Adobe Premiere Proでチルトシフト効果を追加して、映像素材をミニチュアのように見せます。
このサンプルファイルは、このチュートリアルの学習内容の練習に使用できるAdobe Stock素材です。このチュートリアル以外でサンプルファイルを使用する場合には、 Adobe Stock のライセンスを購入してください。このサンプルファイルの使用に適用される利用条件については、フォルダー内のReadMeファイルを参照してください。使用されている「The Nicest Neighbors」は、実在の組織、製品、サービス、クリエイティブ作品を示すものではありません。
チルト・シフトレンズを使ったカメラで撮ったようなチルトシフト効果を再現することで、普通に撮影された被写体を、ジオラマのように小さく見せることができます。
まずは「編集ワークスペース」ではじめます。映像素材を新しいプロジェクトに取り組み、その素材から新しいシーケンスを作成します。ファイル/新規/カラーマットを選択して、新しいカラーマットを作成します。「新規カラーマット」ダイアログボックスで「OK」をクリックします。任意のカラー(黒以外)を選択し、「OK」をクリックします。デフォルトの名前のまま、「OK」をクリックします。プロジェクトパネル内のカラーマットを、シーケンスにある映像素材の上のトラックにドラッグします。長さを映像素材に合わせてトリミングします。
シーケンスのカラーマットが選択された状態でエフェクトコントロールパネル(Shift+5キー)を開き、「不透明度」の下の長方形アイコンをクリックして不透明度にマスクを追加します。マスクを表示領域の幅まで広げます。デフォルトのマスクの左右どちらかの端を囲むように対角にドラッグして選択すると、そちら側のコーナーポイントを同時にドラッグできます。Shiftキーを押しながらドラッグすると、動きを水平方向に固定できます。「マスクの境界のぼかし」と「マスクの拡張」の値を大きく増やした後、「反転」オプションをクリックします。
カラーマットクリップを右クリックし、「ネスト」を選択します。「ネストされたシーケンス名」をデフォルトのままにして、「OK」をクリックします。映像素材を、緑色になったネストされたシーケンスクリップの上のトラックにドラッグします。エフェクトパネル(Shift+7キー)を開き、「ブラー(合成)」エフェクトを映像素材に適用します。エフェクトコントロールパネルで、「ブラーレイヤー」のターゲットを、その下のネストされたクリップ(通常はビデオ2)に設定します。「最大ブラー」の値を半分に減らします(使用する景色に合わせて加減してください)。「モーション」セクションで、「スケール」の値を少しだけ(102%に)増やして、マスクとして使用しているカラーマットの色が端に映り込まないようにします。
これで、実際の景色の上を飛んでいるのではなく、模型を見ているような見た目になります。最大の効果を得るために、映像素材の速度を200%に増やします(映像素材を右クリックし、「速度・デュレーション」を選択します)。ネストされたシーケンスを、新しい映像素材の長さに合わせてトリミングします。
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