Audrey Marion氏はAdobe Illustratorを使用して、重なり合う線、鮮やかな色、個性的なパターンなどの独特のスタイルを確立しています。
Audrey Marion氏はブリュッセルを拠点に活動するグラフィックデザイナー、イラストレーター兼スタイリスト。デジタルと手描きを組み合わせ、アイデアの解体とシンボルの繰り返しが特徴的な画像を作成しています。
ここではWacomタブレットを使い、鉛筆(N)ツールで顔を描画しました。練習用の描画ファイルが提供されているため、手順に沿って実際に作業を進めることができます。鉛筆ツールは描画タブレットのものでも、直接Illustratorのツールを使うこともできます。
次に、鉛筆で鼻と口を一筆描きします。鉛筆ツールを選択した後、プロパティパネル(ウィンドウ/プロパティ)の「ツールオプション」をクリックして、鉛筆の設定を調整し、「OK」をクリックします。
スウォッチパネルを開き(ウィンドウ/スウォッチ)、線のカラーをベージュに設定し、塗りのカラーをカンバスの背景と同じ黒に設定します。
鼻と口の最初のシェイプを描画した後、ダイレクト選択(A)ツールを使用して、パス上のポイントを調整します。クリック&ドラッグで位置を変え、ハンドルを使って微調整します。
鼻と口が完成した後、選択(V)ツールを使用して配置します。次に、ダイレクト選択ツールを使用してパスを微調整し、最初の顔の描画と重ねます。
ペン(P)ツールを使用して袖を描きます。線のカラーを「なし」に、塗りのカラーを黄土に設定します。ペンツールではクリックして斜線ポイントを追加し、ハンドルをドラッグして曲線を作成します。最後に描画の元のアンカーポイントをクリックしてパスを閉じます。
袖の描画が完成した後、選択ツールを使用してその袖を選択し、スウォッチパネルのパターンで塗ります。
鉛筆ツールとペンツールを使用して、残りの服と髪を描き、長方形ツール(M)を使用して髪留めを描きます。選択ツールで髪留めを配置し、コーナーハンドルのすぐ外側にマウスポインターを合わせ、ドラッグして2つの長方形を回転させます。
長方形グリッドツールを選択し、ドラッグして背景にグリッドを追加します。プロパティパネルで、塗りのカラーをなし、線のカラーをベージュ、幅を1に設定します。次に、グリッドを右クリックして、グリッドがイラストの後ろになるまで「重ね順/背面へ」を選択します。
はじめて長方形グリッドツールを使うときは、ツールバーを編集アイコン(ツールバーにある省略記号)をクリックして「すべてのツール」リストから長方形グリッドツールをメインツールバーにドラッグしましょう。長方形ツールなどの別のツールとグループ化するには、そのツールの上にドラッグしてグループに追加します。
レイヤーパネル(ウィンドウ/レイヤー)で、グリッドレイヤーの横にある目のアイコンをクリックして、グリッドを非表示にします。Shiftキーを押しながらクリックして描画のすべてのパーツを選択した後、「オブジェクト/変形/リフレクト」を選択、「垂直」と「コピー」をクリックして、描画の複製を作成します。複製した描画に、オリジナルとは異なる新しい色とパターンを適用します。編集後、グリッドをもう一度表示します。
Adobe Illustratorで描画ツール、カラーパレット、パターンを使用して、独自のファッションイラストブランドを作成しましょう。
注意: このチュートリアルに付属のプロジェクトファイルは練習目的でのみご利用ください。