アドビ、2023年第2四半期の業績を発表
過去最高の売上高を報告、売上高・EPS・デジタル メディア分野の新規ARRの年度財務目標を上方修正
※米国本社発表の業績プレスリリースはこちらをご覧下さい。
【2023年6月19日】
米国カリフォルニア州サンノゼ発（2023年6月15日）：Adobe（Nasdaq：ADBE）（本社：米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ）は本日、2023年度第2四半期（2023年6月2日を末日とする）の決算を発表しました。
アドビの会長、社長兼CEO（最高経営責任者）であるシャンタヌ ナラヤン（Shantanu Narayen）は次のように述べています。
「第2四半期はCreative Cloud、Document Cloud、Experience Cloudの需要が堅調で、過去最高の売上高を達成できました。アドビは豊富なデータセットや基盤モデル、およびユビキタスな製品インターフェースを擁し、画期的なイノベーションによって、生成AIの新時代をリードしています。」
アドビのエグゼクティブ バイス プレジデント兼CFOであるダン ダーン（Dan Durn）は次のように述べています。
「第2四半期は新規ARRと収益性の面で傑出した業績を達成できたため、年度目標を上方修正しました。画期的なイノベーションへ投資しながらも売上と収益の成長を実現できるアドビは、2,000億ドルを超える巨大な市場機会を十分に活用できるのです。」
■ 2023年度第2四半期の業績ハイライト
- 2023年度第2四半期の売上高は48億2,000万ドル、前年同期比10％増、実質成長率は13％でした。GAAPベース希薄化後1株当たり利益（EPS）は、2.82ドル。Non-GAAPベース希薄化後1株当たり利益（EPS）は、3.91ドル。
- 第2四半期のGAAPベース営業利益は16億2,000万ドル、non-GAAPベース営業利益は21億8,000万ドル。GAAPベース純利益は13億ドル、non-GAAPベース純利益は17億9,000万ドル。
- 営業キャッシュフローは21億4,000万ドル。
- 当四半期末の残存履行義務（Remaining Performance Obligation）は152億2,000万ドル。
- 当四半期中に約270万株を買い戻しました。
■ 2023年度第2四半期の事業分野別業績ハイライト
- デジタル メディア分野の売上高は35億1,000万ドル、前年同期比10％増、実質成長率は14％。うちクリエイティブ分野の売上高は28億5,000万ドル、前年同期比9％増、実質成長率は14％。Document Cloudの売上高は6億5,900万ドル、前年同期比11％増、実質成長率は14％。
- デジタルメディア分野の新規ARR（年間経常収益）は4億7,000万ドル、四半期末のデジタルメディア分野のARRは141億4,000万ドル、クリエイティブ分野のARRは116億4,000万ドル、Document CloudのARRは25億ドルへとそれぞれ拡大。
- デジタル エクスペリエンス分野の売上高は12億2,000万ドル、前年同期比12％増、実質成長率は14％。デジタル エクスペリエンス分野のサブスクリプション収入は10億7,000万ドル、前年同期比11%増、実質成長率は14％。
■ 財務目標
アドビは2023年度第3四半期の財務目標、および2023年度通年財務目標を修正しました。これらの目標は、マクロ経済環境および現時点での夏季の変動への予想を考慮しています。
次の表はアドビの2023年度第3四半期の財務目標を要約したものです。
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売上高合計 |
48億3,000万～48億7,000万ドル |
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デジタルメディア分野の新規ARR（年間経常収益） |
最大4億1,000万ドル |
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デジタル メディア分野の売上高 |
35億5,000万～35億7,000万ドル |
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デジタルエクスペリエンス分野の売上高 |
12億1,000万～12億3,000万ドル |
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デジタル エクスペリエンス分野のサブスクリプション収入 |
10億8,000万～11億ドル |
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税率 |
GAAP: 最大21.5% |
Non-GAAP: 最大18.5% |
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1株当たり利益（EPS）1 |
GAAP: $2.82～2.88 |
Non-GAAP: $3.95～4.00 |
次の表はアドビの2023年度の財務目標の上方修正を要約したものです。
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売上高合計 |
192億5,000万～193億5,000万ドル |
