企画書・提案書の無料テンプレートと基本構成(見本付き)
企画書をPDFに変換するには、Acrobat オンラインツールが便利です。以下のページをぜひチェックしておいてください。
企画書や提案書は、社内外へ新しいアイデアや施策を提案したり、イベント内容を説明したりするための文書です。
意思決定者や決裁権者の承諾を得るためには、相手の意思決定につながるような情報を、企画書・提案書にうまく盛り込む必要があります。
そこでこの記事では、企画書や提案書に入れるべき項目を備えたテンプレートを、用途別に3種類ご用意しました。
汎用的に使える「スタンダード」および、「イベント・セミナー用」「新商品・サービス提案用」の3つのテンプレートから、用途に合うものを選んでご使用ください。
なお、この記事では「企画書」と「提案書」は厳密に区別せず、いずれも「企画の実施意義もしくは企画を説明する文書」として扱います。
なお、これらのテンプレートを編集する際には、PDFファイルをMicrosoft Wordファイルに変換できる「Adobe Acrobat オンラインツール」の「PDFをWordに変換」を利用するのが便利です。直感的な操作でPDFファイルをWordファイルに変換できるだけでなく、圧縮や結合をはじめとする25種類以上もの機能が無料で使えるため、この機会にぜひ試してみてください。
企画書・提案書の無料テンプレート
企画書や提案書の作成に使える、以下の3種類のテンプレートをご用意しました。
テンプレートは、すべて無料・登録不要でダウンロードできます。
1. スタンダード
2. イベント・セミナー用
3. 新商品・新サービス提案用
各テンプレートのファイルはPDF形式のため、Wordファイルに変換してご使用ください。
無料のPDF編集ツール「Adobe Acrobat オンラインツール」を使えば、ブラウザ上でカンタンにPDFをWordに変換できます。
以下のページにアクセスしてご使用ください。
【スタンダード】企画書・提案書テンプレート
基本的な項目が備わった、汎用的なテンプレートです。
以下のような場面で活用できます。
【こんな場合におすすめ】
・基本的な項目を押さえたシンプルな企画書(提案書)を作りたい
・基本的な項目は押さえつつ、自分で適宜テンプレートをアレンジしながら企画書を作りたい
・まずは企画概要を大まかに整理するために、カンタンな企画書を作りたい
【イベント・セミナー用】企画書・提案書テンプレート
イベントやセミナー内容の企画や、開催の提案のために使えるテンプレートです。
以下のような場面で活用できます。
【こんな場合におすすめ】
・イベントの主催者に、自店や自チームの企画内容を説明したい
・社内に向けて、新たに開催するイベントやセミナーを説明したい
・講師にセミナー登壇を依頼するための資料を作りたい
【新商品・新サービス提案用】企画書・提案書テンプレート
新商品や新サービスの説明に使えるテンプレートです。
以下のような場面で活用できます。
【こんな場合におすすめ】
・上司に新商品や新サービスを提案したい
・新商品や新サービスの概要をチームで共有し、意見をもらいたい
・企画書を作りこむ前に新サービスの内容を整理したい
この記事でご紹介したテンプレ―トはPDF形式のため、Wordに変換するとスムーズに編集できます。
無料の「Adobe Acrobat オンラインツール」を使えば、PDFファイルを画面にドラッグ&ドロップするだけで、カンタンにWordに変換できます。
以下のページにアクセスしてご使用ください。
企画書・提案書の基本的な作り方
「良い企画書」とは、内容がわかりやすく、企画の実施意義が伝わる企画書です。
企画書を通して、企画を実施すべき理由やメリットが伝わると、企画が通りやすくなります。
そのような企画書を作るためには、以下の情報を盛り込みましょう。
- 現状の課題と原因
- 企画の目的や概要
- 企画の詳細
- 企画を実施するメリット
1つずつ解説します。
1.現状の課題と原因
現状の課題や原因は、なぜその企画を実施するのか(目的)、その企画で何を実施するのか(施策)を裏付ける根拠となります。
例えば、コーヒー専門店での集客を例に考えてみましょう。
