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Photoshopの始め方 #2 | 画面の見方と役割を覚えよう

Photoshopの画面では、操作できるところがたくさんあるので「どこが何をできる場所なのかわからない」と思う人も多いはずです。「どこでどんなことができるのか」という基本が分かれば、Photoshopが扱いやすくなります。今回は、MappyPhotoさんと一緒に、Photoshopの画面を5つのセクションに分けて、その見方と役割を見ていきましょう。画面の見方を学んだ後は、実際に手を動かして、Photoshopの操作の仕方を見ていくので、写真をダウンロードしてぜひ一緒に試してみてください。

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画面の見方と役割

まず、Photoshopの画面(ワークスペース)は大きく分けて5つのセクションに分けられます。

  1. ドキュメントウィンドウ(キャンバス)
    →写真を置いたり、透明のキャンバスを置いて、編集したり、絵を描ける
    「紙」のようなイメージ

  2. ツールバー
    →ツールバーには、ツールと呼ばれるものが並び、キャンバスに手を加えることができる
    「筆箱の中にえんぴつや筆など紙に描くものがある」イメージ

  3. オプションバー
    →ツールバーで選んだツールの設定が細かくできる
    「筆の太さや濃さなどを変えられる」イメージ

  4. パネル
    →パネルは、キャンバスに対して何か変更を加えたり、レイヤーと呼ばれる写真や紙のようなものの重なり合いが見れる
    「色がたくさん並ぶパレットや紙を重ねて置いておける場所」のイメージ

  5. メニューバー
    →メニューバーは、キャンバスに手を加える以外のできることがまとまっている
    よく使うもので言うと、フィルターを使ってさらに彩る、作り上げたものを保存
    「絵の具ではできないキラキラ感を出せるラメなどの彩りを加えられたり、アートを飾れる額縁」のイメージ

では、Photoshopの画面の役割が分かったところで、次にそれぞれの場所でできることを実際に手を動かして見ていきます。

Photoshopに実際触れてみよう

写真をダウンロードできるので、ぜひダウンロードして一緒に手を動かしてみてください。

ドキュメントウィンドウ(キャンバス)

まず、Photoshopをまだ開いていない状態から、ダウンロードした写真をドキュメントウィンドウ(キャンバス)に入れていきます。

Photoshopを開いて「開く」から写真を追加できます。

Macの場合は、もっと簡単に、写真が入っているフォルダを開いて、写真をクリックしてドラッグしてPhotoshopのアイコンの上で離します。

そうすると、Photoshopを開いていない状態でフォルダの写真から直接Photoshopを開区ことができます。

Windowsの場合、写真をクリックして、右クリック▶プログラムから開く▶Photoshopを選びます。

※Photoshopが出てこない場合、「別のプラグラムを選択」からPhotoshopを選びます。

そうするとPhotoshopに写真が追加され、ドキュメントウィンドウ(キャンバス)に表示されます。

ツールバー

ツールバーはキャンバスに表示された写真に手を加えられるツールが並んでいるので、いくつか使いながら見ていきます。

まず文字を書きたいときは、横書き文字ツールをクリックして、キャンバス上をクリックして、タイピングしていきます。

次に、長方形が描ける長方形ツールでキャンバスの上をクリックしてドラッグすると、長方形が描けます。

絵を描くときは、ブラシツールをクリックして、ツールバーの下の左側をクリックして色を変えられます。

ですが、ブラシの大きさや濃さを変えたいときはツールバーではできないので、ブラシの細かい設定などを変えられるオプションバーで変えていきます。

オプションバー

オプションバーでは、ツールバーで選んだツールによって表示するものが変わります。

ブラシの種類を変えたいときは、左上のブラシのマークの左側にある下三角をクリックします。

そうすると、ここでブラシの種類を変えることができるので、ここで好きなブラシの種類を選びます。

また、ブラシの大きさも調節できます。

調節ができたら、あいているところをクリックして閉じます。

そしてここで、いざ描こうとしても、バツ印が出てきて描けなくなります。

そういうときは、パネルをチェックしていきます。

パネル

パネルでは、上に色が並ぶスウォッチなどがありますが、一番よく使うのが下にあるレイヤーパネルです。

レイヤーについては別の記事で詳しく見ていきますが、簡単に言うと紙の重なりを見ることができます。

ここでは、先ほどツールで描いた長方形や、文字などが並んでいます。

ブラシで描くときには、長方形や文字のレイヤー、つまり紙に描くことはできないので、新たに紙を加える必要があります。

プラスマークをクリックして新しい透明のレイヤー、つまり紙を足していきます。

※わかりやすいように「紙」と表現していますが、レイヤーは透明で表示されます

そしてこの透明の紙にはブラシで描くことができるので、ここで先ほど設定したブラシで描いていきます。

そうするとこのようにブラシで絵を描くことができます。

次にメニューバーを使って、写真に彩りを足していきたいので、写真をクリックしておきます。

メニューバー

メニューバーではできることが多いのですが、まず先ほどクリックしておいた写真に逆光の光を足して彩りを付けていきます。

では、フィルター▶描画▶逆光を選びます。

そうすると小さな画面が出てくるので、下の4つの逆光から入れたい光の種類を選びます。

そして逆光の光の場所を変えるために、写真に小さく映る十字マークをクリックして動かして、好きなところに置きます。

光の明るさも調節できるので、好きな明るさにします。

そしてOKをクリックします。

そうすると、写真に逆光という彩りを入れることができました。

完成したら、保存していきます。

ファイル▶保存をクリックします。

そしてコンピューターかクラウドどちらに保存するか決めてクリックします。

そして名前を入れて保存をクリックします。

そうすると、今まで作ったものを保存することができました。

このようにメニューバーでは、保存まですることができるので、作品を作り上げたらそこから保存してください。

まとめ

Photoshopの画面を5つのセクションに分けて見ていくと意外とシンプルで、現実世界で紙に描いていくイメージで考えるとわかりやすいと思います。

Photoshopの画面のどこがどこか覚えられないというときは、ぜひこのイメージを思い出してください。

【Mappy Photoプロフィール】

えりな(動画出演中)と、たじ(動画編集)の2人組出張撮影フォトグラファー。

Photoshopをできる限りわかりやすく・簡単に・楽しく学べるようなチュートリアル動画をYouTubeで投稿中。

ホームページ: https://mappyedit.com

YouTube: https://www.youtube.com/c/MappyPhoto

Instagram: https://www.instagram.com/mappyphoto_edit/

Twitter: https://twitter.com/mappy_photo


2022年11月28日

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