Premiere Pro でこれらのチュートリアルをお試しください
映画やビデオの作成と編集
映像を映画風に加工する方法
このチュートリアルでは、Premiere Proで映像を簡単にシネマティックな映像にする方法を解説します。まずは、下の1分動画で制作工程を確認してください。
本チュートリアル内で使用する主な機能
Lumetriカラー、調整レイヤー、クロップ、ポスタリゼーション
以下が大まかな流れです。
Premiere Pro を起動し、新規プロジェクトを作成する
素材を読み込む
タイムラインにビデオ素材を追加する
映像にLookを適用する
クロップ、エフェクトを適用する
手順1/5 Premiere Pro を起動し、新規プロジェクトを作成する
作業に入る前に、練習用サンプルファイルをダウンロードしておきましょう。
必要な情報
サンプルファイルをダウンロード
このサンプルファイルには、このチュートリアルの練習⽬的でのみ使⽤可能な、Adobe Stockの素材が含まれています。このファイルの利⽤条件については、フォルダー内のReadMeファイルを参照してください。 Adobe Stock には、商⽤利⽤可能なロイヤリティフリーの画像とビデオが数億点以上あります。 1か⽉の無料体験期間中 は画像を10点までご利⽤いただけます。
Adobe Stock 提供元 : pressmaster / wavebreakvideo
ダウンロードしたら、素材を管理しやすいように「sozai」フォルダを作成します。
Premiere Pro を起動し、スタート画面の「新規プロジェクト」をクリックします。
「新規プロジェクト」画面が表示されたら、プロジェクト名と保存先を指定します。
「読み込みモードをスキップ」にチェックを入れ、[作成] をクリックします。
手順2/5 素材を読み込む
Premiere Proの編集画面が立ち上がったら、ワークスペースを「エフェクト」に変更します。
「ファイル」→「読み込み」から、ダウンロードした練習用サンプルファイル「sozai」を選択して、「読み込み」をクリックします。「プロジェクト」パネルにファイルが追加されます。
手順3/5 タイムラインにビデオ素材を追加する
「プロジェクト」パネルで「Front-view closeup of joyful young woman in hat blowing soap bubbles outdoors laughing out loud in daylight with summer forest in background（AdobeStock_387411091）」を選択し、右クリックから「クリップに最適な新規シーケンス」を選択。タイムラインに素材を追加します。
配置した素材の後ろに「Woman standing on beach in the sunshine（AdobeStock_351776166）」もドラッグ&ドロップで配置します。
手順4/5 映像にLookを適用する
映像をLookを適用していきます。
タイムライン上の「Front-view closeup of joyful young woman in hat blowing soap bubbles outdoors laughing out loud in daylight with summer forest in background」を選択し、メニューの「ウィンドウ」から「Lumetriカラー」を選択します。
「Lumetriカラー」タブから「クリエイティブ」内の「Look」を選択し、
「Kodak 5218 Kodak 2395(by.Adobe)」を設定します。
「クリエイティブ」内の設定を下記のようにします。
①「フェード」を「18」に設定します。
②「自由な彩度」を「30」に設定します。
③「彩度」を「115」に設定します。
タイムライン[V1]の「Woman standing on beach in the sunshine」を選択し、「Lumetriカラー」を開きます。
「クリエイティブ」内の「Look」を選択し、「SL NOIR NOUVELLE」を設定します。
「クリエイティブ」内の設定を下記のようにします。
①「フェード」を「20」に設定します。
②「シャドウ色相調整」を左上に移動させる。
③「ハイライト色相調整」を右下に移動させる。
手順5/5 クロップ、エフェクトを適用する
「エフェクト」パネルの検索フィールドに「ポスタリゼーション」と入力します。ビデオエフェクトの「時間」内「ポスタリゼーション時間」エフェクトが表示されたら、「Woman standing on beach in the sunshine」にドラッグ&ドロップで適用します。
エフェクトコントロールパネルを開き「ポスタリゼーション時間」内の「フレームレート」を「12」に設定します。古い映画の質感を再現します。
「プロジェクト」パネルを右クリックし、「新規項目」から「調整レイヤー」を選択し、
「幅：1920」「高さ：1080」 「タイムベース：50.00fps」「ピクセル縦横比：正方形ピクセル（1.0）」 に設定し[OK]を押します。
※調整レイヤーの項目が見つからない場合は、「プロジェクト」パネルを選択した状態で、PC上のツールバーから「ファイル」→「新規」→「調整レイヤー」から適用できます。
「調整レイヤー」をタイムラインV2に配置します。この時[V1]の映像素材と同じ長さに調整します。
「エフェクト」パネルの検索フィールドに「クロップ」と入力します。ビデオエフェクトの「クロップ」エフェクトが表示されたら、それをタイムライン[V2]上の「「調整レイヤー」にドラッグ&ドロップで適用します。
「調整レイヤー」選択し、エフェクトコントロールパネルを開き下記のように設定します。
①「クロップ」内の「上」を「12％」に設定します。
②「クロップ」内の「下」を「12％」に設定します。
「Woman standing on beach in the sunshine」を選択し、エフェクトコントロールパネルを開き「位置」を「960：660」に設定します。
同じく、「Front-view closeup of joyful young woman in hat blowing soap bubbles outdoors laughing out loud in daylight with summer forest in background」を選択し、コントロールパネルを開き「位置」を「960：560」に設定します。
映像を再生して動きに問題がないか確認しましょう。
今回は、シネマティックな映像にする方法をご紹介しました。この方法を応用して様々な場面に利用してみてください。
