トランジションは場面転換において、印象的にな効果を与えます。このチュートリアルでは、Premiere Pro で簡単に印象的なトランジションを付ける方法を解説します。まずは、下の1分動画で制作工程を確認してください。
本チュートリアル内で使用する主な機能
回転、ライト、ホイップ、ズーム トランジション
以下が大まかな流れです。
Premiere Pro を起動し、新規プロジェクトを作成する
素材を読み込む
タイムラインにビデオ素材を追加する
素材をカットする
回転トランジションの作成
ライトトランジションの作成
ホイップトランジションの作成
ズームトランジションの作成
作業に入る前に、練習用サンプルファイルをダウンロードしておきましょう。
Premiere Pro を起動し、スタート画面の「新規プロジェクト」をクリックします。
「新規プロジェクト」画面が表示されたら、プロジェクト名と保存先を指定します。
「読み込みモードをスキップ」にチェックを入れ、[作成] をクリックします。
Premiere Proの編集画面が立ち上がったら、ワークスペースを「エフェクト」に変更します。
ダウンロードした練習用サンプルファイル「sozai」を「プロジェクト」パネルにドラッグ&ドロップし追加します。
「プロジェクト」パネルで「Clip_01.mp4」を選択し、右クリックから「クリップに最適な新規シーケンス」を選択。タイムラインに素材を追加します。その際シーケンス名を「手MVトランジッション」に変更します。
「MVトランジッション」のタイムライン上にその他の素材(Clip_02〜Clip_05)をドラッグ&ドロップで配置します。
エフェクトを適用するには、撮影素材自体に前後の余白が必要な為、
まずは撮影素材の前後をカットします。
ツールバーからを「レーザーツール」を選択し、タイムライン上にある「Clip-01.mp4」と「Clip-02.mp4」の間から前後3フレームずつカットします。
同じく、
「Clip-02.mp4」と「Clip-03.mp4」の編集点から前後5フレームずつカット。
「Clip-03.mp4」と「Clip-04.mp4」の編集点から前後3フレームずつカット。
「Clip-04.mp4」と「Clip-05.mp4」の編集点から前後3フレームずつカット。
下記のような。タイムラインにします。
カットした素材の端の部分を全て削除し、素材を整えます。カットした素材の間の空白をクリックし、選択した状態で「BackSpace(バックスペース)キー」を押せば、素材間の空白を詰める事が出来ます。
「エフェクト」パネルから「ビデオトランジション」を選び、「イメージブビデオ」の中から「VRブラー(球面)」タイムラインの「Clip-01.mp4」と「Clip-02.mp4」の間にドラッグ& ドロップして適用させます。
クリップ上の「VRブラー(球面)」トランジションを選択した状態で、「エフェクトコントロール」パネルを選択。「VRブラー(球面)」の項目を以下のように調整します。
1. 「ぼかしの強さ」を「100」に設定。
2. 「追加の外向き回転」を「30.0°」に設定
手順5と同じく「エフェクト」パネルから「ビデオトランジション」を選び、「イメージブビデオ」の中から「VR光源」タイムラインの「Clip-02.mp4」と「Clip-03.mp4」の間にドラッグ&ドロップして適用させます。
クリップ上の「VR光源」トランジションを選択した状態で、「エフェクトコントロール」パネルを選択。「VR光源」の項目を以下のように調整します。
1. 「レイの長さ」を「80」に設定。
2. 「露光量」を「100」に設定
3. 「方向を反転」のチェックボックスをクリック。
「エフェクト」パネルから「ビデオトランジション」を選び、「ズーム」の中から「クロスズーム」を選んで、タイムラインの「Clip-04.mp4」と「Clip-05.mp4」の間にドラッグ&ドロップして適用させます。
「エフェクト」パネルから「ビデオトランジション」を選び、「ズーム」の中から「クロスズーム」を選んで、タイムラインの「Clip-04.mp4」と「Clip-05.mp4」の間にドラッグ&ドロップして適用させます。
今回は、Premiere Proで場面転換におけるトランジションをつける方法をご紹介しました。この方法を応用して様々な場面に利用してみてください。