アドビ、Adobe Summit 2023で Experience-Led Growth (エクスペリエンス主導の成長)を支援する多数のイノベーションを発表

 

  • 新たなジェネレーティブAIサービス、パーソナライゼーション、コンテンツ管理、製品分析にフォーカスした、Adobe Experience Cloud全般にわたる数々のイノベーションと業界初のコンテンツ サプライチェーン ソリューションを発表
  • Adobe Experience Cloudは主要なB2Bブランドを含むFortune 100企業の87%での採用に加え、ヘルスケアや金融サービスなど多くの分野で急速に採用が拡大

 

※当資料は、2023年3月21日に米国本社から発表されたプレスリリース抄訳です。

 

【2023年3月22日】

アドビ(Nasdaq: ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は本日、世界最大級のデジタルエクスペリエンスカンファレンス「Adobe Summit 2023」を開催し、業界をリードする顧客体験管理ソリューションAdobe Experience Cloudと、魅力あるコンテンツを作成できるプラットフォームであるAdobe Creative Cloud幅広い製品イノベーションを発表しました。これらの製品により、企業の Experience-Led Growth (エクスペリエンス主導の成長) を支援します。 

 

コンテンツが次世代デジタル体験の重要な基盤となる中、アドビの新しいイノベーションは、Adobe Experience CloudとAdobe Creative Cloudを連携し、コンテンツの制作、配信、計測を最適化します。アドビは本イベントで、画像生成とテキストエフェクトに特化したクリエイティブなジェネレーティブAIモデルである「Adobe Firefly」を含む新たな「Adobe Sensei GenAIサービス、エンドツーエンドのマーケティングワークフローを実現するAdobe Experience Cloud向けの新たなジェネレーティブAIを発表しました。また、新しい「Adobe Product Analytics」、マーケター自身がwebサイトやモバイルアプリを編集できる新しいコンテンツ管理ソリューションも発表しました。 

 

さらに、エンタープライズ規模でのクリエイティブ制作の加速と民主化を促進させるために「Adobe Express for Enterprise」を発表しました。これにより組織内の誰もがクリエイティブスキルのレベルに関係なく迅速にコンテンツを作成し反復できるようになります。アドビはまた、Adobe Creative CloudとAdobe Experience Cloudのイノベーションによって実現した世界初の包括的なコンテンツ サプライチェーン ソリューションを発表しました。これにより、企業は、クリエイティブ販促用品の計画、作成、レビュー、配信向けの一般的なツールを統合し、高まるコンテンツの需要に迅速に対応できるようになります。

 

アドビのデジタルエクスペリエンス事業部門担当プレジデントのアニール チャクラヴァーシー(Anil Chakravarthy)は次のように述べています。

「デジタルエコノミーが拡大し続けるなか、収益性の高い成長は、顧客獲得からエンゲージメント、リテンションに至るまで、完全な顧客体験を結びつけることでもたらされます。最新のAdobe Experience Cloudのイノベーションは、顧客体験の創造と管理を結びつけ、企業がサーフェス全体のデジタル体験を効率的に拡張、統一、パーソナライズし、持続的なExperience-Led Growth(エクスペリエンス主導の成長)を可能にします。」

 

業界のモメンタム

Adobe Experience Cloudは、顧客体験を提供、計測、パーソナライズするためのプラットフォームとして、現在、Fortune 100企業の87%、Fortune 500企業の74%を含む12,000以上の企業で導入されています。同時に、4,000のグローバルエコシステムメンバーと450のAdobe Experience Platformパートナーを擁しています。Adobe Experience Cloudは、業界特有の課題を緩和するソリューションを提供することで、さまざまな業界で支持されています。 

 

ヘルスケア分野では、CVS Health、Elevance Health、UnitedHealth Groupが、Adobe Experience Cloud for Healthcareを採用し、魅力的な顧客体験を安全に提供し、患者が自分のヘルスケアに関する意思決定に積極的に関われるサービスを提供しています。

 

また、Amazon Web Services、Cisco、IBM、Microsoft、Qualcomm、SplunkといったB2Bのリーダー企業に対して、高度にパーソナライズされたマーケティングが実現できるよう支援しています。

 

金融サービス業界では、高度にパーソナライズされた体験を提供するために、Adobe Experience Cloudを採用する企業が増えています。Bank of America、Fidelity Investments、Morgan Stanley、U.S. Bank、Wells Fargoなどの金融機関では、顧客が適切でタイムリーかつ一貫した情報やオファーを受け取り、財務上の目標を管理できるようにするため、Adobe Real-Time Customer Data Platform(Real-Time CDP)導入しています。

 

AIとジェネレーティブAIのイノベーション 

Adobe Experience Cloudの新しい「Adobe Sensei GenAI」は、ビジネスの顧客体験の提供方法を再定義するものです。本サービスは、Adobe Experience Cloudにネイティブ統合され、マーケターの生産性と効率性を向上させながら、完全なクリエイティブ管理と信頼できるガバナンス機能を提供します。Adobe Sensei GenAIは、独自のビジネスニーズに応じて、Adobe Experience Platform内のMicrosoft Azure OpenAIやFLAN-T5を含む複数の大規模言語モデル(LLM)を活用する予定です。

 

アドビはまた、画像生成とテキストエフェクトに特化した、新しいクリエイティブなジェネレーティブAIモデルである「Adobe Firefly」を発表しました。Adobe Experience Cloudと統合することで、商業利用向けコンテンツの生成を可能にします。アドビ初となるAdobe Fireflyモデルは、主に数億枚のプロ仕様のAdobe Stock画像、オープンライセンスのコンテンツ、著作権が失効したパブリックドメインのコンテンツで学習されます。Adobe Fireflyが生成するコンテンツは、他の人やブランドのIPに基づいたコンテンツを生成しないため、商用環境においてビジネス価値を持つことができます。