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デジタルメディア分野の新規ARR（年間経常収益） |
最大17億5,000万ドル |
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デジタル メディア分野の売上高 |
141億～141億5,000万ドル |
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デジタルエクスペリエンス分野の売上高 |
48億5,000万～49億ドル |
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デジタル エクスペリエンス分野のサブスクリプション収入 |
43億～43億5,000万ドル |
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税率 |
GAAP: 最大21.5% |
Non-GAAP: 最大18.5% |
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1株当たり利益（EPS）¹ |
GAAP: $11.15～11.25 |
Non-GAAP: $15.65～15.75 |
¹：第3四半期および2023年度通年の株式数が最大4億5,800万株と想定した場合の目標。
■ 将来的観測、Non-GAAPその他の開示（Forward-Looking Statements, Non-GAAP and Other Disclosures）について
本プレスリリースは、実際の業績を大幅に異ならせる可能性があるリスクおよび不確実性を内包した、事業の勢い、市場機会、市場動向、マクロ経済環境の状況、外国為替レートの変動、戦略的投資、顧客の成功、収益、営業利益、年間経常収益（ARR）、GAAPベースおよびnon-GAAPベースの課税率、GAAPベースおよびnon-GAAPベースの1株当たり利益、株式数に関連する将来的観測を含みます。実際の業績を異ならせ得る原因としては、以下が挙げられますが、これらに限られるものではありません。
- 競争において成果をあげることの失敗
- 顧客の必要に応える製品およびサービスの開発、獲得、市場投入、提供の失敗
- 新技術の導入
- 過去および将来の買収において見込まれた利益達成の失敗
- 情報セキュリティおよびプライバシー
- アドビまたは第三者によって提供されるホステッド サービスに障害または遅延が生じる可能性
- サイバー攻撃に関連するリスク
- 複雑な販売サイクル
- 第三者との重要な戦略的取引関係における成果達成の失敗
- 会計原則および税規則の変更
- サブスクリプション サービスの更新比率の変動
- 当社のサブスクリプションサービスによる収益の認識タイミングに関連するリスク
- 当社が事業を行っている国々における金融市場および経済情勢の不確実性
- 地政学的状況とマクロ経済の状況（ロシア・ウクライナ戦争を含む）
- 多国籍企業におけるその他のさまざまなリスク
これらおよびその他のリスクと不確実性についての解説に関しては、2022年12月2日を末日とする2022会計年度のアドビの年次報告書（Form 10-K）、および2023年度に発行されたアドビの四半期報告書（Form 10-Q）をご参照ください。
本プレスリリースに記載された財務情報は、現時点で得られる情報に基づいた推定を反映したものです。これらの数値は、2023年6月2日を末日とする四半期についてアドビが2023年6月末に提出予定の四半期報告書（Form 10-Q）に記載される実際の業績数値とは異なる場合があります。アドビはこれら将来的観測について情報更新の義務を負わず、当面は更新の意図もありません。
GAAP業績とNon-GAAP業績の対応、および財務目標については、本プレスリリース末尾とアドビのウェブサイトで説明します。
■「アドビ」について
アドビは、「世界を動かすデジタル体験を」をミッションとして、3つのクラウドソリューションで、優れた顧客体験を提供できるよう企業・個人のお客様を支援しています。Creative Cloudは、写真、デザイン、ビデオ、web、UXなどのための20以上の デスクトップアプリやモバイルアプリ、サービスを提供しています。Document Cloudでは、デジタル文書の作成、編集、共有、スキャン、署名が簡単にでき、デバイスに関わらず文書のやり取りと共同作業が安全に行えます。Experience Cloudは、コンテンツ管理、パーソナライゼーション、データ分析、コマースに対し、顧客ロイヤルティおよび企業の長期的な成功を推進する優れた顧客体験の提供を支援しています。これら製品、サービスの多くで、アドビの人工知能（AI）と機械学習のプラットフォームであるAdobe Senseiを活用しています。
アドビ株式会社は米Adobe Inc.の日本法人です。日本市場においては、人々の創造性を解放するデジタルトランスフォーメーションを推進するため、「心、おどる、デジタル」というビジョンのもと、心にひびく、社会がつながる、幸せなデジタル社会の実現を目指します。
アドビに関する詳細な情報は、webサイト（https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html）をご覧ください。
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