ウィンドウ／色調補正 を選択して、色調補正パネル を開きます。色調補正パネル内の白黒 の調整アイコンをクリックします。

レイヤーパネルに新しい白黒調整レイヤーが表示され、そのレイヤーの写真が白黒になります。

白黒をさらに調整するには、レイヤーパネルで白黒調整レイヤーが選択されていることを確認し、属性パネル（ウィンドウ／属性）で「自動補正 」ボタンをクリックします。サンプル写真では、元の写真の黄色い部分が明るく、その他の部分が暗くなり、白黒でもさらに色調のコントラストが大きくなります。

オプション： 各カラースライダーをドラッグして、白黒写真に対応する各部分の明るさを調整できます。イエロー系スライダー を右にドラッグして、花と葉をさらに明るくします。

レイヤーパネルの白黒調整レイヤーに表示されている白いボックスがレイヤーマスクです。これを使って、白黒調整を適用する部分をコントロールします。

レイヤーマスクが白の部分はその調整が表示されますが、レイヤーマスクが黒の部分は調整が隠され、そこだけ元のカラーが表示されます。次の手順でレイヤーマスクに黒を加え、部分的に元のカラーを表示する方法を説明します。

写真内で、元のカラーを表示したい部分をブラシでなぞります。写真を直接ペイントしているのではなく、調整レイヤーマスクを黒でペイントしています。黒い部分は調整を隠す効果があるので、元のカラーが表示されます。

ヒント： ズームインするには、Ctrlキー（Windows）または Commandキー（macOS） を押しながらプラス（+） キーを押します。ズームアウトして元に戻すには、Ctrlキー（Windows）または Commandキー（macOS） を押しながら、マイナス（-） キーを押します。

ペイントに使用するブラシのサイズは変更できます。キーボードの[ （左角括弧）キーを押すと、ブラシの先端が小さくなります。] （右角括弧）キーを押すと、ブラシの先端が大きくなります。

カラーにしたくない部分にはみ出してしまったときは、キーボードのX キーを押してペイント色を黒から白に変更し、はみ出した部分をなぞります。レイヤーマスクの白でペイントされた部分は、白黒調整が有効になります。

カラー表示にする部分はブラシでなぞれば何カ所でも設定できます。部分的にツールオプションバーのブラシの不透明度を下げると、薄い色が付き効果的です。

完了したら、ファイル／保存 を選択して 写真を保存 します。

写真を白黒に変換し、目立たせたい部分だけをカラーに戻すことで、ドラマティックなアート作品に仕上げることができます。