Adobe Lightroom Classicのディテールパネルを使用して、くっきり鮮やかな写真に仕上げる方法を説明します。
Lightroom Classicで「現像」モジュールをクリックします。
ウィンドウの下部に表示されるフィルムストリップの中から、編集する写真を選択します。フィルムストリップが表示されない場合は、画面の下部にある小さな三角形をクリックしてください。サンプルを使用する場合は「sharpen-blurry-photo.jpg」をダウンロードしてください。
ヒント: Lightroom Classicに写真を取り込む方法は、 こちら をご覧ください。
ワークスペースの右側にディテールパネルがあります。ディテールパネルを表示するには、「ディテール」をクリックして開きます。
このパネルの設定を使用して、写真のディテールをシャープで鮮やかに仕上げていきます。
ディテールパネルのシャープのセクションを表示します。このセクションには、画像をシャープにするためのオプションがいくつかあります。
適用量スライダーでは、写真の鮮明度を指定できます。このスライダーを調整することで、写真がくっきり鮮明になります。スライダーを動かして、シャープの度合いを変えてみてください。
サンプルの写真は、適用量が85に設定されています。
次の2つのシャープ設定は重要です。
「半径」では、写真内のどの程度の大きさのディテールに対してシャープを適用するかを指定します。半径の値を小さくすると、ディテールの細かいものが多い風景などの写真が美しく仕上がります。静物や人物など、それほどディテールの細かくない写真では、半径の値は大きい方が適しています。サンプルの写真は、半径が1.0に設定されています。
「ディテール」では、写真の中でエッジを強調する度合いを指定します。ディテールの値が高いほどテクスチャの輪郭がはっきりし、値が低いほどピンぼけがなくなります。サンプルの写真は、ディテールが25に設定されています。
シャープの設定が写真にどのように反映されたかを確認します。ワークスペースの左にあるナビゲーターパネルで「100%」 をクリックすると、写真が100%のサイズに拡大されます。
写真の下には表示オプションのバーが表示されています。下のスクリーンショットで示されているアイコンをクリックすると、適用前と適用後の写真が表示されます。クリックして写真内にドラッグすれば、元の写真とシャープを適用した写真を比較できます。
通常サイズの表示に戻るには、ナビゲーターパネルで「全体」をクリックします。さらにキーボードでDを押すと、写真1枚の表示に戻ります。
写真にシャープを適用することにより、細かいディテールをくっきりと強調したり、ピンぼけを解消したり、写真全体を鮮明にしたりすることができます。
オンラインで共有する写真の準備や制作プロジェクト、印刷して飾る場合にも、ぜひこのテクニックを活かしてください。
ヒント: Lightroom Classicから写真を書き出すには、 こちら をご覧ください。