スマホひとつで、チョコレートの魅力をいつでも発信。SNS投稿から紙媒体まで

株式会社グランプラスで広報を務める古内裕美さん。同社は1991年に設立されたチョコレートメーカーで、ベルギーチョコレートの製造とOEMを手がけています。

古内さんは、広報という立場でECサイトの運営やSNSでの情報発信、パッケージやリーフレットなどのデザイン制作も担当されています。今回は、古内さんがお仕事で最も活用されているデザインアプリ「Adobe Express」について詳しくお話を伺いました。

学生時代にファッションやアートを学び、スマートフォンアプリでの写真加工が趣味だったという古内さん。Adobe Photoshop ExpressやAdobe Lightroomなどの写真編集アプリを使う中で、Adobe Expressに出会ったそうです。

「Adobe Expressはリブランドを経るごとに機能が拡張され、写真加工アプリからビジュアルコンテンツ作成の総合ツールへと進化してきた印象があります。私が知った頃はAdobe Sparkという名前でしたが、その頃から既に写真加工以外のSNS投稿用の画像作成やレイアウトデザイン等、幅広い用途で使えるアプリだなという印象を持っていました」

古内さんがAdobe Expressの存在を知ったのは、2020年に実施されたレディー・ガガとのコラボコンテストがきっかけでした。「大好きなレディー・ガガとアドビがコラボしている!」と、応募を心に決めたそうです。応募作品の制作にはAdobe Spark(当時の名称)の使用が条件とされていたことから、古内さんはこの機会にアプリを試してみることにしました。

A collage of a cover Description automatically generated

「コンテストへの応募を通して、利用できる素材の豊富さ、編集機能の多機能ぶりに魅了されました。ポスターやチラシのようなレイアウトをテンプレートからかんたんに作れたり、アニメーション機能でSNS投稿用の動画も手軽に作成できたりする点に大きな魅力を感じました。

レディー・ガガとのコンテスト企画を通してAdobe Sparkの様々な機能に触れ、クリエイティブの幅が広がったように感じます。もともとAdobe IllustratorやAdobe Photoshopを使い慣れていたこともあり、それらのツールに通じる操作性の良さにも惹かれました。

スマートフォンひとつで本格的な制作ができる点は、画期的ですね。もちろんセンスは必要ですが、プロのデザイナーでなくても直感的に使えるところがAdobe Expressの長所だと感じています」

SNS投稿から紙媒体までスピーディに制作

普段のお仕事から、Adobe Expressをフル活用されている古内さん。広報業務の一環で、SNS運用からECサイト、パッケージデザインに至るまで、様々なビジュアルコンテンツを制作されています。

古内さんは、企業の広報担当として、Adobe Expressのどのような点に魅力を感じているのでしょうか。

「SNS投稿だけでなく商品パッケージやリーフレット、ポップといった紙媒体のデザインにもAdobe Expressを使っています。IllustratorやPhotoshopの方が精密な調整ができますが、現場の声を反映して細かな修正を加えるといった作業は、Adobe Expressの方がスピーディです。

電車に乗っているときでも、かんたんな修正ならできてしまうんですよ。例えばキャンペーン内容や期間が急に変わり『明日までに変更したい』というときは、5〜10分程度で画像制作から投稿準備まで終えられるのですよね。本当におすすめです。

特にSNSで訴求するコンテンツ制作においては、PCで立ち上げるよりも早く、iPhone内でAdobe Expressを使って制作してそのまま投稿することが多いです。スマートフォンひとつで、ここまで本格的なビジュアルコンテンツが作れるのは素晴らしいですよね。使い方次第で、デザイナーでなくともハイクオリティなクリエイティブをかんたんに作れるのは助かります」

例えばInstagramの投稿画像を作る際には、Adobe Expressで商品写真を加工し、キャッチコピーやロゴなどを配置してレイアウトを整えます。豊富にテンプレートが用意されているため、ゼロから作るよりもはるかに効率的に、見栄えのする投稿がかんたんに作れるとのこと。通年で販売しているチョコレートも、季節やイベントによって印象をすぐに変えることができます。

A box of chocolates Description automatically generated

「Adobe Expressなら、商品の魅力がダイレクトに伝わる短尺動画も作れます。この投稿の動画は『バトンショコラ』という商品のビジュアルを訴求したものですが、実は動画ではなく、静止画に『ズーム』のアニメーションを加えて作っているんです」

静止画の商品写真にアニメーションで動きをつけることで、動画素材を使うことなく動画コンテンツを作ることができるわけです。

古内さんは「伝えたいメッセージに合わせてテンプレートから選べるので、専門的な知識がなくても、動画や紙媒体など、あらゆるフォーマットで訴求力のあるコンテンツが作れる」と話します。Adobe Expressは、グランプラス社のコンテンツ制作において幅広く活躍しているようです。

デザインの幅を広げるフォントコレクション

数多くの写真加工アプリがある中、古内さんがAdobe Expressを選ばれた理由についても伺いました。

「写真加工に特化したツールと比べると、レイアウト編集など、グラフィックデザインの範疇に踏み込んだ機能が充実しているのがポイントですね。かんたんに使えるテンプレートのおかげで、トンマナを統一しながら用途に応じたアレンジができます。

フォントや素材の豊富さも素晴らしいですね。弊社のお取引先様は国内外におり、フランス語や英語など、多言語に対応したデザインの制作も必要です。フォントひとつで印象が変わるので、Adobe Fontsの豊富なラインナップは大変役に立っています。Adobe Expressは色味の調整やフォントのバリエーションが豊富なので、デザインの幅を広げられるんですよね。

Adobe Stockと連携している点も重要です。契約している素材なら、アプリ内ですぐに検索して使えるのは便利ですね。スマートフォンだけでここまでできるのはすごいと思います」

他にも、アドビが提供するツールということで信頼性が高く、PhotoshopやIllustratorなど他のクリエイティブ製品とも連携できるため、制作フローに組み込みやすいことにメリットを感じられています。組織で仕事をする上で、部署間でのファイルのやりとりは避けては通れないもの。PSDやAIファイルの読み込みやライブラリを使った連携機能は、デザイン制作におけるコミュニケーションコストを減らし、円滑で効率的な制作を可能にします。

独自の製法やこだわりを発信していきたい

最後に、古内さんにグランプラス社としてどのような活動に注力していきたいか伺いました。

「引き続き、ブランディング領域においてAdobe Expressを活用していきたいです。弊社はチョコレートのOEM製造だけでなく、自社ブランドの小売も展開しています。パッケージデザインはもちろん、チョコレート自体のデザインにもこだわりを持っています」

A collage of different foods Description automatically generated

「パッケージデザインにPhotoshopやIllustratorを使用しているのはお伝えしましたが、実はチョコレート自体の外観の意匠開発やCADデータの作成にも、Illustratorの機能を活用しているんです。チョコレート自体のデザインにAdobe製品を使っている会社は、日本ではあまり例がないかもしれません。そういった製法やこだわりについても、Adobe Expressを使って発信できればと考えています」

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株式会社グランプラス

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