まずオブジェクト選択ツールを使用する
オブジェクト選択 ツールを使用すると、被写体を含むように長方形またはなげなわで選択することで、自動的に選択するピクセルが決定されます。
被写体と背景の境界線がはっきりしている画像で使用すると、オブジェクト選択ツールは最も大きな効果を発揮します。
ツールバーでオブジェクト選択 ツールを選択します。ツールオプションで、ドットが3つ並んだアイコンをクリックして、「長方形 」または「なげなわ 」を選択します。
選択するオブジェクトが含まれるようにドラッグします。ただし、長方形やなげなわで被写体全体を囲む必要はありません。ある程度囲めば、被写体全体が選択されます。
選択範囲を修正する場合は、ツールオプションの「選択範囲に追加 」または「現在の選択範囲から一部削除 」を使用します。
境界線がはっきりしたまたは不鮮明な被写体には、境界線を調整ツールを使用する
境界線を調整 機能により、選択範囲の境界線を微調整できます。これは、選択範囲に不鮮明な境界線やはっきりした境界線が混在している場合に非常に有用です。
選択がアクティブな状態で、画面下部のバーに移動し、ドットが3つ並んだアイコンをタップして、「境界線を調整 」を選択します。
境界線を調整ワークスペースで、表示モード のメニューを選択し、選択と調整の結果をプレビューします。オーバーレイ表示 モードは、修正が必要な範囲を確認するのに便利です。白黒表示 モードは、細かい部分を確認するのに便利です。
不鮮明な境界線やはっきりした境界線が混在している被写体では、スマート半径 をオンにします。
エッジの検出半径 スライダーをドラッグすると、境界線を簡単に調整できます。
境界線調整ブラシで微調整を加える
境界線がより複雑な画像では、境界線調整ブラシ ツールを使用した追加作業が必要になります。
境界線を調整ワークスペースの左側にある境界線調整ブラシ を選択します。
ツールオプションでは、ブラシサイズの調整や、追加 および削除 を選択できます。ブラシのその他の設定にアクセスするには、ツールオプションの下部にあるドットが3つ並んだアイコンをタップします。
選択範囲の境界線を修正するには、その領域をブラシでなぞります。
境界線調整ブラシ でおこなった変更をオーバーレイ 表示モードに反映し、修正が必要な領域を確認します。その後、白黒 表示モードで細かい部分を確認します。
選択範囲の調整の出力方法を選択する
右側のコントロール パネルの下部にある出力設定 メニューで、修正した選択範囲の出力設定を選択します。
より柔軟に編集をおこなうには、「レイヤーマスク 」または「新規レイヤー(マスクあり) 」を選択します。
「不要なカラーの除去 」オプションは、元の背景からフリンジが見える被写体に便利です。このオプションは、被写体のエッジカラーを拡大し、レイヤーマスク付きの新規レイヤーとしてのみ出力できます。