Photoshopでカンバスを拡張する方法
作業しているカンバスのサイズが適切とは限りません。テキストを追加するためのスペースが必要になることもあれば、横長を縦長に変換したいと思うこともあります。切り抜きツールとAdobe Fireflyの技術を利用した生成拡張を使用すると、あらゆるニーズに合わせてシームレスに画像のサイズを変更できます。
文章を入力するだけで、アイデアをカタチに
切り抜きというと小さくすることを連想しがちですが、切り抜きツールを使用して、作業している背景を大きくすることもできます。画像の境界線をクリックし、希望のサイズになるまで外側にドラッグするだけです。
魔法のように背景を追加
思い通りに切り抜いた後、「生成」をクリックすれば、今ある画像に自然に馴染む質の高いコンテンツが新しく生成され、空白部分がそれで塗りつぶされます。わずか数回のタップで、数枚の葉っぱがジャングルに早変わりします。
テキストプロンプトを使用してシーンを作成
被写体を幻想的な森や混雑した街中の道路、豪華なゴールドのフレーム内に配置しましょう。拡張したカンバスを何で塗りつぶしたいかを説明する簡単なテキストを入力し、「生成」をクリックするだけで、高品質な結果が得られます。
生成AIで画像を拡張する手順
- まずは切り抜きツールを使用する
Photoshopで画像を開き、ツールバーで切り抜きツールを選択します。切り抜きの境界線のハンドルをクリック&ドラッグして、カンバスを拡張します。コンテキストタスクバーを使用して、縦横比ドロップダウンメニューから一般的な切り抜きサイズを選択することもできます。 - 新しい背景を生成する
コンテキストタスクバーで「生成」をクリックすると、拡張したカンバスが、元の画像と違和感なく馴染むように新しく生成されたコンテンツで塗りつぶされます。コンテキストタスクバーまたはプロパティパネルで様々なオプションをクリックしてみて、最も気に入ったものを選択します。 - プロンプトを使用して生成内容を指定する
コンテキストタスクバーのテキスト入力プロンプトボックスに「晴れた熱帯のビーチ」などの簡単な説明を入力して、特定の出力を生成します。
背景を大きくする理由
背景を拡張する主な理由は次のとおりです。
より広範なストーリーを伝える必要がある
人や物などの被写体の写りが完璧だとしても、中心から外れていることや、背景の重要な部分が写っていないことがあります。生成拡張を使用すると、そうした問題点を迅速に修正して高品質な結果を得ることができます。
特定の背景を作成したい
背景をホタルでいっぱいにしたり、拡張した背景を混雑した街にしたり人けのない街にしたりする場合は、プロンプトを使用して結果を微調整できます。
別の縦横比にする必要がある
写真やグラフィックデザインの仕事に関しては、統一されたサイズがすべてに適合するわけではありません。切り抜きツールと生成拡張を使用すると、写真の縦横比を4:3から16:9に瞬時に調整できます。画像を拡張することで、webサイト、SNS、デジタル広告などで使用できるようになります。
さらに広いスペースが必要
ワークスペースの背景を拡張すると、テキストを追加したり、グラフィックや他の画像から切り抜いた部分を追加したりすることができます。