チュートリアル記事

初級

5 分

動画に字幕テロップを入れる方法

Vlogなど会話のある動画では、字幕テロップが入っていると視聴者にも会話の内容が分かりやすくなります。このチュートリアルでは、Premiere Pro でテキストを作成し、簡単にオシャレな字幕テロップを入れる方法を解説します。まずは、下の1分動画で制作工程を確認してください。

※Premiere Pro バージョン 25.0 以降では、エッセンシャルグラフィックスパネルは含まれなくなりました。詳しくは以下の手順をご確認ください。





本チュートリアル内で使用する主な機能

Adobe Fonts、Lumetriカラー

目次

  1. Premiere Pro を起動し、新規プロジェクトを作成する

  2. 素材を読み込む

  3. タイムラインにビデオ素材を追加する

  4. 見やすいテロップを入れる

  5. ロゴ風テロップを入れる

  6. 撮影素材を見やすく調整する

手順1/6 Premiere Pro を起動し、新規プロジェクトを作成する

Premiere Pro を起動し、スタート画面の「新規プロジェクト」をクリックします。。

「新規プロジェクト」画面が表示されたら、プロジェクト名と保存先を指定します。「読み込みモードをスキップ」にチェックを入れて、[作成] をクリックします。

手順2/6 素材を読み込む

Premiere Proの編集画面が立ち上がったら、ワークスペースを「エフェクト」に変更します。

ダウンロードした練習用サンプルファイル「sozai」を「プロジェクト」パネルにドラッグ&ドロップし追加します。

手順3/6 タイムラインにビデオ素材を追加する

「プロジェクト」パネルで「sozaiフォルダー」内の「Clip_01.MP4」を選択し、右クリックから「クリップに最適な新規シーケンス」を選択します。タイムラインに素材を追加し、シーケンス名を「手書きタイトル」に変更します。

手順 4/6 見やすいテロップを入れる

①音声を確認するため、一度映像を再生して話している内容を聞きます。

会話の開始するタイミングにカーソルを合わせて目印としてマーカーを追加します。

メニューから「マーカー」→「マーカーを追加」を選択します。

②ツールバーから「横書き文字ツール」を選択し、

再生ヘッドを1つ目のマーカーの位置に合わせ、プログラムモニター内のテロップを入れたい位置でクリックしてテキストを入力します。

今回は「今日はスリーバイネイキッドに行ってきます」と入力します。

テロップのフォントをオシャレなものに変更します。

プロパティパネルを選択して、下記の調整をします。

1. フォント:VDLペンレター M

2. フォントサイズ : 100

3. テキストを中央揃え

4. スケール:70%

5. 「整列と変形」から「水平方向に中央揃え」を適用

※VDLペンレターフォントは、Adobe Fontsから入手可能です。

③テロップを見やすくするために、背景を入れます。

プロパティパネル内の「アピアランス」から

「背景」のチェックボックスにチェックを入れます。

1. 不透明度:70%

2. サイズ:20%

3. 角丸の半径:20%

をそれぞれ入力して背景を調整します。

背景に色をつけるには、

「背景」をクリックで選択して「カラーピッカー」を表示して、お好みの色に設定して下さい。

④手順4で作成した2つ目のマーカーを選択します。

ツールパネルから「レーザーツール」を選び、テキストレイヤーを分割します。

分割した後ろ側のテキストレイヤーを撮影素材の長さに調整します。

⑤分割した後ろ側のテキストレイヤーを選択して、

「プロパティ」パネルから、テキストレイヤーをダブルクリックします。

テキストを次の会話の内容に打ち替えます。

(※これ以降同じ作業を繰り返せば、テキストを打ち込むだけで

フォント・サイズ・背景など設定した全ての項目が反映されます。)

手順 5/6 ロゴ風テロップを入れる

手順4と同様に、

ツールパネルから「横書き文字ツール」を選択し、プログラムモニターをクリックしてテキストを入力します。

今回は「Tokyo(改行)Stroll」と入力して下記を参考にレイアウトを調整します。

1. フォント:Chantal Bold Italic

2. フォントサイズ : 100

3. テキストを中央揃え

4. 行間 : -30

5. 背景 : オフ

6. スケール : 120

※Chantalフォントは、Adobe Fontsから入手可能です。

プログラムモニターで、テキストをドラッグして位置を調整します。

1. [アビアランス]内の「シャドウ」にチェックを入れて、スポイトマークをクリックして「背景」に使用した色を選択します。

2. 「シャドウ」の各項目に下記の数値を入力。

・不透明度:100%

・角度:150

・ブラー:19

3. テキストレイヤーを撮影素材の開始位置まで移動して、長さを調整します。

手順 6/6 撮影素材を見やすく調整する

最後に、撮影素材自体を見やすく加工します。

「V1」の撮影素材(Clip_01)を選択して、「Lumetriカラー」を選択します。

「基本補正」の「ライト」から各項目の数値を設定します。

・露光量:0.9

・コントラスト:8.5

・ハイライト:0

・シャドウ:26.1

・白レベル:20.6

・黒レベル:0

Enterキーを押して、再生してみましょう。

Adobe Fontsには沢山の種類のフォントがありますので、今回ご紹介した字幕テロップ意外にもお好みのフォントを見つけて素敵な映像に仕上げてみましょう。


2025年1月26日

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