Adobe Premiere Proで、ビデオクリップを様々なソーシャルメディアプラットフォームに合わせて調整すると、縦横比が自動的に調整されます。Kendall Plant氏がその方法をご紹介します。
Kendall Plant氏は、デザイナー、コンテンツクリエイター、アートディレクターで、自然やストリートフォト、ときには頭蓋骨をもモチーフにしたユニークな作品を制作しています。
このサンプルファイルには、このチュートリアルの学習内容の練習に使用できるAdobe Stock画像が含まれています。このチュートリアル以外でサンプルファイルを使用する場合には、 Adobe Stock のライセンスを購入してください。このサンプルファイルの使用に適用される利用条件については、フォルダー内のReadMeファイルを参照してください。
プロジェクトを開き(ファイル/プロジェクトを開く)、「編集」ワークスペースが表示されていることを確認します(ウィンドウ/ワークスペース/編集)。このプロジェクトには既にビデオクリップが含まれています。そのビデオクリップ(skateboard_clip.mp4)をプロジェクトパネルからタイムラインにドラッグします。
次に、このクリップを編集して不要な部分を削除します。まずタイムラインで再生ヘッドを00:03:10の位置に移動して、Ctrl + Kキー(Windows)またはCommand + Kキー(macOS)を押してクリップをカットします。次に、再生ヘッドを00:10:09の位置に移動して、再びCtrl/Command + Kキーを押します。
中央のセグメントに含まれているモーションは必要ないため、そのクリップを選択して、Alt + deleteキー(Windows)またはOption + deleteキー(macOS)を押して削除します。
つなぎ目を滑らかにするために、2つのクリップの間を右クリックして「デフォルトのトランジションを適用」を選択します。クロスディゾルブエフェクトが作成されます。
次に、テキストを追加してこのクリップにタイトルを付けます。文字ツール(T)を選択してテキストを追加し、選択ツール(V)を使用してビデオ上の目的の位置に配置します。次に、そのテキストを選択し、エフェクトコントロールパネルの「テキスト」カテゴリのオプションを使用して文字プロパティを設定します。書体をLustのItalicに、サイズを170に、トラッキングを500に、不透明度を70%に設定します。その後、タイトルシーケンスの最後をタイムラインの最後までドラッグして、クリップ全体にわたってタイトルが表示されるようにします。
スペースバーを押してビデオをプレビューします。次に、プロジェクトパネルで「Morning Flow」シーケンスをクリックし、シーケンス/オートリフレームシーケンスを選択します。Instagram用に「ターゲットアスペクト比」を「垂直方向9:16」に設定し、「モーションプリセット」をビデオの動きに合わせて「スローモーション」に設定します。
クリップが分析されて、リフレームされたシーケンスがプロジェクトパネルのフォルダーに配置されます。そのため、Instagram用のビデオを出力する際に簡単に見つけることができます。
オートリフレームシーケンス機能を使用すると、クリップ内の最も重要なアクションの位置が推定されて、それにもとづいてキーフレームが追加されます。その分析をそのまま受け入れることも、手動で調整することもできます。調整する場合は、プロジェクトパネルでそのシーケンスを見つけて、エフェクトコントロールパネルの設定を使用して個々のキーフレームを調整します。
編集済みの同じクリップから、その他のソーシャルメディアプラットフォームに最適化されたシーケンスを生成することもできます。オートリフレームシーケンス機能を使用して、「縦横比」で別のオプションを選択するだけです。選択した縦横比に合わせてビデオとタイトルのサイズが自動的に調整されます。
Premiere Proでは、作品の最も重要な部分が自動的にハイライトされるため、作品製作の効率が向上します。
注意: このチュートリアル付属のプロジェクトファイルは練習目的でのみご利用ください。