ハイライト
Adobe PDF Print Engineのコアストレングス
高度なカラー機能
最先端のカラーマネジメントとパワフルなカラーコントロール機能。プロセスインクと特殊インクを管理。印刷基材とインクを考慮することで、色域と視覚的インパクトを最大化。
高性能で堅牢なアーキテクチャ
スピード、スケーラビリティ、信頼性のための設計。使用可能なシステムリソースを最大限に活用して、複雑なグラフィックやジョブを記録的なスピードでレンダリングします。
業界をリードする印刷品質
独自の処理技術により、テキスト、グラフィック、画像、滑らかな陰影など、あらゆるエレメントを単独または組み合わせて優れた再現性を実現。
ダイナミックなワークフロー機能
特殊なジョブやデバイスの要件に対応する柔軟性。幅広いジョブタイプと様々なワークフローに対応する機能。
強力なカスタマイズ機能
独自の付加価値を創出するために様々な機能を統合してカスタマイズ可能。ソリューションを差別化し、際立った製品を構築。
信頼性 = 予測可能性 + 一貫性
アドビのエンドツーエンドワークフロー
Photoshop、Illustrator、InDesign、Expressなどのアドビアプリケーションを使用してプリントジョブを作成するお客様には、エンドツーエンドのジョブライフサイクル全体で一貫したテクノロジーをを享受できます。共通のアドビテクノロジーを使用してジョブを作成、管理、およびプリントすると、常に信頼性の高い結果を得ることができます。Adobe PDF Print Engineは、アドビ以外のアプリケーションで作成されたジョブのレンダリングにも優れています。
高度なカラー機能
カラーマネジメント:ビルトインまたは独自
- Adobe PDF Print EngineにはAdobe Color Engineが含まれており、最先端の色変換技術が利用できます。
- Adobe Creative CloudアプリケーションとAcrobatは、同じCMM(カラーマネジメントモジュール)を使用しています。
- また、サードパーティのCMMとPDF Print Engineを統合する事も可能です。
カラー変換を管理するための高度なコントロール機能
- コンテンツとコンテキストを考慮したカラーマネジメント:
- ターゲットとなる印刷機/プルーファーの色をカスタマイズするオプション。
- 校正デバイスの印刷条件をエミュレートするコントロール機能。
- オブジェクトのタイプに基づくカラー操作(テキスト、ベクター、画像など)。
- デバイスの能力とジョブの内容に基づいたインテリジェントなコントロール機能。
- カスタムCMMにプロファイルを介してプライベートデータを渡すことにより、タグを使用してカラー変換をカスタマイズする機能。
- ソースカラーの置き換え。
- 黒点の補正(BPC)。
- スポットカラーの置き換え(ソースまたは出力時のエミュレーション)。
- デバイスカラー調整インターフェイス。
合理化された広色域(ECG)印刷処理
- CMYKを超える複数のプレート/プレーンを生成することで、印刷機で利用可能な色域をフルに活用。
- 例:CMYKインクステーションに加えてオレンジ/グリーン/バイオレット(CMYK-OGV)の印刷機。
白い下地とニス用のプレートを自動生成
- 白い下地:布地、DTF(Direct-to-Film)、透明プラスチック、様々なパッケージ基材に印刷する場合、白色プレートをデザインエレメントからIn-RIPで自動的に生成し、デザインカラーをより鮮やかにするために最初に印刷することができます。
- ニスオーバーレイ:透明なニスを使用する場合、ページ内容からIn-RIPで自動的に生成し、デザインエレメントを強調し、視覚的インパクトを高めることができます。
- プレートの調整:
- アルファチャンネルマスク - カラー基材の透明性の操作を有効にします。
- チョークとスプレッド - プレートのエッジをコントロールし、伸縮できます。
スペクトル値を用いた企業のブランドカラー
- ブランドカラーがスペクトル値(CxFデータなど)で正確に定義されている場合、Adobe PDF Print Engineは、これらのカラーを周囲の条件を考慮してCIELAB値にシームレスに変換できます。
