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デザインイメージで決める!Adobe Fontsのおすすめフォント

たとえば同じ「あ」の文字でも、そのかたちとデザインはフォントによって大きく変わります。

デザインをする際には、かわいいデザインにしたい、かっこいいデザインに仕上げたいと言ったイメージや、伝える目的にあったフォントを選択し、レイアウトをしていくことが大切です。

ここではフォントによってデザインに与えるイメージはどう変わるのか、目指すデザインイメージを表現するためにはどんなフォントが最適なのかをご紹介します。

目次

フォントはデザインイメージを決める大事な要素

ポップなデザインに使えるフォント

かわいいデザインに使えるフォント

クールなデザインに使えるフォント

おしゃれなデザインに使えるフォント

レトロなデザインに使えるフォント

フレンドリーなデザインに使える手書き風フォント

フォントはデザインイメージを決める大事な要素

デザインのイメージは、文字、写真・イラスト、レイアウト、配色等さまざまな要素が絡み合って作られていきます。

なかでも文字は情報を伝えるという大きな役割を持っているため、読みやすさ、見やすさを考えながらデザインに組み込むことが何よりも大切です。同時に、文字そのものがどのようなかたちで、どのような配置なのかによって、その伝わり方は大きく変わります。

たとえばこの2つの例を見たとき、どのような印象を受けるでしょうか。

左の例からは真面目でしっかりとした印象、右の例からは親しみやすく楽しそうな印象を受けるのではないでしょうか。 同じ文章であっても、選ぶフォントによって伝わり方は大きく変わることがわかるでしょう。

以降は表現したいデザインイメージごとに、Adobe Fontsで使えるものを中心にフォントを紹介していきます。

ポップなデザインに使えるフォント

ポップな印象にしたいとき、落ち着きのあるベーシックな明朝体やゴシック体よりはいわゆるデザイン書体を選ぶようにするとよいでしょう。

デザイン書体と言われるフォントの中にも非常に多くの種類があるので、この中から動きのある骨格を持つフォントや、画線の処理がユニークなフォントを選ぶのがおすすめです。

そのうえで、AdobePhotoshopやAdobe Illustrator、Adobe InDesign上で明るい色にする、フチ文字にする、加工を加えてみる、イラストと組み合わせてみるなどの装飾を加えていくことで、よりポップな印象に仕上げることができます。

ポップな文字のデザイン例:Strumpf/VDL ロゴJrブラック BK/ブロックライン/Blow Up

かわいいデザインに使えるフォント

かわいいデザインに仕上げたいときは、丸みのあるラインを持つものや、装飾的な処理がされているフォントを選ぶようにするとよいでしょう。

そのうえでカラフルな配色にしたり、テクスチャを加えていくことでさらにキュートに、かわいらしい印象に仕上げていくこともできます。

フォントによっては極端な処理によってその文字と認識しにくいものもありますので、文字情報として読みにくくなっていないか、きちんと確認をしましょう。

かわいい文字のデザイン例:Corpulent/どんぐり/VDL メガ丸/Grover Heavy

クールなデザインに使えるフォント

クールなデザイン、かっこいいデザインに仕上げたいときには欧文フォントをうまく活用してみましょう。

Adobe Fontsには非常に多くの欧文フォントが用意されているので、ベーシックなセリフ体、サンセリフ体、スラブセリフ体だけでなく、さまざまなデザインフォントが見つかるはずです。

フォントのセレクトとあわせて、落ち着いた配色にすることでよりクールな印象に仕上げることができます。

Frescoなら初心者でもかんたんに鉛筆デッサンに取り組むことができます

おしゃれなデザインに使えるフォント

おしゃれなデザイン、エレガントな印象に仕上げたいときにはどのような書体を選べばいいのでしょうか。

例えば日本語フォントでは、伸びやかな明朝体や細いゴシック体がおすすめです。欧文フォントではコントラストの強いセリフ体やスクリプト体を使うと上品な印象になります。また図のような装飾的な処理をした書体を使ってもよいでしょう。

文字から受ける印象はどのような文字の並びなのかによっても大きく変わります。Adobe Fontsでフォントを探す場合には、フォントを適用したい文字列をサンプルに指定するとよりスムーズに最適なフォントを選ぶことができるでしょう。

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おしゃれな文字のデザイン例:Mason Serif/游明朝体36ポかな/源ノ角ゴシック/Coquette

レトロなデザインに使えるフォント

レトロなデザイン、クラシックなデザインに仕上げるには、日本語の場合は活字時代、写植時代の文字を復刻したフォントや筆書体フォントなどがよく使われます。直線的なフォントや一文字一文字が大きい(字面が大きい)フォントは現代的な印象を与える一方、筆の抑揚が強いものやかなが小さいものはクラシックな印象を与えます。

漢字タイポス

Trajan

欧文の場合はトラディショナルなフォントを選べばクラシックな印象になりますが、よりレトロな印象に仕上げたい場合にはデザイン書体も活用するとよいでしょう。

漢字タイポス

Boucherie Block

フレンドリーなデザインに使える手書き風フォント

親しみやすい、フレンドリーなデザインに仕上げるには、手書き系のフォントがおすすめです。

手書き系フォントにもペンで書いた文字やマーカーで書いた文字、鉛筆で書いた文字などさまざまな種類があります。

広告デザインではよりやさしい印象、あたたかい印象にするために、実際に手で書いた文字を画像(またはパス化)して使うこともあります。表現したいデザイン、目的に合わせてうまく使い分けるとよいでしょう。

フレンドリーな文字のデザイン例:ペンジェントル/ペンレディ/Marydale/Milonguita/Chantal

https://main--cc--adobecom.hlx.page/jp/cc-shared/fragments/roc/seo/product-blade/adobe-fonts

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