 

Adobe Sensei GenAI サービスとAdobe Fireflyは、Adobe Creative Cloud、Adobe Experience Cloud、Adobe Document Cloudのアプリケーションやワークフロー内から直接、より正確に、強力かつ簡単に、想像力と同じスピードで新しいコンテンツ主導型の体験を生成できるようにすることで、クリエイティブ部門やマーケティング部門を支援します。 

 

Adobe Summitで発表されたその他の製品イノベーション

  • Adobe Experience Cloudの新しいAdobe Product Analyticsは、マーケティングと製品にまたがるカスタマージャーニーのインサイトを統合することで、製品分析のカテゴリーを再定義します。顧客体験に注力するチームは初めて、統一された顧客ビューの恩恵を受け、組織全体でシームレスにコラボレーションすることができます。

 

  • 革新的な新しいAdobe Experience Manager(AEM)は、一般的なワードプロセッシングツール、もしくは表計算ツールを使って企業のwebサイトやモバイルアプリを簡単に更新できるようにすることで、コンテンツ管理システムのカテゴリーを再定義します。技術的な障壁を低くすることで、企業のコンテンツ管理を民主化し、加速させます。また、Adobe Sensei AIを活用して、コンテンツの異なる属性がさまざまなオーディエンスのパフォーマンスにどのような影響を与えるかを分析し、オーディエンスにより強く響くような変更を推奨します。
 
  • 業界初の包括的なコンテンツ サプライチェーン ソリューションは、より効果的なコンテンツを短時間で作成できるようにします。企画、制作、配信、分析を統合することで、効率化と大幅なコスト削減を実現し、優れたエクスペリエンスの提供が可能になります。このソリューションは、Adobe Creative CloudとAdobe Experience Cloudのアプリケーション、サービス、統合をひとつにまとめるもので、すでにXfinity Creativeを含むトップブランドに採用されています。

 

  • 新しいAdobe Express for Enterpriseは、Adobe Creative Cloudの最も革新的で利用しやすいツールのひとつを、マーケターや企業のリーダーでも使用できる汎用性の高いクリエイティブソリューションとして提供し、あらゆるクリエイティブスキルの人がブランドコンテンツを簡単に作成、コラボレーション、共有できるようにします。Adobe ExpressAdobe Experience Manager Assets新しい統合により、エンドツーエンドのコンテンツ ワークフローを効率化し、コンテンツ開発とマーケティングプロセスの、より一層の統一化を図ります。

 

今年のAdobe Summitは、Adobe Experience Cloudを活用した対面とオンラインのハイブリッド形式で、2019年から4年ぶりに米国ラスベガスで開催します。本イベントでは、脚本家で映画監督のアーロン ソーキン(Aaron Sorkin)、コメディアンで女優のティグ ノタロ(Tig Notaro)、NFL選手のペイトン マニング(Peyton Manning)とダマー ハムリン(Damar Hamlin)、Eli LillyのCEOのデイブ リックス(Dave Ricks)、プルデンシャル・フィナンシャルCMOのスーザン ソマーシル  ジョンソン(Susan Somersille Johnson)、T-Mobileエグゼクティブ バイス プレジデント兼CDOのマーカス イースト(Marcus East)、AMD会長兼CEOのリサ スー博士(Dr. Lisa Su)など著名なスピーカーや業界リーダーが登壇します。また、ミュージシャンのマックルモアー(Macklemore)とRev. Runによるライブパフォーマンスも行われます。

 

今回のイベントでアドビは、Chipotle、ゼネラルモーターズ、PGAツアー、プラダ、プルデンシャル・ファイナンシャル、Qualcomm、T-Mobile、ワーナーブラザース ディスカバリーなど、Adobe Experience Cloudの主要なお客様を紹介します。また、アクセンチュア、Amazon Ads、IBM、LinkedIn、TikTokとの新規およびパートナーシップの強化も発表し、グローバルブランドのデジタル体験のパーソナライズ、マーケティングワークフローの強化、ユーザー同意の管理を支援します。

 

Adobe Summitの基調講演、200以上のセッション、11のトラックにおよぶハンズオンラボ、同業者とのネットワーク、アドビのエキスパートとのライブトークは、Adobe Summitの webサイトからご視聴いただけます。

 

 

「アドビ」について 

アドビは、「世界を動かすデジタル体験を」をミッションとして、3つのクラウドソリューションで、優れた顧客体験を提供できるよう企業・個人のお客様を支援しています。Creative Cloudは、写真、デザイン、ビデオ、web、UXなどのための20以上の デスクトップアプリやモバイルアプリ、サービスを提供しています。Document Cloudでは、デジタル文書の作成、編集、共有、スキャン、署名が簡単にでき、デバイスに関わらず文書のやり取りと共同作業が安全に行えます。Experience Cloudは、コンテンツ管理、パーソナライゼーション、データ分析、コマースに対し、顧客ロイヤルティおよび企業の長期的な成功を推進する優れた顧客体験の提供を支援しています。これら製品、サービスの多くで、アドビの人工知能(AI)と機械学習のプラットフォームであるAdobe Sensei活用しています。

 

アドビ株式会社は米Adobe Inc.の日本法人です。日本市場においては、人々の創造性を解放するデジタルトランスフォーメーションを推進するため、「心、おどる、デジタル」というビジョンのもと、心にひびく、社会がつながる、幸せなデジタル社会の実現を目指します。

 

アドビに関する詳細な情報は、webサイトhttps://www.adobe.com/jp/about-adobe.html)をご覧ください。

 

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