プリンターの可能性を再発見
オフィス印刷向けの画期的なラスター画像プロセッサー(RIP)技術であるAdobe Embedded Print Engineをご紹介します。Embedded Print Engineは、未来に備えた次世代のRIPテクノロジーというだけでなく、ソース、タイプ、サイズに関係なく、すべての印刷ジョブのすべての印刷経路で一貫した印刷エクスペリエンスを提供する、デバイスに依存しないワンストップの印刷ソリューションでもあります。リソースに制約のあるA4デバイスからエンタープライズ向けのA3ワークグループプリンター、エントリーレベルのラージフォーマットプリンターまで、あらゆるデバイスに無理なく組み込むことができます。ラスターデバイスの場合は、クラウドサービス(AWS、Azure、またはお好みのクラウド)としてデプロイできます。
様々な印刷形式(ページ記述言語)のネイティブ処理を可能にするEmbedded Print Engineは、すべてのPDLのためのワンストップのソリューションです。すべての印刷経路で一貫した印刷エクスペリエンスを提供するだけでなく、デバイスのApple AirPrint認証の取得とMopria対応を支援します。クラス最高の品質、パフォーマンス、リソース効率により、世界中の大手OEMメーカーに選ばれています。他のアドビの主要アプリケーションと同じアドビコアテクノロジーコンポーネントを使用することで、Adobe Acrobat(PDFの業界標準)の画面上に表示される内容が紙上でも忠実に再現されるため、エンドユーザーに完全なWYSIWYG印刷エクスペリエンスを提供します。Embedded Print Engineは、厳しいフィールドテストに合格しており、現代のオフィス印刷の変化する要求に応える新たなスタンダードとなっています。印刷の未来へ導く、新しい技術です。
大手印刷OEMメーカーに信頼されるAdobe Embedded Print Engine
さらに多くのメーカーが採用の最終段階に入っています。
Adobe Embedded Print Engineは、その比類ない品質とパフォーマンスにより、業界で推奨されるRIPテクノロジーとなっています。A3セグメントで約70%のマーケットシェアを誇り、A4セグメントでも広く採用されているRIPソリューションとして急速に台頭しており、2026年までに65%のマーケットシェアを獲得する見込みです。さらに、エントリーレベルのラージフォーマットプリンターなど、他のセグメントでも勢いを増しており、アドビを搭載したソリューションへと業界が大きくシフトしています。
アドビの印刷テクノロジーで投資回収率(ROI)を最大化
よくある質問
ラスター画像プロセッサー(RIP)は、印刷システムにおいて不可欠なソフトウェアコンポーネントです。ドキュメント(通常、テキスト、写真、イラスト、グラフィックを含む)を印刷する場合、最初のステップは、ドキュメントデータをプリンターが扱える形式に変換することです。この形式はページ記述言語(PDL)と呼ばれます。プリンタードライバーソフトウェアは、テキスト配置、フォント選択、グラフィックレンダリング、カラーマネジメントなどの指示を含むPDLファイルを生成します。
PDLファイルが印刷用に送信された後、RIPが引き継ぎます。プリンターの頭脳として、RIPは入力されたPDLから、ラスター画像(ビットマップ画像)を生成し、それをプリンターが用紙にマーキングします。ラスタライズプロセスでは、PDLファイルに存在するドキュメントデータ(線、曲線、テキストなど)をラスター画像に変換します。ラスター画像は、最終的な印刷ページの外観を表し、各ピクセルにはトナーやインクの色、濃さ、位置に関する情報が含まれています。
RIPは、元のデザインの複雑さと豊かさを印刷で忠実に再現します。RIPはまた、正確なカラーとフォントの管理や、透明度、ハーフトーンなどを調整して印刷で忠実に再現します。
Adobe Embedded Print Engineは、A4、A3、およびエントリーレベルのラージフォーマットプリンター向けのアドビの最先端RIPテクノロジーです。多様なデバイスタイプに対応する世界中の数百万台のプリンターで活用され、すべての印刷が元のデザインの品質で、意図した通りに反映されるようにします。