Adobe 生成 AI ユーザーガイドライン
最終更新日:2024年5月10日
この生成 AI ユーザー ガイドライン(「本ガイドライン」)は、お客様がアドビの生成 AI 機能を使用する場合に適用されます。さらに、お客様とアドビとの契約にアドビ基本利用条件(adobe.com/go/terms_jp に掲載)が適用される場合、お客様によるこの生成 AI 機能の使用については、Adobe 生成 AI 追加条件(adobe.com/go/adobe-gen-ai-addl-terms_jp に掲載。これは参照により本ガイドラインに組み込まれます)も適用されます。
本ガイドラインには、2 つの目標、つまり、一連のアドビの製品およびサービスを使用して生成されたコンテンツの高品質を維持することと、ユーザーがアドビの製品およびサービスに対して創造性と生産性を高めるような魅力的で信頼できる方法でアクセスできるようにすることがあります。
1. 人工知能/機械学習(AI/ML)トレーニングの禁止
お客様は、アドビの生成 AI 機能の使用において、人工知能/機械学習モデルのトレーニング目的ではなく、創造的および生産的な作業成果物の目的に限って使用することに同意するものとします。
このことは、お客様は、機械学習アルゴリズムまたは人工知能システム(アーキテクチャ、モデル、重みを含むがこれらに限定されない)について直接的または間接的な作成、訓練、テスト、その他の方法による改善を行うために、生成 AI 機能から受信または派生したコンテンツ、データ、出力、その他の情報(Firefly 出力を含む)を使用してはならず、第三者に対してその使用を指示または許可してはならないことを意味します。
2. 品位の保持と安全の確保
アドビの生成 AI 機能を使用して、虐待的または違法なコンテンツや、他者の権利を侵害するコンテンツを作成、アップロード、共有しようとしないでください。例えば、以下に重点を置いて対応しています。
- ポルノ的な素材または露骨なヌード
- 人種、民族性、出身国、宗教、重篤な病気や障害、性別、年齢、性的指向に基づいてグループを攻撃する、または非人間的に扱う、憎悪的なまたはきわめて不快なコンテンツ
- 露骨な暴力表現または流血表現
- 暴力の助長、美化または脅威
- 違法な行為や物品
- 自傷行為または自傷行為の助長
- 裸の未成年者の描写、または未成年者の性的な描写
- テロまたは暴力的過激主義の助長
- 現実世界に危害を及ぼす可能性のある、誤解を招く、詐欺的な、または欺瞞的なコンテンツの拡散
- 他者のプライベート情報
Creative Cloud 製品の生成 AI 機能によって生成されたプロンプトと結果は、不正行為の防止およびコンテンツのフィルタリングを目的として、自動(機械学習など)と手動の両方の方法を通じて、確認される場合があります。
未成年者を搾取する素材があれば、アドビとして National Center of Missing & Exploited Children(全米行方不明/被搾取児童センター(NCMEC))に報告する場合があることにご注意ください。
本ガイドラインに違反している者がいると思われる場合は、いつでも次のアドレス( abuse@adobe.com)に連絡して報告してください。
3. なりすましの禁止
アドビでは、次のような欺瞞的なまたは有害な行為を行うアカウントを無効にします。
- プロファイルに虚偽の情報、誤解を招く情報、または正しくない情報を使用するもの
- 他の個人や団体になりすますもの
- 自動化されたプロセスまたはスクリプトプロセスの不正な使用(スクリプトによるコンテンツの一括アップロードまたは自動アップロードなど)
- アカウントエンゲージメントを高めるためのスキームやサードパーティサービスを実施するもの(評価数、閲覧数などのメトリクスを人為的に増加させるもの)
4. 第三者の権利の尊重
アドビの生成 AI 機能を使用して、第三者の著作権、商標、プライバシー、パブリシティなどの権利を侵害するコンテンツを作成、アップロード、または共有することは禁止されています。これには、著作権、商標その他による保護を侵害するコンテンツの生成目的でのテキストプロンプトの入力、第三者の著作権で保護されたコンテンツを含む入力画像または参照画像のアップロード、第三者のコンテンツを盗用したテキストの生成、またはプライバシー権やデータ保護の権利に違反する方法での第三者の個人情報の使用が含まれますが、これらに限定されません。ご自身のコンテンツが第三者の権利を侵害しているかどうかわからない場合は、弁護士に相談するか、以下で公開されている参考資料を参照してください。
お客様ご自身の創作物または知的財産をアドビユーザーが不正使用していることを報告する場合は、こちらの「知的財産削除ポリシー」(https://www.adobe.com/jp/legal/dmca.html)から行ってください。アドビユーザーがアドビの製品およびサービスにアップロードしたコンテンツに関して、お客様がそのユーザーとの間で契約関係などの紛争になっている場合は、そのユーザーとの間で直接問題を解決してください。アドビでは、アドビユーザーと一般の方との間における契約関係、雇用関係などの紛争を調停することはできません。
5.判断力を働かせてください
生成された出力は、不正確または誤解を招く可能性があるか、アドビの見解を代表しないコンテンツを反映している場合があります。そのため、生成された出力の確認と検証にあたっては判断力を働かせてください。
6. 専門的助言の否認
生成 AI 機能は専門的助言を目的としたものではありません。独自の相談や調査を行わずに、法的、医学的、財務的、その他の種類の専門的なアドバイスや意見、判断、推奨事項を求めたり、提供するために生成 AI 機能を使用しないでください。生成 AI 機能は、資格のある専門家によって提供されるアドバイスに代わるものではなく、そのような関係(弁護士と依頼者の関係など)を形成するものではありません。
7. コンテンツ認証情報
アドビは、生成 AI 機能で作成されたコンテンツのコンテンツ認証情報を添付していますが、AI で生成されたものであることを一般に知らせるために公開することもあります。 コンテンツ認証情報の詳細
8. 商用
一般に、生成 AI 機能からの出力は商業的に使用できます。ただし、アドビが生成 AI 機能のベータ版を商用利用できないと製品またはその他の場所で指定した場合、そのベータ版機能から生成された出力は個人使用のみを目的としており、商用利用することはできません。
9.追加のコンテンツソース
アドビの生成 AI 機能からの出力には、アドビとの契約の条件が適用される非生成コンテンツ(Adobe Stock アセットなど)が含まれる場合があります。この非生成コンテンツは、ユーザーインターフェイスまたは関連ドキュメンテーションに表記されます。
10. 関連情報
本ガイドラインに違反するコンテンツまたは行動をアドビが発見した場合、お客様のアドビアカウントに対して措置を講じることがあります。アドビのジェネレーティブ AI 機能の使用にあたって認められる行為と禁止される行為について詳しくは、お客様とアドビとの契約を参照してください。