写真の色を細かく調整し、特定の見た目を作り出す設定をプリセットとして保存し、別の写真に適用します。
Adobe Photoshop Lightroomでは様々な機能を使って、写真の色を微妙に調整したり、大胆に変更したりすることができます。またLightroomのプリセットを使うと、画像の見た目や色をすばやく変更できます。このプリセットは、自分で作成することもできます。
ホワイトバランスの調整
ホワイトバランス選択ツールを使用して、写真の中でニュートラルカラーとして指定する領域をクリックすると、その色調を基準にホワイトバランスが自動的に調整されます。まずはこの方法でホワイトバランスを調整してから、色温度スライダーと色かぶり補正スライダーを使ってさらに調整します。
自然な彩度/彩度スライダーで色の強さを調整
彩度または自然な彩度の値を上げると、画像の色をより際立たせることができます。彩度はすべての色に同じように影響しますが、自然な彩度は彩度の低い色のみを調整します。また自然な彩度は、肌の色の彩度を極端に上げることなく画像の彩度を上げられるため、ポートレートでの使用に適しています。逆に色あせた感じや淡い色合いにしたい場合は、彩度または自然な彩度の値を下げてみましょう。
カラーミキサーを使って個々の色を微調整
各色を個別に調整するには、色相、彩度、輝度を色ごとに変更できるカラーミキサーを使用します。青空を色あせた淡い色合いにしたいときや、赤の彩度のみを上げたいときは、このカラーミキサーで調整します。
プリセットを適用して写真の見た目を変更
Lightroomには、クリックひとつで写真に適用できる多数のプリセットが用意されています。プリセットを使うと、色の印象など、写真の見た目を簡単に変えることができます。プリセットは、特定の見た目を作り出すための設定を保存したもので、複数の画像に一定の調整を適用するのに便利です。プリセット名にカーソルを合わせると、写真に適用させる効果をプレビューできます。
カスタムプリセットの作成と購入したプリセットの読み込み
プリセットは、自分でも簡単に作成できます。思い通りの見た目になるように画像に様々な設定を適用してから、その設定を新しいプリセットとして保存します。保存したプリセットは、効果の種類やアクセス方法などを基準にグループ化して整理することができます。また、購入したプリセットをLightroomに読み込むこともできます。