- スペクトルブランドカラーを、ジョブの他のカラーと同じ方法でカラーマネジメントできるようにします。
高性能で堅牢なアーキテクチャ
- マルチコアまたはブレードシステム上で連動する複数のAdobe PDF Print Engineインスタンスを動的に管理するスケーラビリティの高いプラットフォーム。
- Mercury RIPアーキテクチャは、VDPを含むあらゆる複雑なジョブコンテンツの高速レンダリングを可能にし、大量印刷機や複数の印刷機を定格速度で駆動します。
- 複数のインスタンスにまたがるローカル、共有ローカル、共有グローバルキャッシュ階層。
バリアブル印刷:共通エレメントのキャッシュと再利用
- 繰り返しエレメントをキャッシュして、冗長な処理を省くために再利用します。
- マルチレベルキャッシングのサポート:
- 繰り返されるパターン。
- 不透明および透明オブジェクトのための最先端技術によるオブジェクトレベルのキャッシング。
- ネスト構造のオブジェクト。
- PDFページ全体へのステップアンドリピートのワークフロー。
コンテキストとコンテンツを考慮した透明度決定エンジン
- パフォーマンスとビジュアル品質のバランスをとる最適な透明度ブレンドアルゴリズムを自動選択。
- ジョブインテリジェンスの活用による、コンテキストと内容を考慮した意思決定。
パイプラインの各ステージでの平行処理
- シングルコアとマルチコアの両方のシステムで、マルチスレッドによりリソースの使用を効率化。
- 強化されたCPU命令セットに最適化。
ランタイムに生成されるPDFファイルの処理を高速化
- 長いトランザクションの印刷ジョブのレンダリングを、最終ページが生成される前に開始。
ISO仕様に非準拠PDFの処理
- Adobe PDF Print Engineは、ISO仕様に非準拠PDFを処理するための複数のコントロールポイントを提供できます。
堅牢でインテリジェントなメモリ管理
- 処理パイプライン全体にわたってシステム全体で調整されたメモリ管理により、ピーク時のメモリ容量を低減し、メモリ制約によるジョブの失敗を回避します。
業界をリードする印刷品質
アドビの透明効果のブレンド処理
- 最新のPDF仕様で定義されているすべてのブレンドモードとブレンドカラースペースをフルサポート。
- 利用不可能なスポットカラーシュミレーションのための、アピアランスベースのミキシング。
最先端の画像処理
- Photoshop独自のアルゴリズムを利用した高度な画像スケーリング。
- テキスタイルデザイン用の縁なし画像プリント。
- 非標準チャンネルを持つ16ビット画像の処理が可能。
独自のフォントレンダリング
- アドビ独自のフォントエンジンを活用した高品質なフォントレンダリング。
Fine Line Rendering
- バーコード、セキュリティ印刷、小さなポイントサイズのアウトライン化されたテキストなど、非常に細い線や塗りつぶしを持つエレメントの処理を強化するオプション。
- 軽いタッチでインクの広がりを防ぎ、外観をきれいな仕上がりにできます。
シームレスで滑らかなグラデーション
- 高精度のレンダリングパイプラインを使用した、シームレスなグラデーションと滑らかなスムースシェード。
- グラデーションの遷移は、急激な変化や帯域のアーティファクトを避けるように設計されています。
テキストとベクターのアンチエイリアスを高速化
- テキストやグラフィックのギザギザのエッジを視覚的に滑らかにします。
- ビット深度、解像度、デバイス制御(複数の液滴サイズを利用するなど)のバランスをとる高速アンチエイリアス。
In-RIPトラップ
- 隣接するオブジェクトのエッジでの効率的なチョークとスプレッド。
- テキスト、グラフィック、画像の操作にルールを適用できます。
- オプションの強化パッケージとして利用可能。
ダイナミックなワークフロー機能
包括的なPDF/VTサポート
- Adobe PDF Print Engineは、ダイレクトメール、顧客向け文書、トランザクション、トランスプロモーション通信、バリアブルプロダクト印刷(VPP)のための最新のPDF/VT(ISO 16612)ワークフローをサポートしています。
- 印刷されないメタデータの高度な処理を提供し、JDFによる完全なコントロールを可能にします。
