Erica Larson氏は、印象的なデジタルメイクアップを作成するために、Adobe Photoshopでブラシ、マスク、曲線ペンツールを使用してカラフルなフェイスペイントをデザインしています。
Adobe Studioチームのメンバー、アソシエイトクリエイティブディレクターのErica Larsonは、アイデアが刺激されるデザイン作りに毎日取り組んでいます。そのデザインを見た人がさらに何かを作りたいと思うようなデザインを目指しています。
このサンプルファイルには、このチュートリアルの学習内容の練習に使用できるAdobe Stock画像が含まれています。このチュートリアル以外でサンプルファイルを使用する場合には、 Adobe Stock のライセンスを購入してください。このサンプルファイルの使用に適用される利用条件については、フォルダー内のReadMeファイルを参照してください。
モデルの顔のクローズアップ写真を使用します。狙いどおりの効果が得られるように、肌のみずみずしさが細部までよく表現されている画像を選びます。
フェイスペイントのアートワークをデザインするために、ブラシ(B)ツールを選択し、ソフト円ブラシに設定して不透明度を上げます。ペイントが肌になじむように、レイヤーの描画モードを「乗算」に設定します。設定が完了したら、複数の色でペイントして、モデルの顔にデザインを施します。
Larson氏は、アートワークにデザイン要素を追加するためにブラシを読み込んでいます。このコンポジションでは、散布ブラシを使用して、頬や鼻筋にグリッター効果を加えています。同じカスタムブラシを使用するには、ブラシのプロパティダイアログで歯車アイコンをクリックし、「ブラシを読み込む」を選択して、練習用ファイルに含まれているspatter_brushes.abrファイルを見つけます。読み込んだブラシは、「spatter_brushes 」というカテゴリの下に表示されます。
ペイントがモデルの顔の外にはみ出しています。これを修正するために、「Paint」レイヤーにマスクを適用し、黒いブラシでマスク上をペイントして、目、髪、指の部分のペイントを隠します。これにより、これらの部分で元の画像が見えるようになります。作業中に[ ]キーを押すとブラシのサイズを調整できます。
曲線ペンツールを選択し、モードを「パス」に、「パスの操作」を「シェイプが重なる領域を中マド」に設定して、一方の目の周りにカスタムパスを作成します。数回クリックして曲線のパスのポイントを追加し、ダブルクリックしてコーナーを作成します。元のポイントをクリックしてパスを閉じます。
パスの定義が完了したら、右クリックして「選択範囲を作成」を選択し、「ぼかしの半径」を4に設定します。「Paint」レイヤーでまだマスクのサムネールが選択されていることを確認してから、黒いブラシで選択範囲の内側をペイントします。滑らかにブレンドするために右側はソフトなままにしておきます。
まるでモデルの肌に直接ペイントされているかのようにリアルなデジタルペイントにするために、レイヤーパネルから「レイヤー効果」レイヤースタイルを追加します。
効果を微調整するために、Altキー(Windows)またはOptionキー(macOS)を押しながら「下になっているレイヤー」スライダーをクリックして左にドラッグします。
Photoshopのブラシと色を使用すると、デジタルメイクアップアーティストとしてのスキルを飛躍的に向上させて、魅力的なフェイスペイントデザインを作成できます。
注意: このチュートリアルに付属のプロジェクトファイルは練習目的でのみご利用ください。