を使うと、PDFファイルをページ単位で分割できます。
一つのPDFを複数に分割することで、一つあたりのファイルサイズをコンパクトにできます。
PDFファイルのページ数が多く目当てのページを探しにくい場合も、分割すると整理しやすくなります。
3．PDFファイルをURLで共有
Acrobat オンラインツールでPDFを編集すると、ダウンロード画面が開きます。
ダウンロード画面では、PDFファイルをダウンロードできるだけでなく、共有用リンクの取得も可能です。
リンクをメールやチャットで送信するだけでPDFを共有できるため、ファイルをメールに添付して送信するよりもカンタンなうえ、メールの添付ファイルサイズを気にする必要もありません。
本機能は無償版でもご利用可能ですが、メールアドレスの登録が必要です。
4．PDFへのパスワード設定
Acrobat オンラインツールの「PDFの保護」を使うと、PDFファイルにパスワードを設定して保護できます。
パスワードを設定すれば、第三者にPDFファイルを共有したときも、パスワードを知っている人のみがファイルを閲覧できる状態となり安全です。
5．電子サインを依頼
Acrobat オンラインツール「電子サインを依頼」を使うと、オンラインでPDFファイルへの電子サインの依頼ができます。
ファイルのダウンロードや印刷、スキャンなどの作業は不要なため、契約工程を短縮できます。
PDFの編集をカンタンにできる「Adobe Acrobat オンラインツール」
Adobe Acrobat オンラインツールには20以上の機能があります。
詳しくは以下のガイドをご覧ください。
はじめてのAdobe Acrobat オンラインツール完全ガイド（概略版）
ちなみに、Google Chromeのブラウザをお使いの場合は、Google Chrome拡張機能を追加すると、ワンクリックでAcrobAcrobat オンラインツールを立ち上げられて便利です。
PDFを扱う機会が多い方は、以下のリンクから拡張機能を追加できるので、ぜひお試しください。
Acrobat オンラインツールのGoogle Chrome拡張機能を使ってみる
PCでもスマートフォンでもPDFを扱う機会が多い今だからこそ、PDFのファイルサイズに配慮したいもの。
この記事でご紹介したように、ひと手間をかけるだけで、カンタンにPDFを圧縮できます。
自分にとっても相手にとってもPDFファイルを扱いやすくなるので、ファイルの保存・共有前に圧縮してみてくださいね。
Adobe Acrobatオンラインツール「PDFファイルを圧縮」を使ってみる
（編集：ウェブライダー）
https://milo.adobe.com/libs/img/mnemonics/svg/acrobat-pro-64.svg
ぜひAdobe Acrobatオンラインツールをお試しください
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