3D環境デザインによる空間コンセプト表現

建築インテリア、看板、間取り、店舗などのプロトタイプを作成し、空間を視覚化します。

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2Dから3D、現実世界へ

我々を取り巻く世界は3次元のため、2Dだけで表現されたものを見ても実物を想像しにくいことがあります。そこで、デジタル環境に物理スペースを構築すれば、見る人ははるかに実物を想像しやすくなり、希望に合致するかどうかを判断できます。アイデアからすばやくプロトタイプを作成してコンセプトの方向性を伝えることも、フォトリアルな要素と実際のシーンを組み込んでコンセプトを明確にすることもできます。

提案する要素をそれだけで見せるよりも、3D環境で見せれば、劇的な認識効果があります。

3D render of an environmental visualization of Earthly tent's location before an event 提供元:Vladimir Petkovic - Adobe Dimensionでシーンをステージ化してレンダリング、Marvelous Designerでテントを作成し、テントのビジュアルイメージを作成(実際のイベント前に例として作成)

3Dでプレゼン用の空間デザインを構築すれば、デザイン意図がわかりやすく、プロジェクトの目的に適うことが明確に示せるため、説得力が増します。3Dデザインの視覚化はプレゼンでは非常に効果を発揮します。相手は2Dモックアップだけでデザインの実物を想像し、評価と承認をおこなうことに慣れていないかもしれません。

AR(拡張現実)を使えば、コンセプトが実際の環境で期待通りの結果となるかを視覚的に確認できるため、評価プロセスをさらに効率化できます。デザインを実際の環境であらゆるアングルから表示し、期待通りのデザインとなっていることを確認しましょう。空間に合わないサイズや環境にそぐわないデザインの作り直しが不要のため、コストのかかる生産エラーを避けることができます。展示会などのブランド看板を作るときは、トライ&エラーは避け、物理スペースにフィットし、どのアングルからもよく見えることを確認しましょう。

3Dでデザインコンセプトを明確に伝える

プレゼンで提案するデザインのプロトタイプをAdobe Dimensionで作成すれば、プロセスの時間短縮に役立ち、高額な空間レンダリングを外注しなくても、社内でコンセプトのモックアップを簡単に作成できます。使いやすいツールで、コンセプトの複数の視点といくつものバリエーションを作成できます。また、ロゴ、マテリアル、カラーなどを変更したバージョンも容易に作成できます。
Anna Natter 2
Anna Natter Meeting Box 1

最終プレゼン用、究極のフォトリアリズム

Ronan Mahon Image
提供元:Ronan Mahon - Adobe Substance 3Dマテリアルを使用
3Dのテクニックを活用し、Substance 3D Painterを使用して3Dモデルにマテリアルとテクスチャを追加し、シーンに配置するオブジェクトと建物構造のサーフェスをフォトリアルに仕上げましょう。Substance 3D Samplerを使用してテクスチャをパーソナライズするか、Substance 3D Assetsのパワフルなマテリアルライブラリから取得します。Adobe Stockの3Dコンテンツを利用するのも便利です。環境モデルや構造モデルを外部から取得または作成すれば、オフィスやビルなどの環境をさらに正確に表現できます。ブランド要素を含むトートバッグなどのオブジェクトに布の質感を加え、看板には反射を表現することで、物理的コンセプトがはるかにイメージしやすくなります。フォトリアルなオブジェクトを加え、シーンをレンダリングすることでデザイン意図を詳細に示し、設定を正確に表現することで、関係者とクライアントに強く印象づけることができます。
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Anna Natter Meeting Box 1
アドビの3D & ARエコシステムを使えば、3Dアセットの管理と編集に伴う干渉点を減らすのに役立ちます。アセットをアプリ間で自由に移動させることで、膨大な種類のツールを利用できます。このため、3D専門アーティストやエージェンシーにデザインを外注する必要がなく、貴重な時間と予算を節約できます。

アドビアプリを使った3D環境デザインのスタートガイド

オリジナルの星を作成したい場合は、以下の初心者向けチュートリアルを使用して、いくつかの簡単な手順で夜空をエミュレートできます。

  • Adobe IllustratorまたはPhotoshopで2D要素をデザインします。
    どちらのツールにも対応しているため、必要な2Dコンポーネントの作成に最適なアプリを利用できます。Illustratorは3Dオブジェクトに配置するグラフィックやロゴの作成に最適、Photoshopはブランド画像や既存の写真の編集に適しています。
  • Dimensionで3Dをオーサリングし、集合体を作成します。
    Adobe Stockのテンプレートで作成したモデルを配置するか、Adobe Stockの素材を読み込みます(Dimension用に最適化されます)。または、他のソースからモデルを読み込みます。Dimensionは、OBJ、Autodesk FBX、STL、SketchUp SKPのファイル形式をサポートしています。
  • Substanceで3Dマテリアルのバリエーションを作成します。
    上級ユーザーの方は、Substanceでモデルにマテリアルを追加してテクスチャをペイントし、フォトリアルなエフェクトを加えて完璧な外観に仕上げましょう。Substance 3D Samplerを使用してテクスチャをパーソナライズするか、Substance 3D Assetsのパワフルなライブラリから取得します。Substanceを使用すると、建築構造、テーブル、家具などの空間デザインのサーフェスがさらにフォトリアルになります。

    a) シーンにブランドなどの2D要素が含まれるときは、グラフィックやロゴを3Dモデルにデカールまたは塗りつぶしとして配置します。次に、レイヤーのプロパティを調整して、思い通りの外観にします。

    b) すべての要素を組み合わせて完全なシーンを作成し、空間に投影されたデザインを作ります。

    c) 背景画像を変更し、別の場面での「環境デザイン」を示します。スターターアセットまたは Adobe Stockから背景画像を選択するか、お持ちの画像を読み込みます。「画像から環境を設定」を使用すれば、背景画像にもとづくリアルな3Dライトが自動的に作成されます。または、環境光と指向性ライトを手動で調整することもできます。
  • Dimensionで3Dと2Dの出力を共有します。
    a) 作成したシーンのテンプレートを書き出して共有し、要素の変更が必要になったときに、クライアント、関係者、他のチームメンバーが簡単に編集できるようにします。そうすることで、ブランドロゴのデザイン変更があり看板を書き換える場合など、必要に応じて迅速に対応できるようになります。

    b) 従来の2D画像でレンダリングするか、または360度ビュー(ブックマークしたカメラアングル付き)の3Dデザインをwebリンクで公開し、関係者がレビューできるようにします。3D webビューアを自分のポートフォリオサイトに埋め込んで、作品を公開することもできます。
  • Adobe Aeroを使いARで視覚化します。
    a) リアリティを追求するため、Aeroに読み込んで、製品を現実世界に重ねて表示する没入型のAR体験を作成します。無料のAeroアプリを使用すれば、従来とまったく異なる方法でデザインを見ることができ、臨場感のある体験を味わえます。

    b) AR体験をダウンロードリンクで共有するか、現実空間に置いたところを写真かビデオに記録します。同僚やクライアントと容易に共有でき、すぐにフィードバックが得られます。

Adobe Dimensionをもっと活用

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