ベクターオブジェクトを作成して、はがき、ポスター、広告、バナー、ブランディング、ステッカー、ラベル、ソーシャルメディア投稿などのデザイン装飾に使いましょう。
ベクターオブジェクトとは
Photoshopではラスター画像だけでなく、ベクターオブジェクトにも対応しています。両者の違いを理解すると、どちらをいつ使用するかの判断に役立ちます。
ベクターオブジェクトは、点で接続されたスムーズな曲線が数学的に作成されます。ベクターオブジェクトはどれだけ拡大縮小しても、輪郭は常にくっきりと鮮明です。そのため、大小様々なサイズで使用するロゴ、アイコン、その他のデザイン製品には、ベクターオブジェクトが欠かせません。
ラスター画像はピクセルという、グリッドに配置された小さな正方形の画像情報で構成されます。ラスター画像は、写真の詳細な色調や色を表現するのに最適です。しかし、ラスター画像は拡大すると端の小さな正方形が目に見えるようになります。そのため、拡大縮小するグラフィックには、ラスター画像は適しません。
ベクターオブジェクトのワークフロー
Photoshopでベクターオブジェクトを作成するには、シェイプツールを使用するのが最も簡単な方法です。グラフィックアーティストでなくても、幾何学的シェイプやカスタムシェイプをすばやく作成できます。
スキルが上達してきたら、Photoshopの曲線ツールやペンツールを使って、最初からベクターオブジェクトを作成してみてください。
アドビのベクター描画専用アプリであるIllustratorなど、他のソースからベクターオブジェクトを取り込むこともできます。
既存のカスタムシェイプの数々
Photoshopには、カスタムシェイプと呼ばれる何百ものベクターシェイプがあらかじめ用意されています。カスタムシェイプをクリック&ドラッグするだけで、そのグラフィックを作成できます。
カスタムシェイプは個別のシェイプレイヤーで作成されるため、画像の他の部分に影響を及ぼすことなくシェイプを編集できます。シェイプの色の置換、拡大縮小、変形が簡単にできるほか、Photoshopのベクター編集ツールを使ってシェイプを変えることもできます。
幾何学的シェイプの作成
Photoshopには、四角形、円、線などの基本的な幾何学的シェイプを描画する専用ツールがあります。基本的な幾何学的シェイプを組み合わせて、ユニークなグラフィックを作成しましょう。