新年のご挨拶に欠かせない年賀状。
2025年は巳年なので、ヘビをモチーフにした年賀状を作成するのもよいでしょう。
無料のデザインツール「Adobe Express」を使えば、送られた側がうれしくなる、洗練された印象の年賀状をかんたんに作れます。シンプルで操作しやすく、さらにデジタルでの保存や共有、印刷にも対応できるので、用途に応じて使い分けられます。
送る相手に合わせてデザインやメッセージをカスタマイズし、あなたらしい想いを込めた年賀状を作ってみましょう。
新年のご挨拶に欠かせない年賀状。
2025年は巳年なので、ヘビをモチーフにした年賀状を作成するのもよいでしょう。
無料のデザインツール「Adobe Express」を使えば、送られた側がうれしくなる、洗練された印象の年賀状をかんたんに作れます。シンプルで操作しやすく、さらにデジタルでの保存や共有、印刷にも対応できるので、用途に応じて使い分けられます。
送る相手に合わせてデザインやメッセージをカスタマイズし、あなたらしい想いを込めた年賀状を作ってみましょう。
まずはAdobe Expressのテンプレートをチェックして、年賀状のデザインを選んでみましょう。気に入ったデザインをクリックすると、すぐに編集画面が開きます。プライベートはもちろん、ビジネスで使いやすいテンプレートも豊富に揃っています。
Template IDs
(To pull in manually curated templates if needed)
Orientation
(Horizontal/Vertical)
Width
(Full, Std, sixcols)
Limit
(number of templates to load each pagination. Min. 5)
Sort
Most Viewed
Rare & Original
Newest to Oldest
Oldest to Newest
Premium
(true, false, all) true or false will limit to premium only or free only.
Adobe Expressを用い、さっそく年賀状のデザインを作成してみましょう。
テンプレートを使って作る方法、テンプレートを使わずに作る方法をそれぞれご紹介します
テンプレートを使って年賀状を作る方法
テンプレートを使わずに年賀状を作る方法
テンプレートを使えば、デザインの経験がなくてもかんたんに美しい年賀状を作成できます。ここでは、テンプレートを使った作成手順を説明していきます。
おもちのGoogleアカウントやFacebookなどのSNSアカウント、メールアドレスを使ってAdobe Expressにログインしてください。登録は30秒ほどで完了します。
ログインをすると、以下のようなAdobe Expressのホーム画面に切り替わります。
画面トップにある「テンプレートを選択」をクリックして、テンプレートの検索画面に移りましょう。
ページ上部の検索窓に関連するキーワードを入力して、Enterで確定しましょう。
今回は年賀状を作成するので、「年賀状」と入力します。
すると、テンプレートが一覧で表示されます。
作りたいデザインのイメージに近いものが見つかったら、そのテンプレートをクリックしてください。以下のようなポップアップが表示されるので「このテンプレートを使用」をクリックします。
テンプレートをクリックすると、編集画面が開きます。
編集画面では、テンプレート上に設置された各素材(イラストや写真)やテキストの位置変更・内容変更が可能です。
それでは、まず名前や住所などのテキスト部分を編集していきます。
テキストをダブルクリックすると、ボックス内のテキストを編集できるようになるので、書き換えてみましょう。
このように書き換えられました。
また、フォントの変更や色味の調整をしたい場合は、対象のテキストをクリックし、画面左の編集パネルから変更が可能です。
例えば、以下の「Happy New Year」のテキストは、「Alfarn 2」フォントになっていることがわかります。
