【有償版】PDFファイルの契約書に電子署名をする方法
デジタル IDや公開鍵暗号などを用いた「電子署名」は、電子サインよりも法的な証明力が高い署名方法です。この電子署名を行うには、有償版の「Acrobat Pro」がオススメです。
この章では、デスクトップアプリ「Acrobat Pro」を使った電子署名の手順を解説します。
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まずは電子署名を入れたいPDFファイルをAcrobat Proで開き、画面左側のメニューから「証明書を使用」を選択します。
次に「デジタル署名」をクリックします。
その状態で、署名を入れたい箇所をドラッグします。
すると電子署名に使用するデジタルIDの選択をするポップアップが表示されるので、過去にデジタルIDを作成している場合は希望のIDにチェックを入れ、「続行」をクリックしてください。
今回は「新しいデジタルIDを設定」を選択します。
すると、電子署名に使用する証明書のタイプを選択するポップアップが表示されるので、任意のものを選んでください。ここでは、「新しいデジタル IDの作成」を例に手順を進めます。
選択したら、「続行」ボタンをクリックしましょう。
続いて、新しいデジタルIDの保存先を選択します。
Windowsの場合、「ファイルに保存」か「Windows証明書ストアに保存」という選択肢が表示されます。また、Macの場合は、「ファイルに保存」か「Appleキーチェーンに保存」という選択肢が表示されます。今回のデジタルIDを、WindowsあるいはMacの他のアプリケーションでも使用したいときは、「Windows証明書ストアに保存」「Appleキーチェーンに保存」を選択してください。
今回は、PCに保存する「ファイルに保存」を選択します。選択したら、「続行」をクリックしてください。
続いて、ID情報を入力する欄が表示されます。
名前、部署、会社名、電子メールアドレスを入力しましょう。国/地域は「JP - 日本」を選択します。鍵アルゴリズムは、「2048-bit RSA」を選択することで「1024-bit RSA」よりもセキュリティを高められます。特別な理由がなければ、「2048-bit RSA」を選択しましょう。
また、デジタルIDの使用対象については、「デジタル署名とデータの暗号化」を選択することで、署名の信頼性と契約書の機密性の両方を高められます。
以上の入力が完了したら、「続行」をクリックしてください。
デジタル IDの秘密鍵を保護するパスワードの設定が求められるので、推測されにくい複雑な文字列を入力します。パスワードの強度が自動的に判定されて右にメーターが表示されるので、確認しながら安全なパスワードを作成しましょう。完了したら、「保存」を押してください。
このパスワードは電子署名を入れる際に必要になります。
作成したデジタル IDを選択して、「続行」をクリックします。
すると、署名を作成する画面が表示されます。
署名として表示する要素を変更したい場合は、「作成」を押してカスタマイズ画面を開いてください。
設定が完了したら「保存」を押して元の画面に戻ります。
署名に問題がなければ、左下の欄に前の工程で作成したパスワードを入力して、「署名」をクリックしてください。
署名が完了すると、PDFファイルを保存するポップアップが表示されるため、場所を選択して保存しましょう。Acrobat Proを使った電子署名の手順は以上です。
次の章では、Acrobat オンラインツールに関するよくある質問をご紹介します。
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