アドビ、2023年第1四半期の業績を発表
過去最高収益を記録、デジタル メディア分野の新規ARRおよびEPS (1株当たり利益)の年度目標を上方修正
※米国本社発表の業績プレスリリースはこちらをご覧下さい。
【2023年3月17日】
米国カリフォルニア州サンノゼ発(2023年3月15日):Adobe(Nasdaq:ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は本日、2023年度第1四半期(2023年3月3日を末日とする)の決算を発表しました。
アドビの会長、社長兼CEO(最高経営責任者)であるシャンタヌ ナラヤン(Shantanu Narayen)は次のように述べています。
「アドビは、第1四半期に過去最高の収益を達成しました。また、大きな市場機会があり、引き続き堅調が予想されるため、今年度の財務目標を上方修正することにしました。Creative Cloud、Document Cloud、そしてExperience Cloudは、グローバル デジタル エコノミーの発展において重要な役割を担っています。」
アドビのエグゼクティブ バイス プレジデント兼CFOであるダン ダーン(Dan Durn)は次のように述べています。
「イノベーションを進める強力な原動力と世界でもトップクラスの事業遂行能力によって、第1四半期も収益を拡大することができ、今年度も堅調な業績を達成できる見込みです。世界中の顧客により良いサービスを提供する態勢が、かつてないほどに整っていると感じます。」
■ 2023年度第1四半期の業績ハイライト
- 2023年度第1四半期の収益は46億6,000万ドル、前年同期比9%増、実質成長率は13%でした。GAAPベース希薄化後1株当たり利益は、2.71ドル。Non-GAAPベース希薄化後1株当たり利益は、3.80ドル。
- 第1四半期のGAAPベース営業利益は15億9,000万ドル、non-GAAPベース営業利益は21億3,000万ドル。GAAPベース純利益は12億5,000万ドル、non-GAAPベース純利益は17億5,000万ドル。
- 営業キャッシュフローは16億9,000万ドル。
- 四半期末の残存履行義務(Remaining Performance Obligation)は152億1,000万ドル。
- 当四半期中に約500万株を買い戻しました。
■ 2023年度第1四半期の分野別業績ハイライト
- デジタル メディア分野の収益は34億ドル、前年同期比9%増、実質成長率は14%。うちクリエイティブ分野の収益は27億6,000万ドル、前年同期比8%増、実質成長率は13%。Document Cloudの収益は6億3,400万ドル、前年同期比13%増、実質成長率は16%。
- デジタルメディア分野の新規ARR(年間経常収益)は4億1,000万ドル、四半期末のデジタルメディア分野のARRは136億7,000万ドル。クリエイティブ分野のARRは112億8,000万ドル、Document CloudのARRは23億9,000万ドルへとそれぞれ拡大。
- デジタル エクスペリエンス分野の収益は11億8,000万ドル、前年同期比11%増、実質成長率は14%。デジタル エクスペリエンス分野のサブスクリプション収益は10億4,000万ドル、前年同期比12%増、実質成長率は14%。
■ 財務目標
以下に述べる2023年度第2四半期の財務目標、およびデジタル メディア分野の新規ARRとEPSに関する2023年度通年財務目標の上方修正は、以下の通りマクロ経済および為替の状況を考慮しています。
次の表はアドビの2023年度の財務目標の上方修正を要約したものです。
デジタルメディア分野の新規ARR (年間経常収益) |
最大17億ドル |
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1株当たり利益(EPS)¹ |
GAAP: $10.85~11.15 |
Non-GAAP: $15.30~15.60 |
次の表はアドビの2023年度第2四半期の財務目標を要約したものです。
収益合計 |
47億5,000万~47億8,000万ドル |
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デジタルメディア分野の新規ARR(年間経常収益) |
最大4億2,000万ドル |
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デジタル メディア分野の収益 |
34億5,000万~34億7,000万ドル |
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デジタルエクスペリエンス分野の収益 |
12億1,000万~12億3,000万ドル |
