チュートリアル記事

初級

10 分

さらに進化したロトブラシで直感的にマスクを作成しよう

目次

1. After Effects を起動し、素材を読み込む

2. ロトブラシを使ってマスクを描く

3. マスクのエッジを調整して背景を配置

作業に入る前に、練習用サンプルファイルをダウンロードしておきましょう。

以下のURLからAdobe Stock素材をダウンロードください

https://stock.adobe.com/jp/video/full-length-rear-view-of-young-man-skateboarding-while-hanging-out-at-the-skate-park-outdoors-skater-performs-a-tail-turn-trick/472187135

以下のファイルは完成したプロジェクトファイルです。

途中で設定方法などわからなくなった場合は参考にしてください。

05_Rotobrush

❶ ⼿順1/3

After Effects を起動し、素材を読み込む

After Effectsを起動し、スタート画面の「新規プロジェクト」をクリックし編集画面を表示します。

メニューバーの「ファイル」のプルダウンから「読み込み」→「ファイル」を選択。

パソコン内に保存したダウンロード素材を選択して「開く」をクリックして、素材を取り込みます。

プロジェクトパネル内にある読み込んだ該当素材を、コンポジションパネル内の「新規コンポジション」へドラッグ&ドロップします。

タイムラインパネル上の、該当素材(Adobe_472187135.mov)を右クリックし、「開く」→「レイヤーを開く」を選択してレイヤーパネルを開きます。

❶ ⼿順2/3

ロトブラシを使ってマスクを描く

ツールバーの中から「ロトブラシ」を長押しして「ロトブラシツール」を選択します。

レイヤーパネルで映像素材の対象物の内側をなぞるようにラインを引いていきます。 

(左クリックの状態でラインを引いて、クリックを離すと自動的にマスクが描かれます)

自動的に描かれたマスクで、対象物の外側に描かれてしまた部分を調整していきます。

オプションキーを押すとカーソルの色が黄緑色から赤色に変わるので、赤色に変わったカーソルで余計な部分を消していきます。(※Windowsの場合はAltキーを押しながら作業)

プレビューパネルの再生ボタンを押して、対象物の動きにマスクが沿っているかを確認します。対象物の動きによって、マスクが綺麗に描かれている箇所と、マスクがズレてしまう箇所があるので黄緑色のカーソル(マスクを描く)と赤色のカーソル(マスクを消す)を駆使して微調整していきます。

❶ ⼿順3/3

背景素材を配置して仕上げる

コンポジションパネル上にある「コンポジション:AdobeStock_472187135.mov」のタブをクリックして表示する画面を切り替えます。

メニューバーの「レイヤー」から「新規」→「平面」を選択。

カラーの項目からお好みの配色を選んで「OK」を選択。

タイムライン上の背景(平面)素材を「AdobeStock_472187135.mov」の下にドラッグして、背景を対象物の後ろに配置します。

メニューバーから「ウィンドウ」→「エフェクトコントロールAdobeStock_472187135.mov」を選択して「エフェクトコントロールパネル」を開きます。

「エフェクトコントロールパネル」内の「ロトブラシマット」の各項目を下記に設定します。

ぼかし:12.0

コントラスト:100.0%

エッジをシフト:-15.0%

エッジのガタつき:0%

「モーションブラーを使用」のチェックボックスにチェックを入れます。

今回は単色背景を配置しましたが、様々な背景を合成したりマスク処理した素材を複製することでさらにユニークな映像を作成することが出来ます。


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