アドビ、Adobe ExpressにAdobe Fireflyを搭載
- Adobe Expressの最新バージョン(ベータ版)を発表:UIをさらに強化し、ジェネレーティブAI「Adobe Firefly」を搭載することで、コンテンツ制作のスピード向上を実現
- Adobe Expressの最新バージョン (ベータ版)内のAdobe Photoshop、Adobe Illustrator、Adobe Premiere Pro、Adobe Acrobatの各機能がさらに充実
- Adobe Express の最新バージョン(ベータ版)はブラウザ版、新たにデスクトップ版を提供中、モバイル版は近日中の公開予定
【2023年6月13日】
アドビ(Nasdaq:ADBE)(本社:カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)はオールインワンのコンテンツ制作アプリであるAdobe Expressの最新バージョン(ベータ版)を発表しました。最新バージョンではUIが強化され、SNS投稿、動画、画像、PDF、チラシ、ロゴなどをさらに素早く、手軽に、楽しくデザインし共有することを可能にします。さらに、Adobe FireflyがAdobe Expressのワークフローに直接組み込まれ、あらゆるスキルレベルのクリエイターが自分の言葉で簡単な指示を出すだけで、画像やテキスト効果を生成し、SNS投稿、ポスター、チラシなどを作成します。
Adobe Express(ベータ版)動画:https://youtu.be/-QYCweFBorg
Adobe Fireflyの搭載
アドビの数十年にわたる実績に培われたテクノロジーを搭載し、ジェネレーティブAI 「Adobe Firefly」で強化されたAdobe Expressには、Adobe Fireflyの「テキストで画像生成(Text to Image)」や「テキスト効果(Text effects)」が現在導入されています。Adobe Expressは、プロやアマチュア、クリエイター、学生、エンタープライズ企業などあらゆる人々に、コンテンツを作成、コラボレーション、共有する革新的な方法を提供します。Adobe Fireflyで生成されるコンテンツはアドビ独自のデータセットで学習され、コンテンツクレデンシャル機能によって来歴情報の表示が可能なため、デジタルコンテンツに対して重要な信頼と透明性をもたらします。
UIの強化
Adobe Expressの最新バージョン(ベータ版)は、UIが強化され、SNS動画コンテンツの作成、画像修正、デザインのレイアウトなどの作業を素早く手軽に行えるようになりました。PDFの読み込みや編集がより簡単になり、視覚的に美しいドキュメントの作成を可能にします。また、Adobe Creative CloudやAdobe Experience Managerとのシームレスな連携により、個人や企業の大小を問わず、アプリ間の同期、リアルタイムでの共同編集、ブランドの色やロゴなどをコンテンツとして統一し、大規模な配信を行うことができます。
その他の新機能
今回発表するAdobe Expressの最新バージョン(ベータ版)のその他の新機能は次のとおりです。
- 動画や複数ページに対応した新しいテンプレートやデザインの追加:Adobe Expressからアクセスできる美しく高品質なコンテンツの膨大なコレクションに、動画やデザインテンプレート、Adobe Stockに収録されたロイヤリティーフリー画像、動画、オーディオアセット、22,000種類におよぶフォント、さらにアイコンや背景、シェイプまで、約2億のアセットが利用可能に
- PDFサポートの拡充:ドキュメントの取り込み、編集、拡張がさらに簡単になり、視覚的に美しいPDFを作成可能に
- AI機能の強化:クリエイターはデザインの方向性や必要な要素について推測する時間をなくし、コンテンツに最適な追加要素を素早く見つけたり、独自のスタイルに合わせてパーソナライズされたテンプレートの推奨から、SNS投稿、動画、ポスター、チラシを作成可能に
- クイックアクション:画像や動画の背景の削除、音声によるキャラクターのアニメーション化、GIF変換、PDFの編集といった作業をワンクリックで行え、魅力的なコンテンツをより素早く簡単に作成可能に
- リアルタイムのコラボレーション、シームレスなレビューとコメント機能により、制作プロセスを短縮:Adobe PhotoshopやAdobe Illustratorのクリエイティブアセットに直接アクセスして編集し、リンクされたアセットファイルをAdobe Expressに追加して、アプリ間で常に同期させることも可能に