フォントの直下には、テキストに適用されている体裁(Regular)やフォントサイズ(46)も表示されています。フォントの体裁やフォントサイズを変更したい場合には、各項目を調整してみてください。
テンプレート内の背景画像を変更するには、既存の画像を選択した状態で、左の編集エリアの上部にある「置換」マークをクリックします。
メニューに表示された「アップロードして置換」ボタンをクリックし、使いたい写真をアップロードしましょう。
そうすると以下のように、カンタンに画像を差し替えられます。
続いて、背景色の変更方法をご紹介します。背景色を付けたい場合は、上部の「背景色」をクリックし、背景色の編集ツールを表示させましょう。年賀状全体の雰囲気に合うよう「おすすめ」の色から選んだり、「カスタム」や「別のカラーを追加」で色を指定したりしてください。
デザインの最終調整が済んだら、画面右上の「ダウンロード」をクリックし、ファイル形式を選んで画像をダウンロードしましょう。年賀状のように印刷をして使うケースが多い場合は「PDF印刷(印刷向け)」がおすすめです。
続いて、テンプレートを使わずに年賀状を作る方法をご紹介します。
テンプレートを使わずに一からデザインすれば、オリジナリティあふれる年賀状を作成できます。ご自身のイメージを形にするための作成手順をお伝えしましょう。
先ほどお伝えした手順と同様に、まずはGoogleアカウントやFacebookなどのSNSアカウント、メールアドレスを使ってAdobe Expressにログインしてください。登録は30秒ほどで完了します。
Adobe Expressにログインした後、ホーム画面の左上にある+マークをクリックして、新規作成を行います。
すると、以下のような画面が表示されます。
カテゴリごとにフォーマットが用意されていて、正方形(1:1)、横長(16:9)など様々なサイズを選択できます。今回は年賀状なので「写真」カテゴリの中にある「はがき」サイズを選択してください。
ちなみに、縦型のはがきを作りたい場合はサイズ選択画面より行えます。まず「サイズを指定」をクリックします。
すると、以下のようなポップアップが表示されます。
任意のサイズを入力して、「新規ファイルを作成」をクリックしましょう。
年賀状の場合は、幅 100 × 高さ 148mm がおすすめです。
「新規ファイルを作成」をクリックすることで、はがきサイズのカンバスを作成できます。
編集画面に移ったら、素材を探しましょう。
画面左のツールバーから「素材」を選択し、「年賀状」「和風」などと検索して、使いたい素材を選びます。
選んだ素材は「反転」させたり、素材の端にあるアイコンからサイズ・角度を変更したりすることが可能です。また、画像をドラッグすれば好きな箇所に配置できます。
なお、中には複数の素材がまとまったものもあります。その場合は、切り抜いて使用するのがおすすめです。
切り抜く際には、画像を選択している状態で「切り抜き」をクリック。その後、表示されたメニューから切り抜きたい形を選び、画像のまわりにあるアイコンをドラッグし、使用したい素材を残して、切り抜きましょう。
今回は手順2と同じ要領で、和風の素材を5つ選び、配置しました。
続いて、テキストを編集していきましょう。
画面左のツールバーから「テキスト」の項目を選択した後「テキストを追加」をクリック。表示されたテキストボックスに、任意のテキストを入力。フォントや文字サイズ、文字色を変更します。
画面右上のダウンロードボタンをクリックし、ファイル形式を選んでください。
紙に印刷する場合は、「PDF印刷」を選びましょう。
完成したデータは、メールやメッセージアプリでかんたんに共有できます。
直接渡したい場合や郵送したい場合は、ダウンロードしたデータを印刷しましょう。
ここまで読み進めるうちに、作りたい年賀状のイメージが次々と湧いてきたのではないでしょうか。
ところで、素敵な年賀状デザインができても、送る時期やマナーを間違えると、思いがうまく伝わらないこともあります。
以降は、年賀状を出すうえで押さえておきたいポイントを解説していきます。
毎年、何気なく出している年賀状。そこにはどんな意味が込められているのでしょうか。
