アドビ、あらゆるクリエイティブプロジェクトのコンテンツワークフローとコラボレーションを加速させる次世代のFrame.ioを発表 

 

  • Frame.io V4(Beta版)では、コンテンツ制作全体のプロセスにわたってチーム間での複雑化したコラボレーション作業をより簡素化し、さらにより複雑なワークフロー、より豊富で表現力豊かなフィードバック、そしてより緊密なレビュープロセスを可能に
  • Frame.io V4(Beta版)では映像制作のワークフローに対応するだけでなく、キャスティング、ロケーションハンティング、映像レビューなどのポストプロダクションワークフローをもサポートし、さらに画像、デザイン、PDFファイルなどのクリエイティブコンテンツでのワークフローにも対応
  • Frame.io V4(Beta版)ではAdobe PhotoshopおよびAdobe Workfrontとの統合により、企業のコンテンツサプライチェーン全体のコラボレーションがさらに合理化されます。Adobe GenStudioの一部として、Frame.ioは、Adobe ExpressおよびAdobe Firefly Servicesと組み合わせることで、大規模なコンテンツ制作が可能に

※当資料は、2024年4月9日(米国時間)に米国本社から発表されたプレスリリースの抄訳版です。

 

【2024年4月10日】

アドビ(Nasdaq: ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は本日、Frame.io V4(Beta版を発表しました。Frame.io V4(Beta版)は、柔軟で迅速かつ直感的なクリエイティブコラボレーションプラットフォームであり、コンテンツ制作におけるワークフローを効率化及び簡易化することが可能です。チームや組織が動画コンテンツに対する需要の加速に応えようと競い合う中、制作のあらゆる段階にいるクリエイターやステークホルダーは、分断されたツールやシステムによってスピードが遅れています。Frame.io V4(Beta版)は、フィードバックを一元化し、修正作業の回数を減らし、メディアアセットの共有を迅速化することで、パーソナライズされたコンテンツを共有するクリエイティブチームの複雑なニーズを満たすように設計されています。 NAB Show 2024に先立ち発表された次世代のFrame.ioは、Frame.io 無料版およびPro版のユーザー向けにベータ版として本日から提供を開始します。チーム版およびエンタープライズ版のユーザー向けの提供開始は今年中を予定しています。

 

イメージ画像

Frame.io V4(Beta版)は、ダイナミックなメタデータフレームワークとCollectionsと呼ばれるスマートフォルダシステムをベースにした、まったく新しいワークフローの管理機能を搭載し、映像だけなくあらゆるクリエイティブワークフローを容易にするのに十分なカスタマイズ性、パワフルさ、柔軟性を備えたクラウドベースのプラットフォームです。Frame.io V4(Beta版)では、ファイル転送、メディアアセットのレビューと承認、共有、プレゼンテーション機能を刷新し、最も要求の厳しいクリエイティブプロジェクトのためのより強力で直感的なプラットフォームをユーザーに提供します。

 

Frame.ioの共同創設者であり、アドビのクリエイティブ プロダクト グループ担当バイス プレジデントであるエメリー ウェルズ(Emery Wells)は、次のように述べています。「ビデオや画像から、デザインや文書に至るまであらゆるコンテンツタイプの需要が急速に伸び続けている中で、Frame.ioのコミュニティが求める要求も進化してきました。企業やブランド、個人に至るまでの誰もが、どんなクリエイティブプロジェクトであっても、チームや関係者が協力してアイデアを出し合い、コラボレーションし制作する、もの作りのプロセスを合理化することができる統合プラットフォームを求めています。Frame.io V4(Beta版)は、明確で一元化されたフィードバック、修正の減少、メディアアセットの迅速な共有を実現する全く新しい機能により、すべてのクリエイターと制作チームにとってゲームチェンジャーであり、最高の作品を提供するためにより集中できるスペースを提供します。」

 

新しいFrame.ioで コンテンツ制作の全体のプロセスにおけるチーム間での複雑なコラボレーション作業をより簡素化

現在、成人は平均して1日の半分以上をメディア消費に費やしています。かつてないほど多くのコンテンツが制作されている一方で、動画制作のあらゆる段階に関与するクリエイターは、いまだに分断されたプロセスで作業しています。その結果、クリエイターやステークホルダーは、制作の遅れ、芸術面での不整合、コストの増加、納期の遅れに悩まされることがよくあります。

Frame.io V4(Beta版)の新しいデザインとパフォーマンスは、ビデオコンテンツ制作ライフサイクルのあらゆるステップをサポートします。ワークフロー管理からクリエイティブのレビュー、承認、共有、プレゼンテーションまで、より幅広いクリエイティブプロフェッショナルと部門を超えたチームをサポートし、効率的なエンドツーエンドのビデオプロジェクトオーケストレーションを提供します。新機能により、最も要求の厳しいクリエイティブプロジェクトでも、より強力で直感的なプラットフォームをユーザーに提供し、より多彩なフィードバックと、より緊密なレビュープロセスを実現します。

 

