マルチチャンネルクリップを使用してオーディオミックスを作成します。
マルチチャンネルオーディオの概要
ほとんどのオーディオクリップはモノラルかステレオ(オーディオチャンネルが1つまたは2つ)です。プロフェッショナル用カメラには、最大8つのオーディオチャンネルを録音できるものがあります。そのうち多くはオーディオファイルに含まれているものの、無音または未使用の状態です。Premiere Proは、クリップとシーケンスで最大32のオーディオチャンネルに対応しています。
オーディオクリップをソースモニターで確認する
オーディオを含んだクリップをソースモニターで開き、「オーディオのみドラッグ」ボタンをクリックして、オーディオの波形表示に切り替えます。
クリップを変更する
Premiere Proでは、マルチチャンネルクリップがシーケンスに追加されたときに、すべてのオーディオチャンネルを組み込みます。
チャンネル選択の設定にアクセスするには、以下の手順に従います。
プロジェクトパネルで1つまたは複数のクリップを選択します。
選択したクリップのいずれかを右クリックし、変更/オーディオチャンネルを選択します。
オーディオチャンネルの設定を選択する
プリセットメニューで「ファイルを使用」を選択して、ファイルに含まれている設定を使用します。
チャンネル構成のプリセットを選択して、「クリップチャンネル形式」と「オーディオクリップの数」の設定を割り当てます。
各チャンネルに、「モノラル」、「ステレオ」、「5.1」、「アダプティブ」のいずれかのクリップチャンネル形式を選択して割り当てます。
クリップを編集したときにシーケンスに追加するクリップ数を選択します。
シーケンスに追加するクリップ数は、元のメディアのオーディオチャンネル数とは関係ありません。例えば、5つのオーディオチャンネルを持つ1つのクリップにすることも、チャンネルごとに個別のクリップにすることもできます。
ソースチャンネルをクリップに割り当てる
チェックボックスを使用して、ソースオーディオチャンネルをクリップに割り当てます。
おこなった変更は元に戻せる
クリップ変換の設定はいつでも変更できます。
オーディオチャンネルをソースモニターで確認する
オーディオチャンネルを変更したクリップをソースモニターで確認すると、波形も更新されています。
正しいオーディオトラックタイプを使用する
Premiere Proでは、適切なミキシングコントロールをおこなうために、オーディオクリップが適切なトラックタイプになるよう制限しています。
クリップをシーケンスに追加したときに適切なトラックタイプが使用できなかった場合、適切なチャンネル形式で新しいトラックが自動的に作成されます。