Adobe Experience Cloudプライバシー
最終更新日:2022年12月5日
Adobe Experience Cloudソリューションは、アドビの企業顧客が各社のwebサイト、アプリ、ソーシャルメディアページを調整し、そのパフォーマンスを向上させるためのソリューションです。これらの企業は、Adobe Experience Cloudソリューションを使用することで、自社webサイト、アプリ、ソーシャルメディアページにおける訪問者のクリック数などの情報を収集して分析したり、 メール、テキストメッセージ、その他のオンライン/オフラインマーケティングキャンペーン内で、より関連性の高いメッセージをお客様に提供したりすることができます。一般に、Adobe Experience Cloudソリューションは、企業がオンラインリソースやマーケティングについて把握して、改善する必要がある場合に使用されます。
アドビはAdobe Experience Cloudの一部として、どのようなタイプのソリューションを提供していますか?
企業がAdobe Experience Cloudを使用するときに、どのような情報が収集されますか?
企業はAdobe Experience Cloudをどのように使用して情報を収集しますか?
企業は、Adobe Advertising Cloudで健康関連セグメントをどのように使用していますか?
企業によるAdobe Experience Cloudソリューションの使用について、どのようなプライバシーに関する選択肢がありますか?
Adobe Experience Cloud広告ソリューションを使用する企業に代わって収集された情報は、どのぐらいの期間保存されますか?
Adobe Experience Cloudには、どのようなタイプのソリューションが含まれていますか?
Adobe Experience Cloudソリューションは、次の一般的な4つのカテゴリーに大別されます。
測定ソリューション:企業が、お客様によるwebサイト、アプリ、ソーシャルメディアページの利用状況や、お客様のオンラインマーケティングキャンペーンとのやり取りを測定して把握できます。
調整ソリューション:企業が、新しいコンテンツをテストし、お客様の関心に合わせてwebサイト、アプリ、ソーシャルメディアページ、メールを調整できます。
コンテンツ管理ソリューション:企業が、webサイト上、アプリ内、オンラインマーケティング資料内で画像やその他のコンテンツを保存、更新、配布できます。
広告ソリューション:企業が、webサイト、アプリ、検索エンジン、ソーシャルメディアに表示するオンライン広告を改善できます。また、メール、テキストメッセージ、その他のオンライン/オフラインマーケティングキャンペーンを送信することもできます。
これらの4つの各カテゴリーにおいて、企業はソリューションで利用可能な機械学習技術を用いて、ソリューションの使用に伴う特定のデータ要素の処理を自動化することができます。
企業がAdobe Experience Cloudを使用するときに、どのような情報が収集されますか?
Adobe Experience Cloudソリューションを使用する企業は、どのような情報を収集してAdobe Experience Cloudアカウントに送信するかなど、ソリューションの使用方法に関する選択を行います。その企業のAdobe Experience Cloudソリューションと管轄区域に応じて、以下をはじめとした情報が収集される可能性があります。
- その企業のwebサイト、アプリ、ソーシャルメディアページ上でのお客様がアクセスした場所と操作内容
- お客様の閲覧活動(お客様が訪問したその企業のwebページのURLを含む)
- お客様がその企業のwebサイトに移動するためにクリックしたリンクが表示されていたページのURL
- お客様が実行し、その企業のwebサイトに移動するきっかけとなったweb検索
- お使いのwebブラウザーおよびデバイスに関する情報(デバイスタイプ、ブラウザータイプ、広告ID、オペレーティングシステム、接続速度、表示設定など)
- お客様のIPアドレス(または、企業によるソリューションの構成によってはIPアドレスの一部)。お客様のおおよその所在地を特定するために使用される場合があります
- お使いのモバイルデバイスまたはwebブラウザーからの位置情報
- ソーシャルメディアプロフィール情報
- お客様がその企業のwebサイトまたはアプリで提供したり、その企業のソーシャルメディアページと情報のやり取りを行うときに提供したりする可能性のある情報(登録フォームで提供する情報など)
- 広告キャンペーンの成功率(お客様が企業の広告をクリックしたかどうかや、広告を閲覧またはクリックしたことがその企業の製品やサービスの購入につながったかどうかなど)
- お客様がその企業のwebサイトまたはアプリで購入したり、ショッピングカートに入れたりした商品
企業はAdobe Experience Cloudをどのように使用して情報を収集しますか?
