CLOでのAdobe Substance 3Dの利用

CLO 6.0以上とMarvelous DesignerにSubstanceがネイティブに統合されました。

Substanceと統合されたことで、CLOユーザーは、Substanceマテリアル（SBSARファイル）を簡単に読み込み、Substanceの強力な機能をCLOソフトウェアで直接活用でき、物理ベースレンダリングテクノロジーによってテクスチャやマテリアルが以前よりもリアルに表示されるようになりました。

これらのマテリアルのプロパティはカスタマイズと編集が可能であるため、デザイナーは、CLOプロパティエディターで直接、様々なバリエーションを際限なく作成できます。そうすることで、3Dアパレルデザインにおけるリアルな仮想シミュレーションのレベルが向上します。

作成と読み込み

Substance 3Dマテリアルの読み込み – パラメトリックまたはスキャンベースのマテリアル、Substance 3D Designerで最初から作成されたマテリアル、Substance 3D Samplerで写真やスキャンから（詳しくはチュートリアルを参照）、またはシンプルなIllustratorファイル（アドビのSVGの読み込み、Photoshopで編集、もしくはIllustratorで編集の機能などで見つかります）から作成されたマテリアル。可能性は無限に広がります。

Substance 3D Assetsライブラリから始めることもできます。数多くのハイエンドでフォトリアルなSubstance 3Dマテリアルを閲覧し、気に入ったパラメトリックなファブリックおよびアートワーク実行フィルターおよび効果をダウンロードします。各ファイルには、無数のパラメーターと事前に保存されたバリエーションが含まれており、CLOに読み込むことができます。Adobe Substance 3Dライブラリは、CLO属性編集からワンクリックで直接開くことができます。アドビのハイエンドなファッションおよびアパレルコレクションでマテリアルやデカール（ニット、プリント、織物の生地、刺繍入りマテリアル、その他衣類にディテールを加える多数の効果）をご覧ください。他にもデジタルレザーコレクションなど、多数のコレクションが見つかります。

高度なテクスチャリング

CLO衣装をAdobe Substance 3D Painterに読み込みましょう。

さらに追求して、衣服にリアルなディテールを追加するには、モデルをCLOからSubstance 3D Painterに簡単に書き出して、ペイントでのディテール、スマートマスク、スマートマテリアルを追加し、特定のテキスタイルテクニックや効果を最終デザインで再現しましょう。

Substance 3D Painterが統合されたパストレーサーでテストをレンダリングするか、またはモデルをアドビのエコシステムに含まれる他のアニメーションまたはレンダリングツールに書き出して、シーンを仕上げることができます。例えば、Substance 3D Stagerで多くのアセットを集めて最終的なシーンを組み立てます。