Adobe Fireflyの⽣成AI技術を利⽤したLightroomの⽣成AI削除を使⽤すると、写真内の不要なオブジェクトを簡単に削除できます。ブラシでオブジェクトをなぞると、⾃動的にそのオブジェクトを削除して、元画像と調和する新たな画像を⽣成します。まずは下の動画で⼀連の制作⼯程を確認してください。
準備するもの
本チュートリアル内で使⽤する主な機能
⽣成AI削除
手順
1. Lightroomを起動して写真を読み込む
2. 「⽣成AI削除」ツールにアクセスする
3. ブラシで不要物をなぞって削除する
作業に⼊る前に、サンプルファイルを ダウンロード しておきましょう。
Lightroomを起動し、「ファイル」→「写真を追加」または左パネルの「写真を追加」をクリックします。ダウンロードしたサンプルファイル「festival.jpg」を選択して「読み込む項⽬を確認」をクリックします。
選択した写真のサムネイルが表⽰されたら、画⾯右上の「1枚の写真を追加」をクリックします。
写真が開いたら、画⾯右の「削除」アイコンをクリックして「削除」パネルを開きます。
デフォルトでは「削除」が選択されています。その下にある「⽣成AIを使⽤」にチェックを⼊れます。
その下の「サイズ」で、ブラシのサイズを調整します。ここでは⽐較的⼤きな対象物を削除するので、「43」に設定しました。
写真の背景にあるビル全体をブラシで塗りつぶします。ブラシでなぞった跡は⽩く塗りつぶされ、マウスをはなすと⾚いオーバーレイが表⽰されます。
画⾯右に「微調整」パネルが開きます。選択範囲を追加したい場合は「追加」を、選択範囲を削除した場合は「削除」を選択してその部分をなぞります。
選択ができたら、「適⽤」をクリックします。
しばらくすると、新たに⽣成された画像で背景のビルが塗りつぶされ、違和感なく削除されます。
Lightroomの⽣成AI削除では、⼀度に3つのバリエーションが⽣成されます。「削除」パネルの「別の結果」で表⽰を切り替えて、気に⼊ったものを選択します。
「更新」をクリックするとさらに3つのバリエーションが⽣成されます。
※プロンプトから⽣成されるコンテンツは、サンプルと同じものが⽣成されることはなく、その都度、新しいコンテンツが⽣成されます。
従来の削除ツールではなかなか消すことが難しかった複雑な背景の写真でも、⽣成AI削除を使⽤すればすばやく簡単に消去できます。なお、⽣成AI削除は、Lightroom モバイル版でもご利⽤いただけます。ぜひ試してみてください。