具体的な課題が明確でないまま、「売上を〇%アップさせるためにクーポンを発行したい」と上司やオーナーに提案しても、なぜその施策が必要なのかが理解できません。
しかし、「近隣に競合店がオープンし、自店の売上が落ちている」という事実を伝えれば、相手は企画のメリットを理解し、施策の詳細に興味をもってくれるようになるでしょう。
現状分析や課題の設定を行うには様々なフレームワークがありますが、その1つとして「3C分析」をご紹介します。
3C分析を行う方法
3C分析とは、Customer(顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)の観点から現状を分析する方法です。
この3つの観点は、自社の課題を考えるうえで特に重要な要素となっています。
それぞれの観点で分析すべき内容は以下のとおりです。
1.Customer(顧客)
顧客がどのような特性やニーズをもっているかを分析します。
顧客について理解を深めると、どのような施策が効果的なのかが検討しやすくなります。
2.Competitor(競合)
競合はどの会社なのか、どのような強みや弱みがあるのかを分析します。
競合他社の商品やサービスを試してみたり、店舗へ足を運んでみたりすることも有効です。
3.Company(自社)
自社が抱えている課題は何か、どのような強みや弱みがあるのかを分析します。
自社の主観的な視点だけではなく、競合他社と比較しながら考えると、自社をより客観的に捉えることができます。
この3C分析をコーヒーショップの例に当てはめてみると、以下のようになります。
実際の現状分析では、なるべく多くの客観的なデータを収集してください。
現状分析することで、自社が置かれている状況が明らかとなり、どのような課題があるのかが見えてきます。
上記の例であれば、「競合店よりも価格帯が高いため、顧客が他店に流れてしまっている」という課題があることがわかります。
2.企画の目的、概要
企画の目的や概要を記載すると、相手に企画書の結論や全体像を理解してもらいやすくなります。
なお「企画の目的や概要」と「現状の課題と原因」のどちらを先に書くかは、「先にどちらを相手に理解してもらうと企画が通りやすくなるのか」を踏まえて決めましょう。
例えば、現状の課題に対する改善案を提案する場合は、先に「現状の課題」を理解してもらうほうが、その後に説明する企画内容を理解してもらいやすくなります。
一方で、セミナーや新商品といった「企画内容」そのものをメインで伝えたい場合は、先に「企画の目的や概要」を示した方がよいでしょう。
いずれの場合も「企画の詳細」の前に、全体像を把握しやすくするための情報を示すことが大切です。
3.企画の詳細
「企画の詳細」は、以下の「6W2H」のフレームワークを使って整理すると、企画書を受け取った相手が、企画内容を具体的にイメージしやすくなります。
例えば、梅雨時に売上が下がりやすいコーヒー専門店で、売上改善の施策をおこなう場合、以下のように企画を整理できます。
- Why(目的):梅雨時の売上を改善するため
- Whom(対象者):コーヒー専門店のアプリ利用者
- What(施策):6~7月に他の期間と同程度の売上を出せるよう、期間限定の販促キャンペーンを実施
- Who(担当者):販促担当の田中さん、加藤さん
- When(実施期間):4月20日~5月20日に準備およびクーポンを配信。6~7月限定でクーポンを使えるようにする。
- Where(実施場所):コーヒー専門店「●●」
- How(実施方法):コーヒー専門店「●●」のアプリを使用し、期間限定のクーポンを配信する
- How much(予算):5万円
企画の詳細を整理できたら、情報の種類別に整理して企画書に記載しましょう。
4.企画を実施するメリット
企画書や提案書には、企画を実施することで自社が得られるメリットを必ず記載しましょう。
その際には、なるべく数字で記載しましょう。
決裁者は、「実行すれば利益が出るのか、自社にメリットがあるのか」どうかをもとに、企画を実行すべきかどうかを判断します。
予算やメリットを数字で明確に伝えられれば、費用対効果の有無を決裁者が判断しやすくなり、企画が通りやすくなります。
