Shantanu Narayen(シャンタヌ ナラヤン)
会長兼CEO(最高経営責任者)
シャンタヌ ナラヤンは、世界有数の規模と多様性を誇るソフトウェア企業、アドビの会長兼CEO(最高経営責任者)です。アドビは、デジタル体験で世界を動かすことを使命とし、学生からビジネスコミュニケーター、さらには世界最大クラスのエンタープライズを含む大規模な顧客ベースにサービスを提供しています。
シャンタヌは、CEOとして、Creative Suiteにいち早くクラウドベースのサブスクリプションモデルを導入、デジタルドキュメントのグローバルスタンダードを確立し、成長が著しいデジタルエクスペリエンスカテゴリーを創出して牽引することにより、アドビを業界イノベーターへと変革しました。現在、彼は、すべての人に「つくる力」を提供し、ドキュメントの生産性を加速させ、デジタルビジネスを強化するために、アドビの戦略を推進しています。
アドビは、シャンタヌの指導の下で、大幅な収益増大を達成しただけでなく、「働きがいのある会社」やFortune誌の「最も称賛されている企業」に連続して選ばれるなど、インクルーシブで革新的な他に類を見ない職場として業界で認知されるようになりました。
シャンタヌは、1998年にエンジニアリングテクノロジーグループのバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーとしてアドビに入社しました。2005年に社長兼COOに、そして2007年にCEOに就任し、2017年に取締役会長になりました。
シャンタヌは、米印戦略パートナーシップフォーラムの副会長とPfizer社の役員も務めています。Dell Inc.の取締役を務めていたこともあり、米国社長管理諮問委員会の元委員です。
シャンタヌは、Barron's誌の「World's Best CEOs」、Fortune誌の「Businessperson of the Year」リスト、社員の口コミによって決まるGlassdoorの「Top CEO」に選ばれるなど、多くのメディアで世界有数の幹部の一人として認められてきました。インドの民間人に送られるパドマシュリー勲章とEconomic Times Global Indian of the Year賞を受賞しています。
アドビに入社する前、シャンタヌは、AppleとSilicon Graphicsで製品開発に従事した後、創成期の写真共有サービスであるPictraを共同創業しました。
シャンタヌは、5件の特許を保有しています。オスマニア大学で電子工学の学士号、米オハイオ州ボウリンググリーン州立大学でコンピューターサイエンスの修士号、カリフォルニア大学バークレー校ハースビジネススクールでMBAを取得しました。シャンタヌは、アジアのレガッタでインド代表選手としてヨットを操船したこともあります。