アドビ、2020年第3四半期の業績を発表
過去最高収益を達成
営業キャッシュフロー14億4,000万ドル、残存履行義務100億ドル超
※米国本社発表の業績プレスリリースはこちらをご覧下さい。
【2020 年9月16日】
米国カリフォルニア州サンノゼ発(2020年9月15日):Adobe(Nasdaq:ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は本日、2020年度第3四半期(2020年8月28日を末日とする)の決算を発表しました。
■ 第3四半期の業績ハイライト
- 2020年度第3四半期の収益は過去最高となる32億3,000万ドル、前年同期比14%増となりました。GAAPベース希薄化後1株当たり利益(EPS)は、1.97ドル、前年同期比22%増。Non-GAAPベース希薄化後1株当たり利益(EPS)は、2.57ドル、前年同期比25%増。
- デジタルメディア分野の収益は23億4,000万ドル、前年同期比19%増。うちクリエイティブ分野の収益は19億6,000万ドルに拡大し、前年同期比19%増。Document Cloudの収益は3億7,500万ドルを達成し、前年同期比22%増。
- デジタルメディア分野の年間経常収益(Annualized Recurring Revenue - ARR)は当四半期末時点で前四半期比4億5,800万ドル増加し96億3,000万ドルに拡大、実質ベースで前年同期比24%増。クリエイティブ分野およびDocument CloudのARRは、それぞれ82億9,000万ドル、13億4,000万ドルに拡大。
- デジタルエクスペリエンス分野の収益は8億3,800万ドル。デジタルエクスペリエンス分野のサブスクリプション収益は7億2,900万ドル、前年同期比7%増。Advertising Cloudを除いたデジタルエクスペリエンス分野のサブスクリプション収益は前年同期比14%増。
- 第3四半期のGAAPベース営業利益は10億7,000万ドル、non-GAAPベース営業利益は14億ドル。GAAPベース純利益は9億5,500万ドル、non-GAAPベース純利益は12億5,000万ドル。
- 営業キャッシュフローは14億4,000万ドル。
- 当四半期末時点の残存履行義務 (Remaining Performance Obligation) は103億4,000万ドル、前年同期比18%増。
- 当四半期中に約150万株を買い戻しました。
GAAP業績とNon-GAAP業績の対応については、プレスリリース(英語版)末尾とアドビのWebサイトで説明します。
■ 役員のコメント
アドビの会長、社長兼CEO(最高経営責任者)であるシャンタヌ ナラヤン(Shantanu Narayen)は次のように述べています。
「アドビは困難なマクロ経済状況にもかかわらず、当社史上、過去最高の第3四半期の業績を達成することができました。これは、当社の革新的ソリューションが世界中で求められていることを示しています。当社はクリエイティブ、ドキュメント、顧客体験管理といった分野で業界をリードし、2020年以降も好調に維持できると考えています。」
アドビのエグゼクティブ バイス プレジデント兼CFOであるジョン マーフィー(John Murphy)は、次のように述べています。
「Creative CloudとDocument CloudのARR増加や、デジタルエクスペリエンス分野のサブスクリプション収益、過去最高収益を記録した営業キャッシュフローをはじめ、第3四半期は突出した業績をあげることができました。当社の定額制ビジネスモデルはレジリエンス(回復力)があり、健全な顧客リストを保有しているため、長期的な成長を維持できるでしょう。」
■ 2020年度第4四半期の財務目標
アドビが本日発表する第4四半期の財務目標は、現在のマクロ経済状況、年末における通例の需要の拡大、Advertising Cloudに関する戦略的方針変更を反映しています。
次の表はアドビの2020年度第4四半期の財務目標を要約したものです。
2020会計年度第4四半期収益合計 |
最大33億5,000万ドル |
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デジタルメディア分野の収益 |
前年同期比最大18%増 |
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デジタルメディア分野の純ARR (年間経常収益) |
純ARRで最大5億4,000万ドル |
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デジタルエクスペリエンス分野の収益 |
前年同期と同じ |
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デジタルエクスペリエンス分野 |
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前年同期比最大12% 増 |
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税率 |
GAAP: 最大(90)% |
Non-GAAP: 最大10% |
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株式数 |
最大4億8,500万株 |
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1株当たり利益(EPS) |
GAAP: 最大$4.29 |
Non-GAAP: 最大$2.64 |
GAAP財務目標とNon-GAAP財務目標の対応については、プレスリリース(英語版)末尾で説明します。
■ 将来的観測の開示(Forward-Looking Statements Disclosure)について
本プレスリリースは、実際の業績を大幅に異ならせる可能性があるリスクおよび不確実性を内包した、事業の勢い、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックが事業および業績に与える影響、市場動向、現在のマクロ経済条件、顧客の成功、収益、利益率、季節変動、年間経常収益(ARR)、その他の営業外費用、GAAPベースおよびnon-GAAPベースの課税率、GAAPベースおよびnon-GAAPベースの1株当たり利益、株式数に関連する将来的観測を含みます。実際の業績を異ならせ得る原因としては、以下が挙げられますが、これらに限られるものではありません。
- 競争において成果をあげることの失敗
- 顧客の必要に応える製品およびサービスの開発、獲得、市場投入、提供の失敗
- 新技術の導入
- 情報セキュリティおよびプライバシー
- アドビまたは第三者によって提供されるホステッドサービスに障害または遅延が生じる可能性
- マクロ経済の状況および新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが経済に与える影響
- サイバー攻撃に関連するリスク
- 複雑な販売サイクル
- 当社のサブスクリプションサービスによる収益の認識タイミングに関連するリスク
- サブスクリプションサービスの更新比率の変動
- 過去および将来の買収において見込まれた利益達成の失敗
- 第三者との重要な戦略的取引関係において成果をあげることの失敗
- 会計原則および税規則の変更
- 当社が事業を行っている国々における金融市場および経済情勢の不確実性
- 多国籍企業におけるその他のさまざまなリスク
これらおよびその他のリスクと不確実性についての解説に関しては、2019年11月29日を末日とする2019会計年度のアドビの年次報告書(Form 10-K)、および2020年度に発行されたアドビの四半期報告書(Form 10-Q)をご参照ください。
本プレスリリースに記載された財務情報は、現時点で得られる情報に基づいた推定を反映したものです。これらの数値は、2020年8月28日を末日とする四半期についてアドビが2020年9月に提出予定の四半期報告書(Form 10-Q)に記載される実際の業績数値とは異なる場合があります。アドビはこれら将来的観測について情報更新の義務を負わず、当面は更新の意図もありません。
■「アドビ」について
アドビは、世界を変えるデジタル体験を提供します。
アドビ株式会社はその日本法人です。同社に関する詳細な情報は、webサイト ( https://www.adobe.com/jp/ ) に掲載されています。
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