動画に追加したテキストに境界線(縁取り)を追加してみましょう。テレビやSNSのテロップでもよく使われる「二重縁取り」文字も、文字の外側と内側にも境界線を追加することで簡単に設定できます。
※Premiere Pro バージョン 25.0 以降では、エッセンシャルグラフィックスパネルは含まれなくなりました。詳しくは以下の手順をご確認ください。
目次
1. 新規プロジェクトを作成する
2. テキストを入力して位置を調整する
3. 境界線を追加して細部の調整をする
チュートリアルの途中で設定方法などが分からなくなった場合は、こちらの完成作品を参考にしてください。
Premiere Proを起動してプロジェクトの新規作成画面を表示して、「新規プロジェクト」を選択します。
新規プロジェクトの画面が表示されたら、プロジェクト名を「EssentialGraphics」に設定し、「読み込みモードをスキップ」にチェックを入れ、「作成」をクリックします。
シーケンスを新規作成します。新規シーケンスダイアログボックスで、プリセット(HD 1080p > HD 1080p 29.97fps)を選択し、シーケンス名も「EssentialGraphics」に設定して「OK」をクリックします。
シーケンスにカラーマットを配置するカラーマットを作成します。作例では、#7D80ECに設定しています。
作成したカラーマットをタイムラインパネルのシーケンスにドラッグ&ドロップで配置します。
今回はテキストの編集なので、画面右上にある「ワークスペース」を選択してワークスペースの表示を「キャプションとグラフィック」に切り替えます。
ツールパネルから「横書き文字ツール」を選択して、プログラム画面上をクリックします。
テキスト入力のカーソルが表示されたら「EssentialGraphics」と入力します。
選択ツールに持ち替えて、入力した「EssentialGraphics」を選択し、プロパティパネル内の「整列と変形」の「整列」項目から、「水平方向に中央揃え」と「垂直方向に中央揃え」を選択してテキストの位置が中央に来るように調整します。
エッセンシャルグラフィックスパネル内にある「アピアランス」項目から「境界線」のチェックボックスにチェックを入れます。(チェックを入れると、文字の境界線が表示されます)
「境界線」項目の右側のプルダウンの中から、境界線(ストローク)の適用域を「外側」「内側」「中央」から選択出来るので、まずは「内側」を選択します。
「境界線」チェックボックスの横にある色指定の部分をクリックして「カラーピッカー」を表示させ、お好みの色味を選択します。フォントサイズもお好みで調整が可能ですが、今回は境界線の幅を「3.0」に変更します。
「境界線」の横にある「+」ボタンを選択して、境界線を追加します。
先程と同様に色指定の部分をクリックして「カラーピッカー」を表示させ、お好みの色味を選択します。(※境界線を追加した段階で境界線が「外側」になっているので今回はそのまま作業を進めています)