Photoshop web版のレタッチツールで写真のほこりや汚れを消す方法、余分な要素を除去する方法を説明します。
このサンプルファイルには、このチュートリアルの練習目的でのみ使用可能な、Adobe Stockの素材が含まれています。このファイルの利用条件については、フォルダー内のReadMeファイルを参照してください。 Adobe Stock には、商用利用可能なロイヤリティフリーの画像とビデオが1億点以上あります。 1か月の無料体験期間中 は画像を10点までご利用いただけます。
Photoshop web版のレタッチツールは、画像内の小さな汚れや欠陥を修正でき、大きな要素にも対応可能です。一方、コンテンツに応じた塗りつぶし機能は大きなオブジェクトを除去する場合に最適です。
レタッチ用に別のレイヤーを作成する
レタッチのために別のレイヤーを作成すると、写真自体に永続的な修正がおこなわれないため、修正方法の変更や再調整が必要になった場合も柔軟に対応できます。
レイヤーパネルの左上にある 新規レイヤーを追加 アイコンをクリックします。
小さな汚れをスポット修復ブラシツールでレタッチする
スポット修復ブラシツールは、汚れなどの周囲にあるディテールを自動的にコピーし、周囲に溶け込ませることで問題点を修復するツールです。
ツールバーのレタッチカテゴリから、 スポット修復ブラシ を選択します。
レタッチを新規レイヤーに配置するために、オプションバーで「 全レイヤーを対象 」をオンにします。
ブラシのサイズをオプションバーで(またはキーボードの左角括弧キーや右角括弧キーを押して)調整し、除去する要素よりもわずかに大きく設定します。
対象箇所を1回クリックするか、形が複雑な場合はドラッグしてなぞり、除去します。
大きな不要部分を修復ブラシツールで除去する
修復ブラシツールでは、コピーするディテールを指定し、レタッチ対象部分の色や明るさに合わせてそのディテールをブレンドすることができます。修復する領域が広いときは、場合によって複数回ブラシストロークを描く必要があります。
ツールバーのレタッチカテゴリから 修復ブラシ を選択します。
オプションバーのサンプルメニューで、「 現在とその下 」または「 すべてのレイヤー 」を選択します。
Optionキー(macOS)またはAltキー(Windows)を押しながら、コピー元のディテールをクリックします。
レタッチする箇所をブラシでなぞります。
コピースタンプツールでディテールをコピーする
コピースタンプツールでは、元のディテールをそのまま厳密にコピーし、ブレンドすることなくレタッチ対象領域に適用できます。これは、より厳密なコントロールを必要とするレタッチ作業や、特定のディテールを正確にコピーする必要がある場合に便利です。
ツールバーのレタッチカテゴリから コピースタンプ を選択します。
オプションバーのサンプルメニューで、「 現在とその下 」または「 すべてのレイヤー 」を選択します。
コピー元として、レタッチ対象部分と同じディテールがある領域を選択します。
Optionキー(macOS)またはAltキー(Windows)を押しながら、コピー元の領域をクリックします。
レタッチする箇所をブラシでなぞります。
コンテンツに応じた塗りつぶしでオブジェクトを除去する
コンテンツに応じた塗りつぶしは、除去するオブジェクトが全体的に単純なディテールに囲まれている場合に最適です。柔軟性を確保するには、メイン画像を複製して別のレイヤーを作成し、元の写真に永続的な修正を加えないようにするとよいでしょう。
レイヤーパネルで、除去するオブジェクトを含んだレイヤーがアクティブになっていることを確認します。
レイヤーパネルの右上にある レイヤーアクション メニューで、「 レイヤーを複製 」を選択します。
ツールバーで、なげなわツールを選択し、除去するオブジェクトの周囲をドラッグで囲んで選択します。このとき、できるだけオブジェクトの輪郭近くを、周囲のディテールも少し含めて囲むようにします。
選択範囲の下のコンテキストタスクバーで、「 コンテンツに応じた塗りつぶし 」アイコンをクリックします。
塗りつぶしが完了したら、選択を解除アイコンをクリックします。
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2022年9月22日