アステラス製薬がAdobe Experience Cloudを採用し、医療関係者向け情報サイトを刷新
サイト刷新の戦略策定からブランドデザイン、コンテンツ制作、ソリューション実装に至るまで一気通貫で支援
【2021年5月26日】
アドビ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:神谷 知信、以下 アドビ)は、本日、アステラス製薬株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 CEO 安川 健司、以下「アステラス製薬」)が業界に先駆けてアドビのデジタル エクスペリエンス ソリューション「Adobe Experience Cloud」を導入し、同社の医療関係者向け情報サイト「アステラス メディカルネット(Astellas Medical Net)」を刷新したことを発表します。
アステラス メディカルネット画面イメージ
世界70カ国以上で医薬品の開発、製造、販売を行っているアステラス製薬は、MR(医薬情報担当者)の豊富な知識と経験に基づく的確な情報提供、また多領域にわたる製品ラインナップに強みを持つ日本最大規模の製薬会社です。従来の疾患領域にとどまらず新規技術や治療手段の開発といったイノベーションにも注力しており、製薬会社としても先進的な取り組みを行っています。加えて、グローバル売上比率も高く、グローバル進出を成功させている数少ない日本の製薬企業です。
アステラス製薬は、より医療業界に貢献するため医療関係者向け情報提供サイトである「アステラス メディカルネット」でのコンテンツ配信の迅速化・高度化に取り組んでいましたが、当初導入していたシステムでは柔軟性と拡張性に制限があり、コンテンツ配信の最適化が難しくなっていました。
導入にあたって、「Adobe Experience Cloud」が常に最新機能を利用できるクラウドプラットフォームである点や、オウンドメディアの分析からコンテンツの最適化、配信に至るまで一貫して管理できる点が評価されました。また、今後の海外拠点での展開を見据え、オウンドメディアのリニューアルに関わる戦略の策定からブランドデザイン、コンテンツ制作、ソリューション実装まで一気通貫で、グローバルの体制で支援することができるアドビのプロフェッショナルサービスがもつ対応能力の幅広さも採用の決め手になりました。
今回、同社はアドビのデジタルコンテンツ管理システム「Adobe Experience Manager」、分析アプリケーション「Adobe Analytics」、テスト&ターゲティングソリューション「Adobe Target」、データ管理基盤「Adobe Audience Manager」、マーケティングと営業の連携を強化する「Adobe Marketo Engage」を導入し、医療関係者に対して最適な情報を最適なタイミングで発信できるwebサイトを実現します。
「Adobe Experience Cloud」の導入により実現する主な利点は、下記の通りです。
- オウンドメディアの分析:「アステラス メディカルネット」の利用状況を理解し、webサイトの利便性向上に向けた分析や、コンテンツニーズの把握をリアルタイムに行うことができるようになりました。
- コンテンツの最適化:コンテンツの閲覧状況などを元に、訪問者の関心に合わせてコンテンツの探しやすさを改善しました。
- コンテンツ管理:一貫したコンテンツ提供品質を保つデザインシステムと編集管理ガバナンスの導入により、コンテンツ公開の速度を向上しました。
- マーケティングオートメーション:訪問者の関心に合わせたコンテンツを適切なタイミングで配信することで訪問者の興味を維持し、活用してもらいやすいwebサイトを実現しました。
アドビのプロフェッショナルサービスチームは、クリエイティブソリューション「Adobe Creative Cloud」を提供している強みと知見を活かし、コンセプトやデザインの立案時から参画、webサイトの構築まで一気通貫でアステラス製薬の顧客体験向上を支援しています。また、ソリューションの導入と併せてアステラス製薬の社内向けにデジタルマーケティング研修会を開催し、社内ブランドマーケターのスキル開発支援も行っています。
アステラス製薬の営業本部プロダクトマーケティング部 部長 藤瀬 重紀氏は、次のように述べています。