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デジタル エクスペリエンス分野のサブスクリプション収益 |
10億6,000万~10億8,000万ドル |
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税率 |
GAAP: 最大21.5% |
Non-GAAP: 最大18.5% |
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1株当たり利益(EPS)¹ |
GAAP: $2.65~2.70 |
Non-GAAP: $3.75~3.80 |
¹:2023年度第2四半期の株式数が最大4億5,800万株、2023年度の株式数が最大4億5,600万株と想定した場合の目標。
■ 将来的観測、Non-GAAPその他の開示(Forward-Looking Statements, Non-GAAP and Other Disclosures)について
本プレスリリースは、実際の業績を大幅に異ならせる可能性があるリスクおよび不確実性を内包した、事業の勢い、市場機会、市場動向、マクロ経済環境の状況、外国為替レートの変動、戦略的投資、顧客の成功、収益、営業利益、年間経常収益(ARR)、GAAPベースおよびnon-GAAPベースの課税率、GAAPベースおよびnon-GAAPベースの1株当たり利益、株式数に関連する将来的観測を含みます。実際の業績を異ならせ得る原因としては、以下が挙げられますが、これらに限られるものではありません。
- 競争において成果をあげることの失敗
- 顧客の必要に応える製品およびサービスの開発、獲得、市場投入、提供の失敗
- 新技術の導入
- 過去および将来の買収において見込まれた利益達成の失敗
- 情報セキュリティおよびプライバシー
- アドビまたは第三者によって提供されるホステッド サービスに障害または遅延が生じる可能性
- サイバー攻撃に関連するリスク
- 複雑な販売サイクル
- 第三者との重要な戦略的取引関係における成果達成の失敗
- 会計原則および税規則の変更
- サブスクリプション サービスの更新比率の変動
- 当社のサブスクリプションサービスによる収益の認識タイミングに関連するリスク
- 当社が事業を行っている国々における金融市場および経済情勢の不確実性
- ロシアとウクライナの戦争を含む地政学的状況とマクロ経済の状況
- 多国籍企業におけるその他のさまざまなリスク
これらおよびその他のリスクと不確実性についての解説に関しては、2022年12月2日を末日とする2022会計年度のアドビの年次報告書(Form 10-K)、および2023年度に発行されたアドビの四半期報告書(Form 10-Q)をご参照ください。
本プレスリリースに記載された財務情報は、現時点で得られる情報に基づいた推定を反映したものです。これらの数値は、2023年3月3日を末日とする四半期についてアドビが2023年3月末または4月初めに提出予定の四半期報告書(Form 10-Q)に記載される実際の業績数値とは異なる場合があります。アドビはこれら将来的観測について情報更新の義務を負わず、当面は更新の意図もありません。
GAAP業績とNon-GAAP業績の対応、および財務目標については、米国本社発表の英文プレスリリース末尾とアドビ社ウェブサイトで説明しています。
■「アドビ」について
アドビは、「世界を動かすデジタル体験を」をミッションとして、3つのクラウドソリューションで、優れた顧客体験を提供できるよう企業・個人のお客様を支援しています。Creative Cloudは、写真、デザイン、ビデオ、web、UXなどのための20以上の デスクトップアプリやモバイルアプリ、サービスを提供しています。Document Cloudでは、デジタル文書の作成、編集、共有、スキャン、署名が簡単にでき、デバイスに関わらず文書のやり取りと共同作業が安全に行えます。Experience Cloudは、コンテンツ管理、パーソナライゼーション、データ分析、コマースに対し、顧客ロイヤルティおよび企業の長期的な成功を推進する優れた顧客体験の提供を支援しています。これら製品、サービスの多くで、アドビの人工知能(AI)と機械学習のプラットフォームであるAdobe Senseiを活用しています。
アドビ株式会社は米Adobe Inc.の日本法人です。日本市場においては、人々の創造性を解放するデジタルトランスフォーメーションを推進するため、「心、おどる、デジタル」というビジョンのもと、心にひびく、社会がつながる、幸せなデジタル社会の実現を目指します。
アドビに関する詳細な情報は、webサイト(https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html)をご覧ください。
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