Cookieおよび類似したテクノロジー。Adobe Experience Cloudソリューションを使用すると、企業はwebビーコン(タグやピクセルとも呼ばれます)などのCookieおよび類似したテクノロジーを使用して、会社のwebサイトに関連した情報を収集できます。お使いのブラウザーのCookie設定を調べると、アドビが所有するドメイン(omtrdc.netやdemdex.netなど)からのCookieが含まれている場合があります。これらのCookieは、訪問先のwebサイトによって設定されるものではないため、大半のインターネットブラウザーでは「第三者Cookie」に分類されます。Adobe Experience Cloudを使用する企業は、独自のCookie(「ファーストパーティCookie」)を使用する場合があります。
モバイル。Adobe Experience Cloudテクノロジーは企業のモバイルアプリ内で使用される場合もあります。これらのテクノロジーにより企業は、お客様によるその企業のモバイルアプリの利用状況や、お使いのモバイルデバイスがアプリに提供する位置情報などの情報を、Adobe Experience Cloudアカウントに送信できるようになります。詳しくは、各企業のプライバシーポリシーに加え、モバイルデバイスメーカーから提供されているプライバシー情報を参照してください。
ソーシャルメディア。お客様がソーシャルメディアページを使用する場合、そのページを運営している企業は、お客様が訪問するソーシャルメディアサイト経由でお客様に関する特定の情報をAdobe Experience Cloudアカウントに送信できることがあります。大半のソーシャルメディアサイトでは、ユーザーが自分に関する情報の使用方法を設定できるようになっています。詳しくは、お使いのソーシャルメディアサイトのプライバシーポリシーを参照してください。
Adobe Experience Platform Launch。Adobe Experience Platformは、これらのタグ管理製品の一部として、タグ処理に関するデータを収集しません。Tag Manager自体には、ページ上の処理に関する使用状況の追跡機能はありません。タグが展開されていない場合、Adobe LaunchはCookieを設定せず、ネットワーク呼び出しも行いません。アドビサービスの企業顧客によって使用される場合、Adobe Experience Platform Launchは、お客様が他のAdobe Experience Cloudソリューション向けに指定したタグが入ったライブラリを(i)顧客自身のホスティングプロバイダー(推奨)または(ii)第三者コンテンツ配信ネットワーク(CDN)のいずれかに配信します。いずれの場合も、ホストされているタグ配信先サーバーは、アドビによって所有または管理されているものではなく、またそれらのサーバーへのリクエストのサーバーログもアドビは所有していません。
Adobe Experience Cloudソリューションは、企業顧客がコンテンツを管理し、webサイト、アプリ、マーケティングメッセージをパーソナライズしてパフォーマンスの向上を図ることができるソリューションです。例えば、このような企業顧客はAdobe Experience Cloudソリューションを使用して、個人によるwebサイトの利用状況情報を収集および分析することができます。またAdobe Experience Cloudとサードパーティのサービスを併用して、Googleなどの関連サービスを実行することもできます。詳しくは、当該企業のプライバシーに関する情報を参照してください。
企業は、Adobe Advertising Cloudで健康関連セグメントをどのように使用していますか?
アドビは、Adobe Advertising Cloudソリューションの一部として、第三者データプロバイダーが提供する特定の健康関連セグメントを、Adobe Advertising Cloudを使用する企業に提供しています。企業は、適用法および業界ガイドラインで使用が許可されている範囲で、これらのセグメントが当社のソリューションを使用している場合にターゲティング広告を行う目的で、これらのセグメントを使用することができます。これらのデータセグメントは、一般に次のカテゴリに分類されます。(1)健康関連分野での職業、(2)健康関連のトピックと条件(特定の条件ではない)、(3)健康保険への関心、(4)食事、フィットネス、減量と健康的なライフスタイル、(5)パーソナルヘルスケア、視覚ケア、身づくろい、美容のための消費財とサービス、(6)市販薬、治療薬、栄養補助食品、(7)健康関連の慈善団体。
企業によるAdobe Experience Cloudソリューションの使用について、どのようなプライバシーに関する選択肢がありますか?