  • ワークフロー管理: Frame.io V4(Beta版)は、全く新しいメタデータフレームワークを提供し、ユーザーのアセットとの関わり方を変革します。厳密なフォルダ構造だけに依存するのではなく、ユーザーはチームの作業方法に基づいてメディアにタグを付け、整理し、表示できるようになりました。また、Frame.io V4(Beta版)では、メタデータを使用して動的にメディアを選択、フィルタリング、グループ化、並べ替えのできる、柔軟でリアルタイムかつ保存可能なアセット表示画面「Collections」を導入しています。さらに、今年後半には、Frame.io とWorkfront がネイティブに統合され、部門横断的なチーム間のコラボレーションを効率化する新しい統合レビューおよび承認ワークフローが実現します。
  • クリエイティブレビューと承認: Frame.io V4(Beta版)では、統合され、再設計されたプレーヤーアーキテクチャにより、複数のファイルタイプで共通したコントロールが表示され、没入感のある美しいメディア表示体験を提供します。ユーザーは、数十個以上の新機能とともに全面的に刷新されたコメントシステムを含む、より多くの、より良いフィードバック共有方法を体験できます。
  • 共有とプレゼンテーション: Frame.io V4(Beta版)では、共有とプレゼンテーションのワークフローを統合し、ブラウズ、プレビュー、カスタマイズが、すべて同じ画面からスムーズに行えるようになります。

 

映像だけでなく、クリエイティブ全体のワークフローにも対応

Frame.io V4(Beta版)は、映像だけでなく、写真やイメージングのためのより強力なワークフロー向けにもクリエイティブサポートを拡大しています。Frame.io V4(Beta版)は、あらゆるクリエイティブワークフローの要求を満たすのに十分なカスタマイズ性、パワフルさ、柔軟性を備えており、基盤となるアセットの種類に関係なく、コンテンツ開発のライフサイクル全体にわたるクリエイティブを対象にサービスを提供します。

 

  • キャスティングとオーディション: 役柄ごとにオーディション素材をまとめ、選考ステータスによってフィルタリングし、エージェンシー、エージェントの提供内容、そして空きスケジュールなどのメタデータを表示します。ユーザーは、特定のチームメンバーにタスクを割り当て、レビュー、注釈、スター評価を行うことができます。
  • ロケーションハンティング: 候補地の比較、報告書の整理、最適な撮影環境のためのロジスティック手配を行い、ロケーションハンティングの管理ができます。
  • デイリーフッテージレビュー: 毎日更新されるビデオアセットを管理し、タレントやスタジオで役割に応じて関連する素材だけを見ることができるようにします。タレントは、毎日更新される自分のテイクだけを集めたコレクションを受け取り、承認者はスタジオで、撮影日、シーン、採用テイクごとに編成された、動的に更新されるコレクションにアクセスします。
  • マーケティングキャンペーン管理: マーケティングキャンペーン内のすべてのクリエイティブアセットと承認プロセスを管理します。スペックやメディア費用などのメタデータを表示しながら、配信チャネル別、アセットタイプ別にグループ化を可能にします。

 

新しいFrame.ioの統合によりコンテンツサプライチェーン全体でコラボレーションが可能に

Frame.io、アドビ製品ポートフォリオ全体で引き続きネイティブに統合されます。

  • Creative Cloud:現在、Frame.ioはAdobe Premiere ProおよびAdobe After Effects と統合されており(*注)、5月からAdobe Creative Cloudエンタープライズ版Adobe Photoshopのユーザー向けに提供され、今年後半にはさらに多くのAdobe Creative Cloudツールと顧客セグメントがサポートされる予定です。
  • Workfront:今年後半に予定されているFrame.ioとWorkfrontの統合により、ブランドコンテンツサプライチェーン自動化および最適化するために重要な機能である、部門横断的なチーム間のコラボレーションを合理化できる新しい統合レビューおよび承認ワークフローが可能になります。
  • GenStudio:Adobe Experience CloudとAdobe Creative Cloudにネイティブに統合することにより、マーケターがブランドに合ったコンテンツを迅速に計画、作成、管理、配信、測定するための生成AIファースト製品であるAdobe GenStudioの一部として、Frame.io は、Adobe ExpressAdobe Firefly Servicesなどの他のアドビアプリケーションとともに、大規模なコンテンツ制作の自動化を支援します。

 

400 万人以上のユーザーが Frame.io をビデオのレビューと承認のための最高のプラットフォームとして採用しており、映像編集者と主要なプロジェクト関係者にクラウドファーストなワークフローを提供し、シームレスなコラボレーションによって制作プロセスを円滑化しています。また、大手広告代理店、メディアおよびエンターテインメント企業、グローバルブランドは、ビデオ制作ワークフローで Frame.io を採用しています。Frame.ioは、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(英語)などのアカデミー賞受賞作品、FXのエミー賞受賞シリーズ『一流シェフのファミリーレストラン』などの画期的なテレビ番組、ウィル・アイ・アムなどの業界アイコンのミュージックビデオの制作に使用されています。

 

Frame.io V4(Beta版)に関する詳細は、Frame.ioブログをご覧ください。

 

Frame.io のV4は、無料版とPro版のユーザー向けに本日からベータ版が開始され、web版、iPhone版、iPad版が2024年内中に段階的にリリースされる予定です。また、チーム版およびエンタープライズ版ユーザー向けについては今年中に提供開始を予定しています。

(*注)Frame.io V4(Beta版)とAdobe Premiere ProおよびAdobe After Effectsとの統合は現段階では非対応

 

 

■「アドビ」について

アドビはデジタル体験を通じて世界に変革をもたらします。

アドビに関する詳細な情報は、webサイト(https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html)をご覧ください。

 

© 2024 Adobe. All rights reserved. Adobe and the Adobe logo are either registered trademarks or trademarks of Adobe in the United States and/or other countries. All other trademarks are the property of their respective owners.

ダウンロード

このプレスリリースに関するお問い合わせ

プレス窓口