良く撮れた写真でもPhotoshopを使って編集すれば、さらに記念に残るような写真にすることができます。そのためのヒントを紹介します。
友達が集まった時に写真を撮ると、その場の楽しい雰囲気が伝わる良い写真が撮れます。が、残念なものが写り込むことなどもよくあるでしょう。
このチュートリアルは、斜めの写真をまっすぐにしたり、汚れや不要な部分を取り除いたり、主役がより引き立つように周辺をぼかしたり、暖かみのあるフィルターを適用するなど、ちょっと惜しい写真を見栄えの良い作品にする方法を紹介します。
この簡単な編集作業で、良く撮れた写真が記念に残るような写真になり、プリントやソーシャルメディアへの投稿にも使えるようになります。
Photoshopを開きます。ファイル/開くをクリックするか、Ctrl + Oキー(Windows)またはCommand + Oキー(macOS)を使用します。
コンピューター内の修正したい写真を選択して、「開く」をクリックします。
切り抜きツールを使って、傾いた写真をまっすぐに修正できます。
ツールパネルから切り抜きツールを選択するか、キーボードのCキーを押します。
写真の四隅または側面のすぐ外側にマウスポインターを置くと、ポインターが矢印に変化します。クリック&ドラッグで写真を回転します。
好みの角度が決まったら、Enterキーを押します。
スポット修復ブラシツールで、写真の目障りな部分や汚れを消します。ツールボックスからスポット修復ブラシツールを選択します。
ヒント:Ctrlキー(Windows)またはCommandキー(macOS)キーを押しながらプラス(+)ボタンをクリックして、写真の一部分をズームインすると、編集しやすくなります。ズームアウトして元の表示に戻すには、Ctrlキー(Windows)またはCommandキー(macOS)キーを押しながらマイナス(-)ボタンをクリックします。
消去する部分をクリック&ドラッグします。
ヒント:右角括弧(])キーを押すと、スポット修復ブラシのサイズが大きくなり、左角括弧([)を押すと小さくなります。
写真に写り込んだ目障りなオブジェクトが大きい場合は、パッチツールを使って除去します。まず除去する部分を選択し、それを除去した後にパッチとして使用する部分までドラッグします。
スポット修復ブラシツールを長押しして、パッチツールを選択します。
まず、除去する領域をクリック&ドラッグして囲みます。マウスボタンを離すと、除去する範囲が確定します。
次に、その選択範囲を、除去した後のパッチとして使用する領域にクリック&ドラッグして移動します。
この写真では、除去する部分(腕と赤いカップ)を選択して、壁の縦線に沿って下(腕と赤いカップのない壁部分)にドラッグしました。壁の何もない部分を、除去後のパッチとして選択したことになります。
Ctrl + Dキー(Windows)またはCommand + Dキー(macOS)を押すか、選択範囲/選択を解除をクリックして、パッチツールの選択範囲を解除します。
ぼかしギャラリーにある様々な ぼかし効果 を使って、写真の主役を引き立てることができます。
フィルター/ぼかしギャラリー/チルトシフト...を選択します。
実線の水平線をクリック&ドラッグして、ぼかし効果を適用する範囲を変更します。この写真では、画像の上下をぼかし、ぼかしを入れない人物の顔がはっきり際立つようにします。
ぼかしスライダーをドラッグして、ぼかしの量を調整します。
完了したら、ウィンドウの上部にある「OK」をクリックします。
ぼかしギャラリーのその他のオプションについて詳しくは、「 写真にクリエイティブなぼかしを追加する 」をご覧ください。
レンズフィルターを適用すると、Instagramのフィルターのように、ユニークな色調補正ができます。
ワークスペースの右側にある色調補正パネルを開きます。色調補正パネルが表示されていない場合は、ウィンドウ/色調補正をクリックして開きます。
レンズフィルターアイコンをクリックします。プロパティパネルのメニューから、フィルターを選択します。この写真では、「セピア」フィルターを適用して、暖かみのある色合いにしました。適用量スライダーを使用して、フィルターの量を調整します。
完了したら、パネルの上部にある二重矢印(>>)をクリックして、プロパティパネルを閉じます。
きれいにした写真は、共有またはプリントしてお楽しみください。
学習したヒントを他の写真でもお試しください。記念に残る写真に仕上げる様々な方法があります。下の関連リンクもご覧ください。