アドビ、Frame.ioの買収を完了
※当資料は、2021年10月7日に米国本社から発表されたプレスリリースの抄訳です。
【2021年10月11日】
Adobe Inc.(Nasdaq:ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は10月7日(米国太平洋時間)、クラウドベースのビデオ制作コラボレーションプラットフォームのリーディングカンパニーであるFrame.ioの買収が完了したことを発表しました。アドビは、Adobe Photoshop、Adobe Premiere Pro、Adobe After Effectsなど業界をリードするビデオ編集製品と、Frame.ioが持つクラウドベースのレビューおよび承認機能を組み合わせることで、クリエイティブなプロセスを劇的に加速する、エンドツーエンドのビデオプラットフォームを実現します。
ビデオ需要の急激な上昇により、分散する複数の関係者と密接に連携をとりつつ大量のコンテンツを作成することがビデオ制作担当チームには求められています。ところが今日のビデオのレビューおよび承認は、相手によってプロセスが異なる非効率的で時間のかかるワークフローになっています。このような非効率性に対処するために、ビデオツールはコラボレーションを重要視するクラウドファーストなものへと進化し、すべての関係者がクリエイティブなプロセスに効果的に貢献できるように、適切なコントロール、フィードバック、およびセキュリティを提供する必要があります。
100万人以上のユーザーを擁するFrame.ioは、ビデオ編集者とそれ以外の重要な映像プロジェクト関係者がクラウドファーストのワークフローでシームレスにコラボレーションすることを可能にし、ビデオ制作プロセスを効率化します。Frame.ioの買収により、アドビは既存のパートナーエコシステムとも連携しながら、ビデオ編集者以外を含む広範囲のお客様、チーム、企業へと商機を拡大する機会を得ることになります。
Creative Cloudのチーフプロダクトオフィサー(CPO)兼エグゼクティブバイスプレジデントであるスコット ベルスキー(Scott Belsky)は、次のように述べています。「ビデオの重要性が高まる中、業界をリードするFrame.ioのクラウドネイティブなワークフロー機能をCreative Cloudに追加できることを誇りに思っています。アドビは、自社のアプリケーションだけでなく、クリエイティブエコシステムの中で増え続けるサードパーティアプリケーションを含めたコラボレーションを可能にすることを約束します。Frame.ioはすでにその多くをサポートしています」
買収が完了した今、アドビはFrame.ioと共に、クリエイティブなプロセスをより協調的、生産的、効率的にし、すべての人のクリエイティビティをさらに引き出していきます。
- Frame.ioの買収により、Adobe Creative Cloudがすでに備えているコラボレーションサービスがビデオにも対応し、チームはAdobe Premiere Pro、Adobe Photoshop、Adobe Illustrator、その他のAdobe Creative Cloudアプリケーション間でのコラボレーションを容易におこなえるようになります。
- Adobe Premiere Pro、Adobe After Effects、Adobe PhotoshopなどのAdobe Creative CloudアプリケーションにFrame.ioのワークフロー機能がネイティブに組み込まれ、すべてのCreative Cloudユーザーがビデオプロジェクトにおけるシームレスなコラボレーションの恩恵を受けられるようになります。
- Frame.ioの買収後も、アドビは自社アプリケーションに限定することなく、現在のクリエイティブエコシステムに含まれるサードパーティアプリケーションとのコラボレーションを継続して進めていきます。
また、Frame.ioの共同創業者兼CEOのエメリー ウェルズ(Emery Wells)は、直属の上司であるベルスキーのもとCreative Cloudチームの一員として引き続きFrame.ioチームを率います。
Forward-Looking Statements Disclosure
This press release includes forward-looking statements within the meaning of applicable securities law. All statements, other than statements of historical fact, are statements that could be deemed forward-looking statements. Forward-looking statements relate to future events and future performance and reflect Adobe’s expectations regarding the ability to enhance Creative Cloud by adding Frame.io’s cloud-native video collaboration capabilities and other anticipated benefits of the transaction. Forward-looking statements involve risks, including general risks associated with Adobe’s and Frame.io’s businesses, uncertainties and other factors that may cause actual results to differ materially from those referred to in the forward-looking statements. Factors that could cause or contribute to such differences include, but are not limited to: Adobe’s ability to integrate Frame.io’stechnology into Adobe Creative Cloud and otherwise realize the anticipated benefits of the transaction; the effectiveness of Frame.io’s technology; potential benefits of the transaction to Adobe and Frame.io customers; the ability of Adobe and Frame.ioto close the announced transaction; the possibility that the closing of the transaction may be delayed; and any statements of assumptions underlying any of the foregoing. The reader is cautioned not to rely on these forward-looking statements. All forward-looking statements are based on information currently available to Adobe and are qualified in their entirety by this cautionary statement. For a discussion of these and other risks and uncertainties, individuals should refer to Adobe’s SEC filings. Adobe does not assume any obligation to update any such forward-looking statements or other statements included in this press release.
■Frame.ioについて
Frame.ioは、100万人以上のユーザーを擁する世界有数のビデオレビューならびに承認プラットフォームです。主要なプロフェッショナルビデオツールの大半と連携するFrame.ioは、アセットの共有とフィードバックの収集をクラウドに一元化することで、クリエイティブなプロセスを効率化します。これにより、遠隔地にいるクリエイティブチームは、世界のどこにいても安全かつリアルタイムに共同作業をおこなえます。
映像クリエイターであるエメリー ウェルズとジョン トレーバーによって2015年に考案され、デザインされたFrame.ioは、直感的でシンプルでありながら、クリエイティブ担当者やIT管理者、クライアントがほとんど(あるいは全く)トレーニングを受けずに使用できるほどパワフルです。Frame.ioは、映像制作ワークフローを加速し、クリエイティビティの障害を取り除きます。脚本や絵コンテからデイリー、納品まで、Frame.ioは現代のビデオワークフローを一新しました。詳細はhttp://frame.io をご覧ください。「What is Frame.io?(英語)」も併せてご覧ください。
■「アドビ」について
アドビは、「世界を動かすデジタル体験を」をミッションとして、3つのクラウドソリューションで、優れた顧客体験を提供できるよう企業・個人のお客様を支援しています。Creative Cloudは、写真、デザイン、ビデオ、web、UXなどのための20以上の デスクトップアプリやモバイルアプリ、サービスを提供しています。Document Cloudでは、デジタル文書の作成、編集、共有、スキャン、署名が簡単にでき、デバイスに関わらず文書のやり取りと共同作業が安全に行えます。Experience Cloudは、コンテンツ管理、パーソナライゼーション、データ分析、コマースに対し、顧客ロイヤルティおよび企業の長期的な成功を推進する優れた顧客体験の提供を支援しています。これら製品、サービスの多くで、アドビの人工知能(AI)と機械学習のプラットフォームであるAdobe Senseiを活用しています。
アドビ株式会社は米Adobe Inc.の日本法人です。日本市場においては、人々の創造性を解放するデジタルトランスフォーメーションを推進するため、「心、おどる、デジタル」というビジョンのもと、心にひびく、社会がつながる、幸せなデジタル社会の実現を目指します。
アドビに関する詳細な情報は、webサイト(https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html)をご覧ください。
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