Adobe Experience Cloud 生成 AI ユーザーガイドライン

 

最終更新日:2024年8月23日

 

この生成 AI ユーザー ガイドライン(「本ガイドライン」)は、お客様がアドビの Experience Cloud 生成 AI 機能を使用する場合に適用されます。本ガイドラインは、アドビの製品およびサービスの使用に関してお客様が以前に同意した追加条件を補足するものです。お客様が雇用主のライセンスに基づくユーザーの場合、それらの条件も適用されます。

 

本ガイドラインには、2 つの目標、つまり、アドビの製品およびサービスを使用して生成されたコンテンツの高品質を維持することと、ユーザーが製品およびサービスに対して創造性と生産性を高めるような魅力的で信頼できる方法でアクセスできるようにすることがあります。

 

1. 人工知能/機械学習(AI/ML)トレーニングの禁止

お客様は、アドビの生成 AI 機能の使用において、人工知能/機械学習モデルのトレーニング目的ではなく、創造的、マーケティング、および生産的な作業成果物の目的に限って使用することに同意するものとします。

 

このことは、お客様は、機械学習アルゴリズムまたは人工知能システム(アーキテクチャ、モデル、重みを含むがこれらに限定されない)について直接的または間接的な作成、訓練、テスト、その他の方法による改善を行うために、生成 AI 機能から受信または派生したコンテンツ、データ、出力、その他の情報(Firefly 出力を含む)を使用してはならず、第三者に対してその使用を指示または許可してはならないことを意味します。

 

2. 品位の保持と安全の確保

アドビの生成 AI 機能を使用して、虐待的、違法なコンテンツもしくはデータ、または他者の権利を侵害するコンテンツを作成、アップロード、共有しようとしないでください。その行為の例を次に示しますが、この例に限定されるものではありません。

 

  • ポルノ的な素材または露骨なヌード
  • 人種、民族性、出身国、宗教、重篤な病気や障害、性別、年齢、性的指向に基づいてグループを攻撃する、または非人間的に扱う、憎悪的なまたはきわめて不快なコンテンツ
  • 露骨な暴力表現または流血表現
  • 暴力の助長、美化または脅威
  • 違法な行為や物品
  • 自傷行為または自傷行為の助長
  • 裸の未成年者の描写、または未成年者の性的な描写
  • テロまたは暴力的過激主義の助長
  • 現実世界に危害を及ぼす可能性のある、誤解を招く、詐欺的な、または欺瞞的なコンテンツの拡散
  • 他人のプライベート情報(そのプライバシー権またはデータ保護の権利を侵害する方法で)

 

お客様によるインプットと、Adobe Experience Cloud 製品の生成 AI 機能によって生成された結果は、不正行為の防止およびコンテンツのフィルタリングを目的として、自動(機械学習など)と手動の両方の方法を通じて、確認される場合があります。

 

未成年者を搾取する素材があれば、アドビとして National Center of Missing & Exploited Children(全米行方不明/被搾取児童センター(NCMEC))に報告する場合があることにご注意ください。

本ガイドラインに違反している者がいると思われる場合は、いつでも次のアドレス( abuse@adobe.com)に連絡して報告してください。

 

3. なりすましの禁止

  • アドビでは、次のような欺瞞的なまたは有害な行為を行うアカウントを無効にします。
  • プロファイルに虚偽の情報、誤解を招く情報、または正しくない情報を使用するもの
  • 他の個人や団体になりすますもの
  • 自動化されたプロセスまたはスクリプトプロセスの不正な使用(スクリプトによるコンテンツの一括アップロードまたは自動アップロードなど)
  • アカウントエンゲージメントを高めるためのスキームやサードパーティサービスを実施するもの(評価数、閲覧数などのメトリクスを人為的に増加させるもの)

 

4. 第三者の権利の尊重

アドビの生成 AI 機能を使用して、第三者の著作権、商標、プライバシー、パブリシティなどの権利を侵害するコンテンツを作成、アップロード、または共有することは禁止されています。これには、著作権、商標その他による保護を侵害するコンテンツの生成目的でのテキストプロンプトの入力、第三者の著作権で保護されたコンテンツを含む入力画像または参照画像のアップロード、第三者のコンテンツを盗用したテキストの生成、またはプライバシー権やデータ保護の権利に違反する方法での第三者の個人情報の使用が含まれますが、これらに限定されません。ご自身のコンテンツが第三者の権利を侵害しているかどうかわからない場合は、弁護士に相談するか、以下で公開されている参考資料を参照してください。

 

5. 判断力を働かせてください

生成された出力は、不正確または誤解を招く可能性があるか、アドビの見解を代表しないコンテンツを反映している場合があります。生成 AI 機能は、同じまたは類似のアウトプットを生成する場合があります。そのため、生成された出力の確認と検証にあたっては判断力を働かせてください。

 

6. 専門的助言の否認

生成 AI 機能は専門的助言を目的としたものではありません。独自の相談や調査を行わずに、法的、医学的、財務的、その他の種類の専門的なアドバイスや意見、判断、推奨事項を求めたり、提供するために生成 AI 機能を使用しないでください。生成 AI 機能は、資格のある専門家によって提供されるアドバイスに代わるものではなく、そのような関係(弁護士と依頼者の関係など)を形成するものではありません。

 

7. コンテンツ認証情報

アドビは、生成 AI 機能で作成されたコンテンツのコンテンツ認証情報を添付していますが、AI で生成されたものであることを一般に知らせるために公開することもあります。コンテンツ認証情報の詳細情報

 

8. 詳細情報

これらの本ガイドラインに違反するコンテンツや行動が発見された場合、当社はお客様のアドビアカウントまたは生成 AI 機能へのアクセスに対して措置を講じる場合があります。アドビの生成 AI 機能の使用にあたって認められる行為と禁止される行為について詳しくは、お客様とアドビとの契約を参照してください。