チュートリアル記事

初級

10 分

シャドーキャッチャーと高度な3Dシーンからの深度データでVFXのクオリティを上げよう

 

目次

1. After Effects を起動して素材を読み込む

2. カメラレイヤーを作成して調整をする

3. 環境ライトレイヤーを作成して調整をする

4. シャドーキャッチャーレイヤーを作成して調整をする

5. 深度マップ用にクリップをプリコンポジションする

 

❶ ⼿順1/5

After Effects を起動して素材を読み込む

After Effectsを起動し、スタート画面の「新規プロジェクト」を選択。

 

メニューバーの「ファイル」のプルダウンから「読み込み」→「ファイル」を選択。パソコン内に保存したダウンロード素材をすべて選択して「読み込み」をクリックして、素材を取り込みます。

 

プロジェクトパネル上の、すべての該当素材を選択した状態で

プロジェクトパネル上の「新規コンポジションを作成」へドラッグ。

[選択範囲から新規コンポジション]のポップアップで「静止画のデュレーション」を0:00:06:00に変更して、「OK」を選択。

 

[モデル設定:3D_Object.glb]のポップアップで「OK」を選択。

 

タイムラインパネル上の「3D_Object.glb」の左にある>マークを開き、「アニメーションオプション」の>マークを開く。プルダウンの中から「Animation」を選択。

 

タイムラインパネル上の「3D_Object.glb」を右クリックから「時間」→「タイムリマップ使用可能」を選択。

❷ ⼿順2/5

カメラレイヤーを作成して調整をする

メニューバーの「レイヤー」から「新規」→「カメラ」を選択。

カメラ設定の項目からプリセット:80mmを選んで「OK」を選択。

 

タイムラインパネル上に作成された「カメラ 1」の横にある>マークを開き、「トランスフォーム」の>マークを開く。「位置」の数値を:960.0 , 540.0 , -9200.0に設定します。

❸ ⼿順3/5

環境ライトレイヤーを作成して調整をする

メニューバーの「レイヤー」から「新規」→「ライト」を選択。

ライト設定の項目からライトの種類:環境を選んで、「シャドウを落とす」のチェックボックスにチェックを入れ「OK」を選択。

 

タイムラインパネル上に作成された「環境 ライト 1」の横にある>マークを開き、「トランスフォーム」の>マークを開く。「Y 回転」の数値を:0 × -90.0°に設定。
「ライトオプション」の「ソース」を「HDRI.exr」に変更。

❹ ⼿順4/5

シャドーキャッチャーレイヤーを作成して調整をする

メニューバーの「レイヤー」から「新規」→「平面」を選択。

平面設定の項目から各項目を以下のように変更。

 

名前:Shadow_Catcher

サイズ:幅 3840px , 高さ 2160px

カラー:FFFFFF

 

タイムラインパネル上に作成された「Shadow_Catcher」を「3D_object.glb」と「2D_Base.psd」の間へドラッグして移動。

 

タイムラインパネル上「Shadow_Catcher」の右にある「3Dレイヤー」の3Dレイヤースイッチにチェックを入れてクリップを3Dレイヤー化。

 

タイムラインパネル上「Shadow_Catcher」の左にある>マークを開きX回転の数値 0 × -90に変更。

 

続いて、コンポジションパネル上でShadow_Catcherを下画に合うように微調整。

(※今回のチュートリアルでは位置の数値が960.0 , 1249.2になるように調整)

 

タイムラインパネル上「Shadow_Catcher」の左にある>マークを開き、「マテリアルオプション」の>マークを開く。「シャドウを受ける」の横にある「オン」を「効果のみ」に変更。

 

「シャドウのカラー」をグレー(4E5E64)に変更。

❺ ⼿順5/5

深度マップ用にクリップをプリコンポジションする

深度マップ用にコンポジションするためにタイムラインパネル上の、「環境 ライト 1」「カメラ 1」「3D_object.glb」「Shadow_Catcher」をすべて選択した状態で、右クリックから「プリコンポーズ...」を選択。プリコンポーズのポップアップ内で「新規コンポジション名」を「Depth_Matte」に変更して「OK」を選択。

 

タイムラインパネル上に作成された「Depth_Matte」を選択した状態で、メニューバーの「編集」→「複製」を選択。

 

複製された「Depth_Matte」のうち、下のレイヤー(レイヤー2)にあるクリップの名称を「Camera_Blur」に変更。

 

プリコンポジションした「Depth_Matte」クリップを右クリックから「エフェクト」→「3Dチャンネル」→「3Dチャンネル抽出」を選択。

 

エフェクトコントロールパネル内の各数値を以下に変更。

ブラックポイント:17200.0

ホワイトポイント:3300.0

 

タイムラインパネル上の「Camera_Blur」を右クリックから「エフェクト」→「ブラー&シャープ」→「ブラー(カメラレンズ)」を適用。

 

エフェクトコントロールパネル内の「ブラーマップ」のレイヤーを「1. Depth_Matte」に変更。

「ソース」を「エフェクトとマスク」に変更。

 

タイムラインパネル上の「Depth_Matte」のビデオスイッチのチェックマークを外す。

 

タイムラインパネル上の「Camera_Blur」を選択した状態で、エフェクトコントロールパネル内の「ブラーマップ」内「ブラーの焦点」の数値を151に調整。


2024年10月1日

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