Adobe International Advisory Boardに金融サービス業界のリーダー、キャロライン シルバー氏が参画
【2021年7月6日】
Adobe(ロンドン発、以下アドビ)は本日、今年3月に立ち上げたグローバルの顧問評議会「International Advisory Board」を拡大し、世界的な独立系投資銀行であるMoelis & Companyのアドバイザリーパートナーであるキャロライン シルバー(Caroline Silver) 氏が新たに参画することを発表しました。Adobe International Advisory Boardは、官民を問わず、大きな変革期を乗り越え、デジタルトランスフォーメーションを牽引してきた実績により高い評価を得ている国際的なリーダーで構成されています。
今日、すべてのビジネスはデジタルビジネスでなければなりません。パンデミックの影響により、企業はデジタル経済で成功するための新たな方法を模索し、テクノロジーへの投資を加速させています。そして、このデジタル経済は、パーソナライズされた顧客とのつながりを基盤として成り立っています。
Adobe International Advisory Boardは、アドビのインターナショナルビジネス担当プレジデントであるポール ロブソン(Paul Robson)が議長を務め、アドビの顧客がデジタル経済で成功するための変革戦略の策定や実現をサポートすることを目的としています。
シルバー氏は、国際的な投資銀行業務における30年以上の経験や、欧州全域の顧客や規制当局へアドバイスを提供してきた豊富な実績を基に、グローバルな視点から、アドビの顧客がデジタルファーストの世界に適応し、成功するための支援を行います。これまで、Bank of America Merrill LynchのEMEA投資銀行部門の副会長、Morgan Stanleyの投資銀行部門のグローバル副会長を務めたほか、現在はBUPA、PZ Cussons、Meggitt PLC、Intercontinental Exchange, Inc.、その子会社であるICE Clear Europeの取締役を務めています。
アドビのインターナショナルビジネス担当プレジデント、ポール ロブソンは、次のように述べています。「今日、最も成功している企業は、新たなパートナーシップやテクノロジーを駆使してイノベーションを起こしています。そして、意味のある適切な顧客とのつながりを促進するために、同業他社や新規参入者、他業界のリーダーからインスピレーションを得ることが多くなっています。金融業界では、ガバナンスや規制要件を遵守しながら優れた顧客体験を提供するために、デジタル戦略を急速に進化させています。国際的に有名な投資銀行家としてのシルバー氏の経験と評価は、企業が将来のビジネスモデルの基礎を築くうえで、非常に価値のあるものとなるでしょう。」
アドビの顧客には、TSB、Santander、HSBC、NatWest、The Co-operative Bank、Legal & General、Banque Pictet、CaixaBank、Standard Chartered、CSS Versicherung、Westpac Bank、HESTA、ソニー銀行などの大手金融機関を含む、世界の大企業が含まれています。
今回の就任に際して、シルバー氏は次のように述べています。「この1年間で、長期的なデジタル戦略の必要性があらゆる企業で明確に認識されるようになりました。それは、金融サービスにとっても同様です。 顧客の期待はこれまで以上に高まっており、革新的な新規参入企業がデジタル体験の水準を高めています。 アドビはすでに世界の多くの大手銀行や企業に基盤を提供しており、私はそのような企業がデジタル経済の中で成長し、繁栄するための戦略策定を支援したいと考えています。」
Adobe International Advisory Boardには、下記のメンバーが名を連ねています(敬称略)。
- バーバラ クックス(Barbara Kux): HenkelおよびGrosvenor Groupの監査役会のメンバー、Firmenichの取締役会副会長。元Siemens取締役会メンバー。
- ボードゥアン プロ(Baudouin Prot): BNPパリバ取締役会長、Kering、Finastra、Alstomの取締役。Boston Consulting Groupの上級顧問。
- キャロライン シルバー(Caroline Silver): Moelis & Companyのアドバイザリーパートナー。元Bank of America Merrill LynchのEMEA投資銀行部門副会長、Morgan Stanley投資銀行部門グローバル副会長。
- ディーター ツェッチェ(Dr. Dieter Zetsche):TUI AG監査役会長。元Daimler AG取締役会長、Mercedes-Benz Cars責任者。
- 竹中平蔵:エコノミスト。慶應義塾大学教授、グローバルセキュリティ研究所所長、株式会社パソナグループ会長。元経済財政政策担当大臣。
- ナイジェル ヒンシェルウッド(Nigel Hinshelwood):Lloyds BankおよびBank of Scotlandのシニアインディペンデントディレクター、Nordea Bankの非常勤取締役およびLloyd's of London Technology and Transformation Committeeのメンバー。元HSBC UK代表で、HSBC Bankの副CEOを務めた。
- パトリック アラウェイ(Patrick Allaway):Bank of Queensland会長、Dexus Funds ManagementおよびAllianz Australiaの非常勤役員。
Adobe International Advisory Boardは2021年3月に発足しました。詳しい情報はこちらをご覧ください。
アドビのインターナショナルビジネスは、欧州・中東・アフリカ(EMEA)、アジア太平洋(APAC)、日本の各地域で構成され、160か国、約1万人の従業員を擁しています。クリエイティビティ、デジタルドキュメント、顧客体験管理の各分野におけるマーケットリーダーとして、アドビはさらなる成長に向けて万全の体制を整えています。 アドビが先日発表した第2四半期の業績は、こちらからでご覧いただけます。
■「アドビ」について
アドビは、「世界を変えるデジタル体験を」をミッションとして、3つのクラウドソリューションで、優れた顧客体験を提供できるよう企業・個人のお客様を支援しています。Creative Cloudは、写真、デザイン、ビデオ、web、UXなどのための20以上の デスクトップアプリやモバイルアプリ、サービスを提供しています。Document Cloudでは、デジタル文書の作成、編集、共有、スキャン、署名が簡単にでき、デバイスに関わらず文書のやり取りと共同作業が安全に行えます。Experience Cloudは、コンテンツ管理、パーソナライゼーション、データ分析、コマースに対し、顧客ロイヤルティおよび企業の長期的な成功を推進する優れた顧客体験の提供を支援しています。これら製品、サービスの多くで、アドビの人工知能(AI)と機械学習のプラットフォームであるAdobe Senseiを活用しています。
アドビ株式会社は米Adobe Inc.の日本法人です。日本市場においては、人々の創造性を解放するデジタルトランスフォーメーションを推進するため、「心、おどる、デジタル」というビジョンを策定し、心にひびく、社会がつながる、幸せなデジタル社会の実現を目指します。
アドビに関する詳細な情報は、webサイト(https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html)をご覧ください。
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