そのためには、期待できるメリットをなるべく数字で明確に伝えましょう。
また、顧客が得られるメリットも記載することで、自社の利益をより理解してもらいやすくなります。
企画の目的と現状分析、企画の詳細が整理できたら、テンプレートを使って企画書を作ってみましょう。
なお、以下の記事では、企画書作成のノウハウについてより詳しく解説しています。
ワンランク上の企画書を目指したい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
企画書や提案書の共有に役立つ「Adobe Acrobat オンラインツール」
「Adobe Acrobat オンラインツール」は、PDFの変換や圧縮、各種編集が、オンラインでカンタンにできるツールです。
本記事の前半でご紹介した、PDF形式の資料をWordに変換する機能以外にも、PDFに関する25以上の機能を使えます。
企画書や提案書は、最終的にはPDFで提出しましょう。
PDFにした文書は、フォントやレイアウトがデバイスやOSなどの環境に影響されないことから、第三者にも閲覧してもらいやすいためです。
また、企画書がWordやPowerPointなどバラバラの形式で保存されていると、ファイルをスムーズに探せなかったり、活用しにくかったりする場合があります。
ファイル形式をすべてPDFで統一しておけば、管理や参照に時間がかかりません。
さらに、Acrobat オンラインツールを使えば、企画書の提出をより効率よく行えます。
例えば、「WordをPDFに変換」の機能を使えば、Microsoft Wordで作った企画書をオンライン上でカンタンにPDFへ変換できます。
また、「PDFを圧縮」機能を使って軽量化することで、枚数の多い企画書でも、メール添付時のデータ容量を気にせずに送れるようになります。
PDF変換後は、「PDFを編集」機能を使えば、注釈やコメントを入れることも可能です。
それ以外にも、Acrobat オンラインツールにはPDFに関する25以上の機能が備わっています。
企画書作成に役立つ機能をリストアップしましたので、ぜひ以下のリンクからチェックしてみてください。
Acrobat オンラインツールの各機能を確認できるTOPページです。
Word形式のファイルをPDFファイルに変換できます。
PowerPoint形式のファイルをPDFファイルに変換できます。
PDFの資料を圧縮して軽量化できます。
PDFの資料にコメントやハイライトを追加でき、関係者間でのレビューがしやすくなります。
複数のPDF資料を結合し、ひとつのPDFにまとめられます。
PDF資料の中から、不要なページを削除できます。
PDF資料のページ順序を入れ替え、構成を変更できます。
PDF資料に、新しくページを追加できます。
パスワードをかけることで、機密情報を含む資料であっても安心して関係者に共有できます。
Adobe Acrobatの有料プランを契約している方なら、利用は無制限。
「Adobe Acrobat オンラインツール」を使って、企画書や提案書の作成・共有を、効率よく進めましょう。
(執筆:ウェブライダー)
https://milo.adobe.com/libs/img/mnemonics/svg/acrobat-pro-64.svg
ぜひAdobe Acrobatオンラインツールをお試しください
関連記事
以下の記事では、PDFに関するお役立ち情報をご紹介しています。Adobe Acrobat オンラインツールを使って、日々の業務を効率化する方法をご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
相手に伝わる提案書の書き方・構成のコツを徹底解説
提案書の書き方のポイント、構成のコツ、作成手順などをご紹介します。作り方のコツを押さえれば、説得力が高まり、提案書が採用されやすくなります。
企画書が通りやすくなる書き方・構成のポイントを解説
企画書の基本的な構成や書き方、企画が通りやすくなるポイントなどをご紹介します。読み手を納得させる企画書の作り方を知り、企画の採用率を高めましょう。