画像と外部オブジェクトをネイティブに処理
- 拡張可能でフォーマと変換なしに直接実行する画像処理。
- 外部から参照される配置オブジェクト(Xobjects、PDFページ)の高度な処理。
印刷後の後処理との統合
- 印刷後の後処理装置にカットパスのベクトルを渡すためのインターフェイス。
- カット輪郭用に別のプレートを作成。
- ジョブコンテンツに適用されるグローバル変換(例えば、拡大縮小、回転、シフト)は、カットされた輪郭にも適用されます。
- PDF Processing Steps国際標準(ISO 19593)に準拠。
In-RIP面付け(自動および非自動)
- JDFジョブチケットフォーマットの自動化機能を活用し、カットアンドスタック、中綴じ、その他の面付け方法でページを折丁に面付けします。
- ルールベースのページ/シートの挿入。
- CIP4 Imposition ICS(Interoperability Conformance Specification)に準拠。
コンテンツを意識したスマートなピクセルメタデータ
- Adobe PDF Print Engineは、ピクセルごとに5つのメタデータカテゴリーでインクチャンネル値を増大させます。メタデータは、各グラフィックの詳細な属性情報を伝達し、カラーマネジメントの強化、圧縮の最適化、キャッシュやその他の目的に活用することができます。
あらゆるデバイス構成を幅広くサポート
- フレーム、バンド、タイルのすべてのデバイス構成をサポート。また、様々なビット深度、解像度、複数のレンダリングモードをサポートしています。
- 異なるビット深度(1/2/3/4/8/16)と解像度タイプ(等方性および異方性)の印刷をサポート。
- 1回の操作で全表面を処理することも、より効率的にするためにサーフェスをバンドやタイルに細分化することもできます。
- 複数のレンダリングモードにより、同じページを異なるパラメーターでレンダリングできます。プレビューレンディションの後に、解像度、メディアサイズ、クリップパス、トランスフォームを変えて全体をレンダリングできます。
強力なカスタマイズ機能
PDFジョブファイルの属性検出と変更が可能
- ヘルパーモジュールに加え、オプションでAdobe PDF Library SDKとの統合が可能。
ランタイム画像補正を有効にします
- 独自の画像処理をRIPに統合するためのインターフェイス。例えば、リサンプリング、画像修正、色補正、画像置換など。
マーキングモジュールの完全なコントロール
- フル機能を備えた強力なマーキングモジュールは、そのまま使用することも、特殊なニーズに合わせてカスタマイズすることもできます。
OEM独自のカラーマネジメントをサポート
- OSが提供するCMMまたは独自のCMMを活用し、OEMのカスタムカラーマネジメントのニーズに対応するためのカラー変換を管理。
- デバイスのカラープレーンの独立した最終ステージでの調整(CMM後)を実装。例えば、インクの制限や独自のスポットブレンドなどです。
OEM独自のファイルシステム
- OEM提供のファイルシステムをオプションでサポートし、最大限のセキュリティを実現。あらゆるファイルシステム(OS、RAMディスク、クラウド)からファイルにアクセス。
VDPキャッシュの制御をカスタマイズ可能
- いつ、何をキャッシュするか
- ラスターキャッシュされたオブジェクトのレンダリング形式(独自形式など)
- キャッシュする場所(RAMディスク、共有メモリ、その他の場所)
- キャッシュの種類(オブジェクトかページか)
- ディスプレイリストまたはOEMカスタマイズ可能なラスターキャッシュとしてのIn-RIPキャッシング
高度なJDF設定サポート
- ジョブをパーティションに分割し、ページ/サーフェス/ドキュメントレベルの設定を可能にします(表紙、本文、ページの扱いを変えるなど)。
多様なジョブ送信方法
- ホットフォルダー、MIME-packed PDF/VT-2、JMFジョブ送信モード(Job Messaging Format)をサポート。
- ジョブリソース(ICCプロファイル、PDFファイル、ハーフトーンスクリーン、キャリブレーションカーブなど)のURLは、ローカルまたはリモートのHTTPにすることができます。