年賀状の由来や送るタイミング、寒中見舞いや喪中はがきとの違いといった、知っているようで知らない年賀状の基礎知識をお届けします。
年賀状は新年を祝う挨拶状で、多くの場合、郵便はがきやカードを用いて送ります。
「年賀」という言葉には「新しい年を祝う」といった意味が込められており、一般的に元日に送るのがマナー。
もともと日本には、新年にお世話になった方や年配者を訪ねて挨拶回りをする習慣があり、年賀状は、直接会えない遠方の人に、新年のお祝いや日頃の感謝の気持ちを伝える目的で始まりました。
現在は年賀状を通して新年の挨拶をするほか、結婚や出産などの近況報告や旧年中のお礼を伝えるのが一般的です。コミュニケーションツールの一つとして、身近な人やお世話になっている人のみならず、日頃、あまり連絡を取れずにいる相手にも年賀状を送るとよいでしょう。
松の内(1月7日)以降は寒中見舞いになるので、遅くても7日までに送りましょう。
できれば元日、難しい場合は三が日のうちに届くように準備することをおすすめします。基本的に、12月25日までに投函すると元日に届くと言われています。
年賀状をやり取りしている相手から喪中はがきが届いた場合は、年賀状ではなく「寒中見舞い」や「年始状」を送るのがマナーです。
また、寒中見舞いは年賀状を出すのが遅れたときや、自然災害の被害を受けた地域にお住まいで、新年のお祝いができる状態ではない方に送る場合に適しています。
寒中見舞いは、寒い時期に相手の健康を気遣うために送る季節の挨拶状で、送る時期は松の内(1月7日)の翌日から大寒(2月3日)まで。年賀状にすぐに返信できなかったときや、年賀状をもらったけれど喪中で返信できなかった場合などに送ります。
届いた喪中はがきに対する返信、喪中と知らずに年賀状を出した際のお詫びとして送ることも可能です。
年始状は「おめでとう」「謹賀新年」などの賀詞を使わずに書く年始の挨拶状のこと。
災害が起きた年の挨拶として送ったり、寒中見舞いと同様、喪中はがきが届いたときの年賀状の返信代わりとして出したりします。送る時期は元日から松の内(1月7日)までです。
喪中はがきは身内に不幸があったときに、年賀状をやり取りしている方々に対して、「新年の挨拶を控えさせていただきます」と伝えるための便りです。
出すタイミングは、年賀状のやり取りをしている相手が年賀状の準備を始める前がベスト。11月から12月上旬、遅くても12月10日頃までには投函しましょう。喪中はがきを送る先は、例年、年賀状のやり取りをしている相手です。
ただし、既に身内の不幸を知っている親族には出さない場合もあります。
また、仕事上のみの付き合いの人など故人との接点がないときは、年賀状を送るケースもあるようです。
せっかく心を込めて書いても、マナー違反の年賀状だと相手に不快な思いをさせてしまうかもしれません。
そこで、誰に送っても恥ずかしくない年賀状を送るためのマナーをご紹介しましょう。
個人向け・ビジネス向け、それぞれの宛名の正しい書き方やマナーについて解説します。
年賀状の宛先を記載する際は、郵便番号と右端を揃え、宛名よりもやや高い位置から書き始めます。マンション名やビル名の前で改行し、改行後は住所より一文字下げて書くとバランスがよく見えます。
宛名は住所や差出人の氏名より、大きく目立つように書きましょう。個人名の末尾には、相手との関係性に関わらず「様」を付けます。
相手の家族を連名で書く場合は、世帯主の名前を一番右にフルネームで書き、その左隣に配偶者、さらにその隣に子どもの名前のみ記載します。敬称は全員に付けてください。
差出人の住所は、宛先の住所よりも小さな字で、はがきの下半分よりやや上くらいの高さから書き始めます。なお、裏面に住所氏名を記載している場合は、表面には差出人名や住所を書かなくてもマナー違反にはなりません。
ビジネスの取引先など、仕事でお世話になった方に年賀状を出すときは、基本的に連名を使わないようにしましょう。担当者が複数名いる場合は、それぞれの相手に一枚ずつ年賀状を送ります。
住所を右端に書き、その左隣に会社名と部署名を入れ、宛名の前には役職を添えて、氏名の下に「様」を付けます。
会社名の「株式会社」などは略さず、建物名も正式名称を記載しましょう。個人宛の年賀状は、社名や部署名の後に「御中」は付けず、名前の後の「様」のみ付けます。