「Adobe Experience Cloudの導入により、『アステラス メディカルネット』で適切なコンテンツを適切なタイミングで、利用者のニーズに合わせた発信ができるようになりました。日々進化を続ける当社の新技術や研究が進む治療法について、医療関係者向けに役立つ情報提供ができるようになったことを嬉しく思います。今後は患者向けに病気の予防を啓発する情報サイトでもアドビのマーケティングソリューションの展開を視野にいれています。」
アステラス製薬は、Adobe Experience Cloudの導入により、医療関係者のサイト体験満足度を向上させ、一人ひとりのニーズに即した情報提供体験の実現を見込んでいます。
アドビ株式会社デジタル エクスペリエンス営業統括本部 執行役員 第五法人営業本部長 重枝 一義は次のように述べています。
「コロナ禍で医療分野においても顧客との接点の持ち方が目まぐるしく変化するなか、アステラス製薬様が業界に先駆けてAdobe Experience Cloudを採用し、医療関係者向け情報サイトを刷新されたことを嬉しく思います。顧客体験を一貫して管理できるAdobe Experience Cloudの強みや、デザインから導入、実装にかけてサポートするコンサルティングサービスを活かして、引き続き医療関係者の皆様がより身近に感じられるオウンドメディアの展開をご支援してまいります。」
■Adobe Experience Cloudについて
アドビは、Adobe Experience Cloudで顧客体験管理(CXM)を再定義します。Adobe Experience Cloudは、エクスペリエンスのためのデジタルコンテンツの制作からマーケティング、広告、アナリティクス、コマースを含む業界唯一の包括的なソリューションです。Adobe Experience Cloudは、すべてのタッチポイントやあらゆるチャネルを通し、魅力的なB2C/B2B/B2Eエクスペリエンスを一貫性と継続性をもって提供することを支援し、ブランドが統一された安全でスケーラブルなデジタル基盤を構築できるようにします。Adobe Experience Cloudの一部であるAdobe Experience Platformは、CXMのための初のリアルタイムプラットフォームです。オープンで拡張性のあるAdobe Experience Platformは、企業全体のデータをつなぎ合わせ、リアルタイムの顧客プロファイルを可能にし、Adobe Experience Cloudソリューション全体で有効化することができます。
■アステラス製薬株式会社について
アステラス製薬は、世界70カ国以上で事業活動を展開している製薬企業です。最先端のバイオロジーやモダリティ/テクノロジーの組み合わせを駆使し、アンメットメディカルニーズの高い疾患に対する革新的な医薬品の創出に取り組んでいます(Focus Area アプローチ)。さらに、医療用医薬品(Rx)事業で培った強みをベースに、最先端の医療技術と異分野のパートナーの技術を融合した製品やサービス(Rx+®)の創出にも挑戦しています。アステラス製薬は、変化する医療の最先端に立ち、科学の進歩を患者さんの価値に変えていきます。アステラス製薬の詳細については、webサイト(https://www.astellas.com/jp/)をご覧ください。
■「アドビ」について
アドビは、世界を変えるデジタル体験を提供します。このアドビのビジョンは3つのクラウドサービスで支えられています。Creative Cloudは、写真、デザイン、ビデオ、web、UXなどのための20以上の デスクトップアプリやモバイルアプリ、サービスを提供しています。Document Cloudでは、デジタル文書の作成、編集、共有、スキャン、署名が簡単にでき、デバイスに関わらず文書のやり取りと共同作業が安全に行えます。Experience Cloudは、コンテンツ管理、パーソナライゼーション、データ分析、コマースに対し、顧客ロイヤルティおよび企業の長期的な成功を推進する優れた顧客体験の提供を支援しています。これら製品、サービスの多くで、アドビの人工知能(AI)と機械学習のプラットフォームであるAdobe Senseiを活用しています。
アドビ株式会社は米Adobe Inc.の日本法人です。
アドビに関する詳細な情報は、webサイト ( https://www.adobe.com/jp/ )に掲載されています。
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