企業によるAdobe Experience Cloudソリューションの使用方法について詳しくは、各企業のプライバシーポリシーを参照してください。企業顧客は、以下の項目について記述したプライバシーポリシーをアドビに提供する必要があります。
- Adobe Experience Cloudに関連した各社のプライバシー基準
- Adobe Experience Cloudに関連して各社によって行われる情報の取得または使用を設定する方法
Cookieおよび類似したテクノロジー。AdobeのExperience Cloudでは、Cookieおよび類似したテクノロジーを使用して、企業が情報を収集できます。Cookieは大半のブラウザーで自動的に受け入れられるようになっていますが、通常は、すべてのCookieを拒否したり、訪問先webサイト以外の企業によって設定されたCookieのみを拒否したりするよう、ブラウザーを構成することができます。Cookieを拒否するようブラウザーを構成すると、Adobe Experience Cloudソリューションを使用する企業のwebサイトで情報が収集されるのを防ぐことができます。お客様が、企業によるAdobe Experience Cloudソリューションの使用からオプトアウトするための選択肢について詳しくは、プライバシーに関する選択肢を参照してください。
モバイル。大半のモバイルデバイスでは、インタレストベース広告でのモバイル広告IDの使用を制限できます。詳しくは、モバイルデバイスメーカーによる説明をご確認ください。お客様が、企業によるAdobe Experience Cloudソリューションの使用からオプトアウトするための選択肢について詳しくは、プライバシーに関する選択肢を参照してください。
メールとテキストメッセージ。Adobe Experience Cloudを使用する企業によって送信される営利目的のメールまたはテキストメッセージをオプトアウトする方法についてさらに詳しく知るには、メッセージ内に記載されているオプトアウトプロセスに従うか、各社のプライバシーポリシーを確認してください。モバイルプッシュ通知の受け取りをオプトアウトするには、モバイルデバイスメーカーによって提供される情報を確認してください。
インタレストベース広告。アドビは、以下のインタレストベース広告自主規制グループに加盟しています。
- Australian Digital Advertising Alliance(ADAA)
- Digital Advertising Alliance(DAA)
- European Digital Advertising Alliance(EDAA)
- Network Advertising Initiative(NAI)
アドビは、NAI行動規範やその他の該当するNAIガイダンスを含む、これらのグループの加盟要件に準拠しています。企業によるAdobe Experience Cloud広告ソリューションの使用をオプトアウトする方法など、インタレストベース広告について詳しくは、各グループのサイトを参照してください。
お客様が、企業によるAdobe Experience Cloud広告ソリューションの使用からオプトアウトするための選択肢について詳しくは、プライバシーに関する選択肢も併せて参照してください。
Adobe Experience Cloud広告ソリューションを使用してwebサイトでの活動履歴に基づいて表示されるインタレストベース広告は、オプトアウトした後は表示されなくなります。当社の広告ソリューションを使用する企業からの広告は引き続き表示されますが、お客様のweb閲覧履歴や関心事にもとづいて表示されるわけではありません。オプトアウトすると、少なくとも1つのオプトアウトCookieがアドビによってお使いのブラウザーに配置されます。Cookieを削除したり、ブラウザーまたはデバイスを変更する場合は、このオプトアウトプロセスを繰り返す必要があります。また、このオプトアウトプロセスは、ブラウザーが第三者Cookieを受け入れるよう設定されている場合にしか機能しません。
IABによる透明性と同意フレームワーク アドビは、IABヨーロッパによる「透明性と同意フレームワーク」にベンダーとして参加し、その仕様とポリシーに準拠して、Adobe Advertising CloudおよびAdobe Audience Managerソリューションを企業顧客に提供しています。フレームワークでのアドビのID番号は、Adobe Advertising Cloudが「GVL ID 264」、Adobe Audience Managerが「GVL ID 565」です。
Adobe Experience Cloud広告ソリューションを使用する企業に代わって収集された情報は、どのぐらいの期間保存されますか?
前述したとおり、Adobe Experience Cloud広告ソリューションでは、Cookieおよび類似したテクノロジー、ならびにモバイルテクノロジーを使用することで、企業がお客様によるwebサイトおよびアプリの利用状況に関する情報を収集し、より関連性の高い広告を提供できるようにしています。これらの広告は「インタレストベース広告」と呼ばれることがよくあります。アドビは通常、これらの情報を収集した後、Adobe Experience Cloud広告サービス内に最大で25か月間保存します。Adobe Experience Cloud広告サービスを使用する企業は、アドビのテクノロジーを使用してデータを収集したり、後述するように、Adobe Experience Cloudを使用して収集する情報にその他の情報を追加したりする場合があります。これらの場合、アドビはその企業の指示に従ってデータを保存します。
企業はどのような情報をAdobe Experience Cloudにアップロードできますか?
一部のAdobe Experience Cloudソリューションは、企業がAdobe Experience Cloudアカウントへ情報をアップロードできるよう設計されています。そのため、webサイト、アプリ、ソーシャルメディアページ上で収集した情報や、第三者データプロバイダーなどのその他のソースから収集した情報が企業によってアップロードされることがあります。
アドビは、企業顧客がAdobe Experience Cloudを使用して収集する情報を共有しますか?
アドビは、法人顧客が依頼する場合を除き、法人顧客の情報を共有しません。Adobe Experience Cloudを使用する企業のプライバシー基準について詳しくは、各社のプライバシーポリシーを確認してください。
なお企業がアドビに対し、レポート(Adobe Digital Indexなど)公開を目的とした、個人を特定しない形でのデータ集計を許可することはよくあります。