チュートリアル記事

初級

5 分

マテリアルを使用してオブジェクトの外観を編集する

木、ガラス、金属、プラスチック、紙などのリアルなマテリアルを適用すれば、反射、シャドウ、その他の視覚効果が瞬時にプラスされます。

学習内容:マテリアルの管理、編集方法と3Dオブジェクトに適用する方法

マテリアルの種類

モデルにはマテリアルが付属しているものもあります。その場合、モデルを読み込むと、自動的にマテリアルも読み込まれます。一方、プラスチック、木材、ガラス、水など、単体のマテリアルもあり、任意のオブジェクトに適用できます。

マテリアルを適用する

オブジェクトの外観をすばやく変更するには、まず単体のマテリアルを使用します。Dimensionには、すぐに使用できる多数のマテリアルが付属しています。また、Adobe StockやSubstance Sourceから別のマテリアルを入手したり、Adobe Captureを使用して自分で作成することもできます。オブジェクトにマテリアルを適用するには:

  • 「スターターアセット」または「ライブラリ」パネルから、マテリアルを選択する

  • マテリアルをカンバス上にドラッグ&ドロップする

  • マテリアルは、選択済みのアイテムに適用されるか、アイテムが選択されていない場合には、カーソルをドロップしたアイテムに適用されます。

マテリアルのサンプリングと再利用

サンプラーツールを使用すれば、シーン全体でマテリアルを簡単に再利用でき、オブジェクト全体の外観をすばやく統一できます。

  • サンプラーツールを選択する(ショートカットキーはI)

  • サンプラーツールを選択して、カンバス内をクリックし、カーソルの下のマテリアルをサンプリングする

  • Alt(Macはoption)キーを押したままにして、サンプラーツールを適用モードに切り替える

  • カンバス内をクリックし、カーソルの下のオブジェクトにマテリアルを適用する

複数のマテリアルをリンクしてシーン全体で編集する

複数のオブジェクトに同時にマテリアルを適用したり、あるいはサンプラーツールを使用することで、リンクされたマテリアルが作成されます。リンクされたマテリアルを編集すると、変更がシーン全体に反映されます。マテリアルのリンクを解除するには、アクションパネルの「マテリアルへのリンクを解除」を使用します。

モデルのパーツにマテリアルを適用する

自動選択ツールを使用してモデルを選択すれば、特定の領域へのマテリアルの適用が簡単になります。

  • 自動選択ツールを選択する(ショートカットキーはW)

  • 自動選択ツールの選択範囲を小、中、または大に設定する

  • カンバスでモデルの対象部分をクリックし、選択する

  • ドラッグ&ドロップまたはサンプラーツールを使用して、新しい選択範囲にマテリアルを適用する

  • 新しい選択対象は、シーンパネルに新しいマテリアル領域として表示される

マテリアルを選択する

  • 選択ツールで目的のモデルをダブルクリックして、オブジェクトに適用されたマテリアルを選択する

  • モデルを選択した後、アクションパネルの「マテリアルを選択します」をクリックする

マテリアルを編集する

すべてのマテリアルは編集可能です。つまり、特定のプロパティを調整して、独自の外観を持つバリエーションを作成できます。マテリアルを編集するには、まずマテリアルを選択してから、プロパティパネルを使用して調整します。

マテリアルの種類

Dimensionは、機能の異なる2種類のマテリアルをサポートしています。

Adobe標準マテリアルは常に同じプロパティを持ちます。スライダーと入力値を使用したり、画像を作成することで、各プロパティを直接制御できます。例えば、カラープロパティのカラーイメージを使用すれば、表面のカラーを変更できます。メタリックプロパティの白黒のマスクを使用すれば、メタリック領域または非メタリック領域にマスクを適用できます。

Substanceマテリアルは常に異なるプロパティが設定され、テクスチャー画像が生成されます。例えば、ストライプのSubstanceマテリアルには、エンボス、ストライプ幅、個々のストライプカラーなど、ストライプ固有のプロパティがあります。木のSubstanceマテリアルには、木目、反り、厚板の数など、木材固有のプロパティがあります。