「御中」と「様」を重ねるのは誤りなので注意してください。
喪中の方に年賀状を送るのは、マナー違反にはあたりません。
しかし、大切な人を失って新年を祝う気分になれないときに「謹賀新年」「おめでとう」などの言葉が入った年賀状を受け取ったら、相手の方は不快に感じる可能性があります。
そのため、事前に相手が喪中だと知っているなら、年賀状を出すのは控えておくのが無難です。
ご不幸を知らずに年賀状を出したり、相手からの喪中はがきと年賀状の投函が入れ違いになったりした場合は、気づいた時点でお詫びの連絡をしましょう。
新年が明けてから相手の方が喪中だと知った場合は、寒中見舞いを送ります。
お祝いごとや喜ばしい出来事には区切りを付けないことから、句読点の「、」や「。」は使わないほうがよいとされています。改行するか一文字分開けるなど、読みやすいように工夫しましょう。
年賀状は新年をお祝いする気持ちを伝える便りです。新しい年にふさわしい、明るい言葉を選び、不吉な出来事を連想させる言葉は避けましょう。
例えば「去年」の「去」には去る、離れるという意味があり、縁起がよくないので、前年の話をしたいときは「昨年」や「旧年」を使ってください。
そのほか、「終わる」「消える」「失う」なども忌み言葉に該当します。以下は忌み言葉の一例です。
手書きはもちろん、プリンターで印刷する際も失敗しがちですが、書き間違えたときに修正ペンを使ったり、二重線を引いたりするのはマナー違反です。新しい年賀状に書き直しましょう。
書き損じたはがきは郵便局に持っていき、所定の手数料を支払えば切手や郵便はがきに交換してくれます。
年賀状にメッセージを書く際は、相手の顔を思い浮かべながら、一人ひとりに異なる一言を添えたいもの。相手との関係性やシチュエーションに合わせた、すぐに使える文例をご紹介します。
「お健やかに新年をお迎えのことと
お慶び申し上げます
昨年は大変お世話になりありがとうございました
本年もよろしくお願いいたします」
「謹んで新春のお慶びを申し上げます
旧年中は格別のご厚情を賜り誠にありがとうございます
貴社の益々のご発展と皆様のご健勝を心よりお祈りいたします」
「あけましておめでとう
相変わらず推し活 楽しんでる?
今度飲みに行くときに また話を聞かせてね
2025年が〇〇ちゃんにとって充実した一年でありますように」
年賀状のみのやり取りをしている相手や、会う機会の少ない相手には、結婚・出産を兼ねた年賀状を送ることもあるでしょう。うれしい報告をする際のメッセージの文例をまとめました。
「旧年中は大変お世話になりました
昨年●月に結婚いたしました
下記に新居を構えましたので
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ」
「昨年●月に子どもが生まれまして
にぎやかな日々を過ごしております
今後とも末永いお付き合いをお願いいたします」
松の内(1月7日)までに年賀状を出せなかった場合や、相手からの年賀状に返信する形で喪中であることを知らせる場合などに送る寒中見舞い。相手を気遣う言葉や今後のお付き合いに対する挨拶を含んだ、以下のようなメッセージを書きましょう。
「寒中見舞い申し上げます
寒い日が続いていますが いかがお過ごしでしょうか
時節柄くれぐれもご自愛ください」
「喪中につき新年のご挨拶を失礼させていただきました
ご通知が遅れましたことお詫び申し上げます
今後とも変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます」
この記事では、Adobe Expressを使った年賀状の作り方をご紹介しました。デザインツールに慣れていない方でも、Adobe Expressなら直感的な操作が可能。カンタンにおしゃれな年賀状を作れます。
豊富に揃ったテンプレートや画像素材を組み合わせて、イメージどおりの仕上がりを叶えてみませんか。
「人と被らない年賀状を送りたい」「理想のデザインを形にしたい」そんなふうに思うなら、ぜひAdobe Expressで、あなたらしい年賀状を作成してみてくださいね。