- フェードイン、ポップ、フリッカー、バンジーなどのアニメーション機能:テキスト、写真、動画、アセットの新しいコンテンツとしての活用を可能にします。Adobe Character Animatorの機能を搭載した「オーディオからアニメーションを実行」により、録音済みのセリフに唇やジェスチャーを同期させ、キャラクターを作成することが可能に
価格と提供時期
Adobe Expressの最新バージョンは、現在、ベータ版として公開されています。デスクトップ向けのAdobe Expressの最新バージョン(ベータ版)は、すべてのユーザーが無料でご利用いただけます。Adobe Expressの最新バージョン(ベータ版)モバイル版は近日中の公開を予定しています。Adobe Creative Cloudをご契約の場合には Adobe Expressプレミアムプランが含まれており、Adobe Expressの有料コンテンツや機能をご利用いただけます。
Google BardとAdobe Expressの連携について
先日の発表のとおり、アドビはGoogleと提携し、Adobe FireflyとAdobe ExpressをGoogleの実験的な会話型AIサービスである「Google Bard」上で提供を予定しています。Adobe Fireflyは今後数か月のうちに、Google BardのジェネレーティブAIの筆頭パートナーとして、テキストから画像への変換機能を支え、機能向上を図ります。Google Bardとの新たな連携により、あらゆるスキルレベルのユーザーが自分の言葉でGoogle Bardにつくりたいビジョンを説明し、Google Bardでも直接Adobe Fireflyを活用して画像を生成することを可能にします。また、Adobe Expressを使用して作成したコンテンツを編集し、魅力的なSNS投稿、ポスター、フライヤーなどを仕上げることも可能です。
本発表に対するコメント
アドビのデジタルメディア事業部門代表デイビッド ワドワーニ(David Wadhwani)は、次のように述べています。
「Adobe Expressの最新バージョン(ベータ版)では、 Adobe Photoshop、Adobe Illustrator、Adobe Premiere Pro、Adobe Acrobatといった各製品のテクノロジーと、ジェネレーティブAI『Adobe Firefly』を連携することで、個人から大企業の担当者まで誰もが簡単に楽しめるwebアプリとして、際立つコンテンツの制作を可能にします。クリエイターは、これまで以上に素早く、魅力的な動画、デザイン、ドキュメントを作成できるようになります。また、Adobe Creative Cloudをご契約の方は、主要アプリとのシームレスなワークフローにより、クリエイティブプロセスをさらにコントロールすることができます。」
■「アドビ」について
アドビは、「世界を動かすデジタル体験を」をミッションとして、3つのクラウドソリューションで、優れた顧客体験を提供できるよう企業・個人のお客様を支援しています。Creative Cloudは、写真、デザイン、ビデオ、web、UXなどのための20以上の デスクトップアプリやモバイルアプリ、サービスを提供しています。Document Cloudでは、デジタル文書の作成、編集、共有、スキャン、署名が簡単にでき、デバイスに関わらず文書のやり取りと共同作業が安全に行えます。Experience Cloudは、コンテンツ管理、パーソナライゼーション、データ分析、コマースに対し、顧客ロイヤルティおよび企業の長期的な成功を推進する優れた顧客体験の提供を支援しています。これら製品、サービスの多くで、アドビの人工知能(AI)と機械学習のプラットフォームであるAdobe Senseiを活用しています。
アドビ株式会社は米Adobe Inc.の日本法人です。日本市場においては、人々の創造性を解放するデジタルトランスフォーメーションを推進するため、「心、おどる、デジタル」というビジョンのもと、心にひびく、社会がつながる、幸せなデジタル社会の実現を目指します。
アドビに関する詳細な情報は、webサイト(https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html)をご覧ください。
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