Photoshopの「ブラシツール」を使用して、写真の上に落書き風の文字を描いたり、「レイヤースタイル」機能を使ってその文字に様々な効果をつけたりして、ちょっと懐かしいプリントシールを作成してみましょう。まずは下の動画で一連の制作工程を確認してください。
準備するもの
本チュートリアル内で使⽤する主な機能
ブラシツール、レイヤースタイル
⼿順
1. ファイルを開いて新規レイヤーを追加する
2. ブラシを設定する
3. ブラシツールで文字を描く
4. レイヤースタイルを設定する
Photoshopを起動し、「ファイル」→「開く」から練習用サンプルファイル「printseal.jpg」を選択して開きます。
ファイルが開いたら、メニューの「ウィンドウ」>「レイヤー」を選んでレイヤーパネルを表示します。パネル下部の「新規レイヤーを作成」ボタンをクリックし、落書き風文字を描いていくための新規レイヤーを追加します。レイヤー名を「rakugaki」とします。
ツールパネルから「ブラシツール」を選択し、「直径:40px」、「硬さ:100%」に設定します。次にメニューの「ウィンドウ」>「ブラシ設定」を選択してウィンドウを表示し、「間隔:1%」に設定します。
ブラシの色は、黒など見やすい色にしておきます。
作成した新規レイヤーに、文字を描きます。
なめらかに書けない場合は、オプションバーの「滑らかさ」を少し上げると、ブラシの筆跡をなめらかに補正しながら線ができあがっていきます。ゆっくり描くのがコツです。
ペンタブレットを利用すると、マウスで描くよりもスムーズに描けます。
「rakugaki」レイヤーを選択し、「塗り:0%」に設定します。ブラシで描いた落書きが消え、このあと設定していくスタイルだけが表示されるようになります。
「rakugaki」レイヤーをダブルクリックして「レイヤースタイル」ウィンドウを表示します。左のメニューで「境界線」にチェックを入れ、「サイズ:8px」、「位置:中央」、「カラー:白(#ffffff)」に設定します。カラーの設定は、「カラー:」の横にあるカラーサンプルをクリックして「カラーピッカー」を表示させ、色を指定します。
次に、左のメニューで「光彩(内側)」にチェックを入れ、「不透明度:100%」、「カラー:オレンジ(#ff7e00)」、「テクニック:精細」、「サイズ:20px」に設定します。カラーピッカーでカラーを設定した際に、色コード「#ff7e00」を「Control / Command + コピー」でクリップボードにコピーしておきます。
最後に、左のメニューで「光彩(外側)」にチェックを入れ、「描画モード:通常」、「不透明度:100%」、「カラー:内側と同じオレンジ(#ff7e00)」、「テクニック:精細」、「サイズ:40px」に設定します。カラーピッカーでカラーを設定する際は、上記でコピーしておいた色コード「ff7e00」をペーストします。
平成のころに流行った懐かしいプリントシールの完成です。シール用紙に印刷して、ガラケーならず、現代のスマートフォンなどに貼ってみるのも、楽しいかもしれませんね。