Lightroomでは写真と⼀緒に動画を読み込んで、写真と同様の編集を⾏うことができます。このチュートリアルでは、写真に適⽤した効果を動画にも適⽤し、簡単に外観を統⼀させる⼿順を紹介します。まずは下の動画で⼀連の制作⼯程を確認しましょう。
本チュートリアル内で使⽤する主な機能
動画の読み込み、プリセットの適⽤、効果のコピー&ペースト、動画のトリミング
⼿順
1. 写真と動画を⼀度に読み込む
2. 写真にプリセットを適⽤する
3. 動画に写真と同じ効果を適⽤する
4. 動画をトリミングする
5. 複数の動画に効果を適⽤する
Lightroomを起動し、「ファイル」→「写真を追加」から練習⽤サンプルファイルの写真1点(01_photo.jpg)と動画3点(02_movie.mp4、03_movie.mp4、04_movie.mp4)をすべて選択し、「読み込む項⽬を確認」をクリックします。
次の画⾯でサムネールにチェックが⼊っているのを確認し、右上の「4件のアイテムを追加」をクリックします。読み込んだファイルが表⽰されたら、写真の「01_photo.jpg」をダブルクリックして開きます。
右側のツールバーの「編集」を選択し、パネルが開いたら「プリセット」ボタンをクリックします。プリセットパネルが開くので、「ビデオ:クリエイティブ」>「VCR08」を選択し、「適⽤量」を140に設定します。古いフィルム⾵の効果が写真に適⽤されます。
次に、メニューの「編集」>「コピー」を選択して適⽤した効果をコピーします。
左下の「写真グリッド」をクリックし、読み込んだすべてのファイルを表⽰させます。その中から動画「04_movie.mp4」をダブルクリックして開きます。
メニューの「編集」>「ペースト」を選択すると、写真に適⽤した効果が動画にも適⽤されます。
右側のツールバーの「トリミングと回転」を選択します。動画の下にトリミング⽤のバーが表⽰されます。インポイントハンドルおよびアウトポイントハンドルをドラッグして、ビデオの先頭または末尾をトリミングします。
左下の「写真グリッド」をクリックし、読み込んだすべてのファイルを表⽰させます。残りの2つの動画「02_movie.mp4」と「03_movie.mp4」をcommand(Mac)またはctrl(Windows)キーを押しながら選択し、その状態でメニューの「編集」>「ペースト」を選択します。2つの動画に同じ効果が適⽤されます。最初の動画と同様にそれぞれのファイルを開いてトリミングします。
このように写真と動画の間で編集設定をコピーして貼り付けることができるため、写真とビデオの両⽅で簡単に⼀貫した外観を得ることができます。また、Premiere Proなどの動画編集ツールを使って、編集した写真と動画をつなぎ合わせて1本の作品に仕上げることも可能です。