サンセリフ体
「サン」はフランス語で「ない」という意味を表します。
つまり、「サンセリフ体」とは「セリフ」という装飾がない欧文書体を指します。
日本語のゴシック体と同様に、縦線や横線、曲線の幅が均一なのが特徴です。
ただし、サンセリフ体と一口に言っても、フォントによって線幅の太さや英数字の形に違いがあり、各フォントごとに見た人が受ける印象はさまざまです。
ちなみに、欧文書体には、「スクリプト」「ブラックレター」といった書き文字を元に作られたフォントもあります。
これらのフォントは日本人にとっては可読性が低くなりやすく、ビジネス文書などでは不向きです。
もし使いたい場合は、装飾目的として使うとよいでしょう。
これらの書き文字をもとに作られたフォントをまとめて「カリグラフィー」と呼びます。
以下の記事では、さまざまなカリグラフィーの記事を紹介しています。
あなたのデザインを美しく彩るカリグラフィーフォント30選
以上のように、フォントにはさまざまな種類があります。
明朝体やゴシック体以外にも、UDフォントや欧文フォントがあることを知っておきましょう。
また、フォントは線の幅によっても印象が変わります。
そこでここからは、フォントの印象を左右する線の幅を示す「フォントファミリー」についてご紹介します。